「言語道断!3度も演奏が変わるなど支離滅裂そのもの!
ここはレッスンで培った表現と技術を争う場所。
中途半端な技量で出てくるなど、コンクールへの冒涜!」
「コンクールは神聖な音楽の庭。 決して自分探しをする場所ではない」
「あーあ、はじまったよ。権威主義…。
しかし、有馬公生。
かつては ヒューマンメトロノーム、操り人形、譜面の僕などと言われていた。
デジタル時計のように正確で、余韻がないとも。今日披露した姿はそのどれにも似つかわしくない。
(正確さも、技術の高さも感じない。)だが どうだ。
我々や、聴衆は。 有馬公生の話ばかりしている」
ブログはコンクールではない。
文章力や構成力の技量を高めても、それを評価して賞をくれる審査員がいるわけではない。
大事なのは魅力とでもいうべきものなのだろう。
どれだけ自分の言葉に自分の気持ちをこめられるか。
それによって、人の心を揺さぶることができるか、だ。
読んだ人が、その内容について
「考えさせられる」「何か語らずにはおれない」と思わせるなにかだ。
そうか メチャクチャだったか。
じゃあまたブサイクな演奏しちゃったんだな
でも、手抜きなんてしてないよ
2曲ともぶっ倒れるまで練習した 精一杯やった。
それでもブサイクな演奏なんだとしたら、それは。それは、今の僕だ。
今の、ありったけの僕だ。
痛みも、苦しみも
あがいた自分さえもさらけ出して弦に乗せる
そうやって 音に自分がやどる
そうやって、私達は生きた音を奏でる
怖いよ 舞台に上がるのは
失敗するかもしれない 全否定されるかもしれない
それでも 歯を食いしばって舞台に上がる
何かに突き動かされて、私達は演奏するんだ
君は忘れられるの?
「自分の音楽」が届いたあの瞬間。
降り注ぐ拍手 高揚感
というわけで今期アニメ化される「4月は君の嘘」面白いです。
音楽という題材を抜きにして考えると
「トランスルーセント」の男女逆転バージョンかなと思ってますが
そうやって男女が逆転するあたりが時代なのかしらん。