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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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人がポジショントークをしやすい「タイミング」について

①そのポジションをとりはじめたばかり=「いわゆるアニメ第一話」状態、「いわゆるワナビ」状態

②そのポジションで負けそうになり、損切り(撤退)するか、踏ん張るかで迷って後者を選んだ時

③そのポジションで勝利している状態が安定してきて、その勝利ちょっとやそっとで揺らがなくなったと確信した時

なんかにはポジショントークをしやすくなると思う。


一応それぞれココらへんが関与してるっぽいけどどうでしょう。

①は確証バイアス、追認バイアス
②プロスペクト理論
ヒューリスティックKKK(勘・経験・根性)理論



他人がこの3つのタイミングで発言しているポジショントークは「ありきたりなポジショントークだな」と思って、どのタイミングかをしっかり判断するようにつとめれば、内容そのものは特に気にしなくても良いかもしれない。

「タイミング」が言わせているだけかもしれないと思えばいい。

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逆に、このタイミング「以外」で発言されているポジショントークに注目したい。
これらは筋金入り、つまり信念や内容の正しさに裏打ちされている可能性がある。



たとえばこんな記事がありました。

株価が上がっても庶民の財布は潤わないとか言ってるヒマがあったら若者は行動すべし
ttp://blog.engineermoney.jp/entry/2014/11/20/092950

記事に書かれている内容自体は読む価値の無いのでリンクははりませんがタイトルは興味深いです。いかにもポジショントークくさいないようのため、この人の過去記事を見てみると「株式投資を始めてみることにしました」という記事を一ヶ月前に書いています。

極めて明確な①のタイプのポジショントークであることがわかりますね。

この人が、たとえば

半年後に勝ちでも負けでもない苦しい状況が続いていても同じことを言えればたいしたものだし、株式投資で大損した後でも自己責任と受け止めて同じことをいえればたいしたものだし、勝っている途中で同じことを言えれば大したものだ(その後負けて恥をかくことを恐れなかったり、邪魔される弊害をも受け止める覚悟がある)




そんな風に「少し時系列を広く取って」その人を評価してみると面白いと思います。

他にも「猫も杓子も」状態になってから投資について語りだす人と、その前から黙々と投資に取り組んで実績を出している人ではどちらの人の意見を聞くべきか、とかね。




ちなみに、意見を変えること自体は、そこにちゃんとした理由があれば全く問題ありません。


「〜と予想していましたが現実は…でした。なので考えを変えます。」は思考が一貫している - 発声練習

一貫していることが大事ということではなく、「バイアスがかかりやすい」「ポジショントークを熱く語りやすいタイミング」が人にはあることを認識しておくのが大事だという、ただそれだけの話です。

このことを意識しつつ、「継続したい」と思うことはあえて意思表明してみて、外部的な監視を受け入れつつ自分の意見を熟成させていったりすると面白いかもしれませんね。