頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

最近のこのブログのお気に入りは「アークナイツ」です
アークナイツ
kindleセールの紹介
新NISA解説ブログ
発達障害

「イミテーションゲーム」の先行試写会に行ってきました

教えてくれ、私は何だ? 私は人間か?それともマシンか? 戦争の英雄か?それとも犯罪者か?

3月中旬からロードショウ予定のイミテーションゲームの先行試写会の招待券をもらったので見てきました。イギリスの天才数学者にして現在のコンピューターの概念のアラン・チューリングの人生をテーマにした作品です。



この人、Wikipediaを見ただけでもエピソードてんこ盛りであり、

アラン・チューリング - Wikipedia

・学校時代の恋愛
・大学教授の時代
第二次世界大戦時の暗号解読作業
チューリング・マシンを含む5大発明
ケンブリッジ大学教授時代
・当時イギリスでは違法であった同性愛が発覚し逮捕され、裁判にかけられたこと
・自殺

などなど。この豊富なエピソードの取捨選択において、何を軸に据えてアラン・チューリングという人物を描くのか。

サブタイトルを見ると、戦時中のドイツ軍の暗号解析の部分が中心になるとおもえます。もちろんそれもあるのだけれど、実際はそれだけじゃない。実際は、アラン・チューリングという天才が抱えた「秘密」と、それがもたらす「孤独」についての物語だったと思っています。その「秘密」についても多層的に描かれていて、実は…という見せ方になっているのはとても上手だと思う。

個人的にはもう好みドストライクの作品であり、最後ちょっと手前のシーンではもう涙が我慢できませんでした。主演であるベネディクト・カンバーバッチの演技も素晴らしかった。正直ところどころ脚本に強引なところがあるように感じたりもしますが、そういう所差し引いても良い作品だと思うし、早くこの作品見た人と話したいなーって思ってます。




話する時のためのメモとしてこの作品見ながら思い出したもの。歴史小説とか読んでたらもっとそれっぽい作品紹介できるんだろうけれどマンガばっかですみません…。

この作品が好きなら絶対「イミテーションゲーム」も楽しめると思うし、
逆に「イミテーションゲーム」好きな人はこの作品を絶対に読んで欲しい。


このことをよく覚えておいてくれ。
君は私のように自分や人を不幸にしてはいけない。天恵を上手に使うのだよ。
知っているというだけで時にそれは、どんなことでも誰にも言わなければ秘密と区別がつかない。
誰かと共有すると、秘密ではなくなるか価値のある秘密になるのだよ。(ランドリオール22巻)

「イミテーションゲーム」ではついに実践されなかったことだが、この言葉を強く思い起こさせるシーンが何度も有りました。