なかなかやる時間ないと思うけどいつかやります。
ちなみにAmazonではすでにプレミア価格になってますね…。
前情報として注意しておきたいのは3点。
①ろくぶんのいち
まずこれは全6巻の中の1巻。この1巻で攻略できるのは3人。
まぁパッケージ見たら対象が誰かはすぐ分かります。
SSのメンバーは14人だったので4巻までは個別ルートをこなしつつ世界の謎にあたっていくことになるのでしょう。
あるいは、巻を重ねるごとに1巻から引き継ぎで攻略対象キャラが増えていく形になるかもしれない。
②選択肢が非常に多く、その結果本編と違った分岐も多数存在する
CLANNADをアニメだけ見た人じゃなくて実際にゲームをプレイした人ならお分かりだと思いますが
アレも製作に時間がかかった原因は、本編の分量の多さも去ることながら
それ以上に分岐の多さと複雑な選択肢管理をやろうとしたからだと思います。
あれと同じことをAngelBeats!でやろうとしたらそりゃ重くなりますよ、と。
③個別ルートの解説が非常に丁寧かつプレイヤーと主人公の同期が図られる期待が大。
視聴者であるこちら側の努力によってカバーは可能とはいえ、AngelBeats!がとても好きな私から見ても
アニメ版は、アニメとして見た時にはやはり演出等いろいろと失敗作であったと認めざるを得ないと思います。
最大の問題であった「シリアスな展開であるにもかかわらずシュールな笑いを生み出してしまう構造的欠陥」についてはこちらの方が非常にわかりやすく説明してくださっています。
AB! が失敗している点があるとすれば一番はここで、視聴者は岩沢の過去とかモノローグで見れちゃってるから「納得」に至るプロセスをトレースできてしまう。しかし戦線メンバーにはこれわからないんだよね。だから抗い続ける彼らが視聴者には茶番に見えてしまう。つまり音無が記憶を取り戻す=「納得」のプロセスを経るより先に視聴者がそれを知ってしまうわけで、音無と視聴者も非同期になってしまっている。ゲームなら少なくともプレイヤーと音無の同期は図られたはずなんだよな。岩沢の過去もまさしく、「ルート」に入って初めて語られるはずだから…。キャラクターの行動に説得力を持たせられるか、というのはきわめて大事なポイントだ。作劇の基礎中の基礎でもある。Charlotteではそこが改善されているかどうか。
ノベルゲームにおいてはキャラクターの行動理念というのは「ルート」に入ってから個別に語らせればよかったんだけど、アニメでは一気に動かさなきゃいけないからその手法が通用しない。キャラクターの数を絞って個々に「語らせる」時間を与えるというのもひとつの解決策ではあるけれど、そもそも行動理念をいちいち「語らせる」ことが野暮ったい、ということもある。アニメの脚本においては「語らせずに」行動に説得力を持たせることも技術だと思うんだよな。だからある意味キャラクターの数を絞った時点で対症療法的に問題は解決しているわけだけど、その上でやっぱり「語らせる」のか、それとも「語らせずに」説得力を持たせる技術を習得しているのか。麻枝准のアニメ脚本家としての手腕が問われるんだと思う
これを逆転させた形で同じ罠にはまってしまったのが「天体のメソッド」というアニメで、アレは他の人間のシリアスと呑気な主人公の温度差の違和感を埋めきれないまま終盤になだれ込んでしまった感じだと思います。
一方アニメで非常に上手に克服していたのが「やはり俺の青春ラブコメは間違っている」や「グリザイアの楽園」です。しかこちらのアニメ作品の成功は、一連のツイートで語られているように「焦点を3人に絞る」という割り切りのもとになりたっています。
また、こちらの記事でも指摘しましたが
「やはり俺の青春ラブコメは間違っている続」10話 原作からカットされた部分補足 - この夜明けまでに
アニメにおいては「葉山」や「一色いろは」、それから「平塚先生」の見せ場はかなり省略されて明確にサブキャラにされてしまっており、よく出来た別作品、という位置づけでないといろいろと納得出来ない部分はあります。
だからこそ「原作」(作者の本当に描きたかッたものが、ベストな形として提出されること)が求められ、そして、その「原作」がこのたび提示された。ならば、アニメでもAngel Beats!が十分に好きだけれど、納得はしきれていなかった私がプレイするのはマストとだと勝手に思っています。もはやこれをプレイせずに批判をするのはなしでしょう、と。
ながなが書きましたが、ようするに言いたかったことは「Angel Beats!長く待たされましたがようやく出ました嬉しいです今から頑張ってプレイしますできるだけ続きもはよ!」
以上です。
ついでだから「ひきこもりの唄」と「HeartilySong」紹介。
ひきこもりの唄
ニコニコで観たい人はこちら。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm25760717
部屋に閉じこもって下手なギター弾いてたよ
ステージに立つ姿を思い浮かべりゃ笑ってんだ
指が震えてるのは緊張してるそのせいだろう
前に外に出たのはいつだったけか?もう忘れた
積み上げた通販の箱が雪崩を起こしていた
だけどつまみ回せば何もかもを吹き飛ばせる気がした
そん時だけは無敵で何も知らないガキで世界をあっと言わせる気がしてんだ
でも現実は過酷でできないことわかっててそれでもギターを夢中でかき鳴らした
それはとても歪んで響いて雑音と変わらないけれどちゃんと歌詞も付けてあげるよ無能な僕が最初に紡いだ
ゲームは最近してないよ攻略を見るのが面倒で
アニメは見てるだけでいいなそれだけが気に入ってるよ
夢はもう見飽きたけど終わりにしないそれだけを決めてる
どんな夢でも最低食ってけることが大事でそこにジレンマを抱えてる暮らしてんだ
でも現実は過酷で無差別に才能与え誰かがかわりに褒めちぎられてるんだ
こんな暮らしやめて結婚なんてしてみてぇ薬の量ばっか増えてく中何入ってんだろう
Oh!Yeah!
子供ん時は無敵で何も知らない笑みで誰をもあっと言わせる気がしてた
でも現実は孤独で何もできません僕で神も宗教も信じず生きてますが
最近あなたはどうで誰かと笑ったりもしてそれなりに上手くやっているでしょうか
今の僕はそれなりで生きてくことは普通で神と宗教にすがりたくなるようなリアルの中に生きているよ
それは歪みきったリアルで歪んでる音は飽和してるんで
だからこそこの音は出るんで時にはすごく美しくて瞬間だけど美しくてその一瞬を知ってほしくてどこにいたって知ってほしくて鳴らす~~~~~~♪
Heartily Song
【ユーフォニアムで】AngleBeats! OP「Heartily Song」【演奏してみた】 ‐ ニコニコ動画:GINZA
どんな夢の中にいた幸せなもんだといいんだけど少しだけ心配
まだどこかに居ないか
いつか消える日は勇気を持って踏み出すんだ
小鳥が嗚いてる朝はそんなふう
まだ眠気は残っているとっとと着替えてタイもつけなくちゃ胸を張って歩けるよう
人気のない昇降口上履きに替えるバッシュがきゅっきゅっと音を立てている放課後はそんな感じで
ずっと騒がしくとりとめもなくて慣れた毎日だったけど
吹いた風はそこにあるあなたがそこに居る今はそこに居る
このままそばに居たい
つゆの雨さえも通り抜け澄み渡る空気を一緒に吸い込んで
そうなればいいなと思っていたんだ夢のように
あなただから自分の生をあたしに繋いでくれた同じ時は生きれない
動揺できない今更できない
後悔できない今更できない
どんな夢を描いたら卒業できるかわかっている「心からありがとう」
不器用なあたしでも本当に終わる日は泣かないままでいられるかな