頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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「はねバド!」 絵の迫力がすごい。見てて気持ちいい!

なにこれメッチャクチャ面白い!! 

ジャンプで連載してた「パジャマな彼女」は読んでたから、女の子が可愛く描かれるのはわかってた。でもこの作品の見どころそこじゃない。スポーツ漫画としてものすごい!「パジャマな彼女」を知ってる人は絶対見たら驚くぞこれ!

ストーリーとしては「BAMBOO BLADE」とか「しゃにむにGO!」を思い出す

すごくめんこい女の子たちが、がむしゃらにスポーツで青春するのを大人のたちばから一歩引いて楽しめるマンガ。「BAMBOO BLADE」とか「しゃにむにGO!」を思い出す。男子高校生たちのスポーツ漫画見てる時とは何かちょっと違った感覚になる。

私、今まで監督のせいにしてきました。私がやりたいバドミントンは之じゃないって。でも、私がやりたかったバドミントンっていざやろうと思ったら、思ったより形がなくって……。この試合で、ううん。これから、見つけてきます!

大人側として、自分たちで考えて、楽しみながら全力で戦おうとする女の子たちに、どういう指導ができるか、そして試合場に送り出した女の子をどう応援するか、すべてを出しきろう、限界を越えようとする女の子たちをどこまで見守り切れるか。ドキドキハラハラしながらさせられます。


しかし、本当ーに全力出し切って戦っているのでヘタすると7巻か8巻で終わっちゃうかも…それだけが怖い。もしそこで終わらずにその先があるのであれば、これほど面白いマンガなかなか無い。そのくらい面白いです。30巻くらいまで連載してほしい!


この作品の見どころは試合中の選手の描写。すごい!見てて気持ちいい!

しかしこの作品の見どころはなんといっても絵の迫力です。描写がほんとにすごい。

1巻の立ち上がりなんかは、ただ可愛い女の子がゆるーくバドミントン楽しむのかな、なんて雰囲気だったのだけれど、途中から化ける化ける。 表情だけでなくオーラそのものが平常時と試合の時でまるで別人のように一気に切り替わる。背景の使い方もお見事。

バドミントンの試合してる時の絵とか他でなかなか見たこと無い。力込めて踏ん張ってる時の溜めも見ててわかるし、ショットのためにひねる時なんかは「液体」みたいに流れてる感じがする。いろいろとダイナミックに動きが表現されてる。

スロースターターな作品なので退屈かもしれないけれど本領発揮されるのは4巻くらいからです。ここからは文句無しに面白いと思います。この試合中の描写を見るだけでも価値が有ると思うので、ぜひぜひ手にとって読んでもらいたいです。



ここからは自分用のメモ

大人の視点と子供の視点の違いを乗り越えて指導するってほんと難しい

この作品でもいろいろ出てきますが2点ほど。

①焦りすぎない

高校生のお前らの敵ってのは、成長する自分自身かもしれないな……

見えちまうんですよ……子どもたちを見てると、どうしてもセオリーってやつが。外から見てる大人ですからね…… でも、このノートには、もっと……心について書いておくべきだった。勝ち負けにこだわり過ぎたのかな……

難しいな、人に教えるってのは

何かを教える立場になると、どうしても一歩引いた立ち位置から物事を見てしまう。で、外側から見てると、どうしても頭で考えてしまう。そうすると、せっかちになりがちなんですよね。生徒の考えとか気持より、「こうすれば結果が出る」とかそういう方を追いかけてしまいがち。 でも、それをやるのは生徒なんですよね……。その心がついてこなかったらどんなに正しいこと言っても意味が無い。 



②デキると思って丸投げしない。ちゃんと見る

健太郎くん、って自分自身の考え方は割りと努力志向なのに。他人に対しては才能志向なのね。なぎさちゃんのことはちゃーんと努力志向で見守ってあげてるのにね。迷ってるんでしょ?健太郎くん。
(中略)

ちゃんと見てあげなきゃダメよ。才能なんていい方あまり支度はないけれど、もし仮にそれがあるとして、それを生まれながらに持った子がいたとして、その子は生まれながらにその力を発揮しているの?はじめてラケットを握ったその瞬間から大人よりも上手だった?そんなワケないよね?努力と才能を線引して考えることなんて、出来無いはずよ。綾乃ちゃんは今の綾乃ちゃんになるにふさわしい努力を積み重ねて現在の実力を手に入れている。それは事実。

なぎさちゃんと変わらない。繰り返し学習して成長する。プロセスは全く同じ。指導者はそこを忘れちゃダメ。 才能があると思っていても、その子に丸投げなんかしちゃダメよ。最近はちょっとコーチらしくなったと思ってたけど、まだまだだったのねー。

あれこれ言わなくても勝手にやってくれる手のかからない子とか、さらにいうと他の子より明らかにできるので持て余すような子って、ついつい後回しにしたり、見なくなったりするんだけれど、これもダメ。

そうやって後回しにした結果、デレマス23話の島村卯月みたく調子を壊す子って結構見てきた。


他にも「いかに生徒自身に考えさせるか」とかいろんな工夫も作品中に出てきます。よく忘れそうになりますが、絶対に忘れてはいけないことがちゃんと描かれてる。この漫画、時々読み返すことになると思います。