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「善悪の屑」 実際の凶悪事件を元ネタにエンタメやるのはありなの?

この漫画スマホでWebブラウザ見てたらやたらと広告表示される時がありますよね。何回も広告に出されるとイライラするのでささっと1~4巻だけ読みました。
読んだうえで改めて思うけど、やっぱりこのマンガの広告するのやめてほしい。
ただでさえ暴力シーンをエンタメにするのは好きじゃない。クローズとかあのあたり、好きな人がいるのはわかるけど私は全然読まないです。でも好きな人がいるのはわかるし、フィクションなら全然ありだと思います。「PS羅生門」とか「低俗霊DAYDREAM」あたりは好きです。「恨みや本舗」は全然好きじゃないです。

ドラマ化までされて非常に評判もよかったのに原作がマンガであることを知らない人多いうもれた傑作。9冊セットで350円なのでぜひ読んでみてほしい!



善悪の屑は古今東西の「実際にあった凶悪犯罪」を元ネタにして再現したあと、その犯人を主人公たちが拷問して殺すというコンセプトなんですよね。

元ネタ一覧はこんな感じかな。

【閲覧注意】日本で起こった凄惨な10の凶悪事件【戦慄記録】 - NAVER まとめ


光市母子殺害事件 - Wikipedia(1巻)

大津いじめ事件(1巻)


江東区立辰巳小学校ウサギ殺害事件


池袋危険ドラッグ吸引RV暴走死亡事故(2巻)


女子高生コンクリート殺人事件(1巻)
北九州一家監禁殺人事件(2巻)

世田谷一家殺人事件(2巻)


東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件(3巻)

スーパーフリー事件(3巻)



八王子ホスト殺人事件(4巻)


名古屋アベック殺人事件(4巻)


附属池田小襲撃事件(4巻)


という感じだろうか。たぶん隠すつもりもないし、むしろそういうコンセプトなんでしょう。

私はわからないものが多かったですが、ほかの奴もたぶん元ネタがあるんでしょう。で、これどうなんでしょう。それぞれの事件に対する配慮とか、変な言い方だけど丁寧に扱ってるという感じがしない。有名な事件だからと言って、こういうのを、パロディにしていいものなんだろうか。なんかこれセカンドレ○プじゃないかなと思わなくもない。

もともとの事件がそもそも胸糞悪いのは間違いないのですが、それをどう扱うかって結構大事だと思うんです。

実際にあった事実を丁寧に拾い上げてまとめたノンフィクションもありますが、そういうのと比べると、なんかこう……こういう事件を中途半端な手つきで扱っていいのかなって思いました。後半になればなるほど、無理に実際の事件を元ネタにする必要ないんじゃないの?って思わされるんですよね。「スーパーフリー」のネタとか、もう完全にやる気なくしてるなーと感じました。
これ作者自身が自分で考えた設定でやった方が面白いんじゃないのかな?4巻の最後の話は「ヒメノアール」的な雰囲気あるし、たぶん作者の人の力量はあると思います。これに対して実際の事件を元ネタにするという縛りをもうけても意味ないような気もします。


この作品は読むの本気でつらいです。途中で吐きそうになりますので心が弱い人は読まないほうがいいと思います。