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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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「支持政党なし」という名前の政党があるんですね・・・

http://xn--68jubz91pp0oypc1c.com/

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支持政党なしの政策一切なし の理由

なんじゃこれwww

2014年頃からすでにあったらしいですがこういうだましみたいな政党名は絶対だめでしょ。バカにしすぎ。

再び政党政治が否定される時が来たのか?

これって政党政治の否定ですよね。

政治で必要な合意形成をある程度迅速に行うために政策のパッケージであるパーティを組むのだろうに、それを先送りするこのやり方は、下の下に過ぎる

ほんとこれ。何のために「政党政治」というものが必要かという話で、こんな政党に投票するくらいなら、さっさと「一般意思2.0」の議論でも始めればよろしい。私は絶対賛成しませんけどね。



いや、こういうの気持ちはわかるよ。

東京都知事選挙とか見て、だれに投票してもダメだから消去法的に選ぶしかない。「家入さん」が一時期ちょっと騒いでたけど、さすがに選べない。そして、選んだ結果はやっぱり悪くてバカにされたり「選んだ東京都民の責任は」とか言われちゃう。

そういうの、やる気なくすよね。だったら、投票したくない。あるいは本音である「どれもダメ」って言いたくなる。かといって現政権に「NO」を突きつけることを徹底しすぎると、民主党の悲劇になってしまう。

つい先日英国ではEU離脱が可決されてしまった。その選択に合理性が全くないとは言わないけれど、やはり「今の政府への不信」や「経済への不安」が高まったという事情がかなり大きいのだと思う。果たしてうまくいくかというと、一度は国家の機能不全を経験させられる可能性が高いと思う。それでも個々人の心情というのはバカにできないから、こういうものに結構な票が流れてしまうんだと思う。


限界なのは政党政治ではなく「駄目なものを排除していく」アプローチではないかなと

でもさ、これってどこまでいっても「待ち」「やらされてる」で、そして「党から選ぶ」っていう後ろ向きな思考で考えちゃうからだよね。

もともと日本の選挙って「問題を起こした奴にお仕置きする」か「やばいやつは排除する」くらいしか機能してないんじゃないかな。選挙って民意をこういう形でしか伝える方法を知らないんじゃないかと思ってしまうところがある。今のままで問題がないなら、政治なんて自分に関係ない、そんな風に感じてる人が多いんじゃないかなと。後はSEALDsみたいに、「デモをやること」そのものが目的化したデモ行動を行うくらいでしか表現する方法を知らないって人も多いと思う。

結局、マスコミを馬鹿にしながらも、マスコミが与えた情報や作法の間でしか考えたり行動を起こしたりすることができない。そういう窮屈な状況に陥っているから、こういう党に投票したり、モノシリンやはてサヨみたいにとりあえず否定否定否定、というアプローチをとってしまうんじゃないかと思う。

でも、このアプローチをとっても、次に選ぶものはないですよ?本当にそうやって行き詰まり感が出て来たらその時出てくるのは橋下徹さんやヒトラーだったりトランプだったりしますよってこともまた理解しておく必要があるのかなと。

民主党を国民が選んだとき、最初は「やらせてみる」とか「数年は育てるつもりで」とか言ってたけど無理だったでしょ。保守的な政党で有効な考え方を、革新政党でやらせたって意味がない。むしろ現政権が行っている取り組みでよい点を抽出したり、政権に求めることをこちら側でアピールしていかないといかんだろう、と。


「国民からの政府への不信」と同時に「政府から国民への不信」が深刻

「よくやったところ」を評価しないで、悪かったところばかりねちねちたたくやり方をやり続けた結果、自民党は、特に安部総理は顕著だけど、国民に正直に情報を開示したり、説明する努力を省くようになった。「由らしむべし知らしむべからず」の姿勢だ。それどこか、安部総理は積極的に国民を欺くような情報開示姿勢をとるようにまでなった。


そこまで国民はバカにされてるってことです。そんな状況で「支持政党なし」なんてところに投票するなら、ますますバカにされるでしょう。そういうことをしちゃだめなんだよ。

私は青二才とかモノシリンが政治を語ってるのが嫌いなのは、「わかりやすく叩きやすいところだけたたく方が注目度を集めやすい」っていうマスコミ的思考の奴隷だから。そうじゃなくてさー。せっかくネットやってるんだから、プラス材料持ってきたりとかさ、自分がわかるところで一つでいいから詳しく評価するとかそういう方向目指そうや。

「何かについて、両面的な評価ができずにマイナス評価しかできない人間はど素人か原理主義者」だと思ってる(プラス評価だけの人も同様)
物事のプラス面しか見えてない人の語る話ほど危険なものはない - この夜が明けるまであと百万の祈り
批判が「足りないとこや瑕疵があるところを補ってみんなで完成させていく」ものとして認識されるといいよね - この夜が明けるまであと百万の祈り

「わかりやすく」って思ってる時点でもう他人事なんだよ。文句言いたいだけ。たとえ悪くても、それを何とか改善しようって意識をもって語ってない人の話を、やはりそういう意識がない人が読んでもそこに何も生まれることはないでしょ。ほかにどういうかかわり方があるのかを考えないといけない。


シティズンシップ教育」について

前置きが無駄に長くなったのですが、書きたかったのは「シティズンシップ」について意識しようって話です。

また別の記事で紹介できたらと思います。




余談。戦前の政党政治の終焉の原因はちゃんと理解しておきたい
これは東京大学の過去問だけれどすごく良問。

戦前の政党政治はなぜ終焉したか : 塩はうまくてまずいです

政党は党利党略を優先しすぎ、財閥との癒着などで政権担当能力に疑問を持たれた。

まず 「政友会」 と 「民政党」 の抗争が激しすぎたコトが挙げられるでしょう。国内・国外で問題が山積みなのに、とにかく彼らは党利党略が優先。帝国議会はお互いのスキャンダル暴露合戦と化しており、日本にとって害を及ぼすレベルにまで来ていました。

そして 「政友会」 があまりにも親軍的な政党と化していたコトも問題でした。
それに比べて 「斉藤実」 は海軍出身ではありましたが、穏健で常識的な人。

「政党は平和で、海軍は戦争」決してそんなコトはありません。この場合は鈴木よりも斉藤を首相にした方が平和を望めたのでした。