おとといに話題になってた水谷さるころさんの結婚エッセイ漫画、すごい叩かれてたので逆に興味持ってしまった。 こういうきっかけで読むわたしのような人間がいるからいつまでたっても炎上商法は無くならない。炎上が絶えないのは炎上するようなことを書く奴も悪いけど、そういう人の本に金を払うわたしのようなバカがいけないのだ。。。安心してください?恋愛工学とかは読んでませんよ。(死語)
まあネットで話題になったというのもあるけど、わたしは数年前彼女が書いていたいくつかのブログ記事がとても好きだったのですよね。マンガはブログとはちょっと違ったノリでしたが、この違和感についても全部読めば落とし所つくかなーという気持ちもあり、一応全部読んでから感想書こうかと思って紀伊国屋書店行きました。
そんなわけで本屋にやってきたのだが、わたしはブログ読んでるせいか、あんまり金出してこういうエッセイを読もうというつもりになったことがありませんでした。全く読んだことがないわけじゃなくて、百姓貴族や山賊ダイアリーなんかど好き作品もあります。しかしこれらは漫画として話題になったから自分のアンテナに引っかかったものであり、コミックエッセイというジャンルが存在することもあんまり把握してませんでした。
そんな状態で、この本の場所を検索して該当のコーナーに行って見たら、、、
まあ本当にえらいたくさんあるんですね。コミックエッセイって!わたし全然知らませんでした!(コミックエッセイのテンプレをイメージして真似してみる)
で、このコーナーの場所なんですがもう明らかに女性が読む場所だといちづけられてる。隣には女性が女性のために書いたと思しきエッセイがならび、帯にはネットで大人気!何百万人のネットの●●な女性が泣いた!みたいなのがデカデカと書いてあります。
もう本当にこれっぽっちも興味がないのとか、うわあ、、、って思うものが並んでて、一方でむちゃくちゃ自分にささる奴もありました。DMM以外にもこんな面白い世界が展開されてたのか!とちょっとした感動を覚えました。女の人ってこういうのが好きなんですね!
、、、コミックエッセイの作法に従って無邪気にカルチャーショックを演出してみたけど自分で書いててムカつくなこれ。
http://anond.hatelabo.jp/20170302071057
>エッセイ漫画は8割がカルチャーショック漫画であり、「フツーに常識人なワタシが非常識な蛮族と出会ってビックリする」ものが多い。まあ多分大方の人は何も考えずにそういうテンプレに則ってるんだろうけど、そのせいで「いやいや、おまえが他人を非常識人/悪人あつかいしてるけど、おまえのが全然やん」というケースが多発している。
ともかく、本当にアホみたいにたくさんのコミックエッセイがありました。そしてあると言われてた場所にさるころさんの本はありませんでした。あったかもしれないけどたくさんの自己主張激しいコミックエッセイ群の中に埋もれていて見つからなかったのです。残念。
それにしても、隣にある、PVの実績をゴリゴリに押し出したエッセイとの対比がすごかった。こっちは、実際に本を開けてみたらもう自己主張の塊なんだけど、どれも十把一絡げに扱われており、ただただ自分とシンクロする人が現れるのを待ってる感じ。大人しそうに見えるけどお願い読んでみて、読んでくれたら良さがわかるからって祈ってるような感じ。となりはもう明らかに金持ちぽい人が札束で頬をひっぱたたいて来る乱暴な感じ。こういうのすごく面白い。
目的のさるころさんの本は手に入りませんでしたが、二、三冊適当に買ってみたのでまた感想書くかもしれません。