頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

最近のこのブログのお気に入りは「アークナイツ」です
アークナイツ
kindleセールの紹介
新NISA解説ブログ
発達障害

「星野、目をつぶって」5巻

<評価 主観では★5、客観的にも★4つけたい。オススメ!>

「星野、目をつぶって」面白かったので5巻まで読みました。

 

加納ってキャラの扱いどうするつもりやんやろ、、、ポジション的にはここが主人公の根源、fateにおけるセイバーみたいなポジなので、それを遠坂凛的なポジにある星野が覆せるかはとても興味深い。間桐桜ポジは、、、あっ(察し

 

さてそんなどうでもいいことは置いといて、こはるんの話。

 

彼女が「この世界の特別になりたいなんて言っておきながら、友達が欲しい、特別扱いされたくないだなんてワガママ言ってたツケが回ってきたんスよ。どっちが本当のわたしだったんですかね、、、わたしはどっちになりたかったんスかねえ、、、」って呟くシーン、すごいベタだけどすごく好き。

 

この言葉を発しているこはるんというのは、努力してアイドルになったけれど、その結果周りから心の底から友達と言える存在がいなくなってしまった人。

 

特別になるために努力してきて、それなりに特別な存在になったからこそ言えるセリフであるけれど、実際はどちらも手に入れられずに、同じことを考えながらもがいてる人が多いと思う。

 

以前こういう記事を書いたけれど、こはるんの悩みって、極めて健全な中二病だと思う。

 

http://tyoshiki.hatenadiary.com/entry/2015/05/02/013934

 

こういうことで悩むというのは、まだ自分というものを手に入れていない、自分で選ばなければいけない、という苦しみではあると思うんだけど、逆に言えばこれから自分次第で選べるという希望に満ちているよね。

 

この作品ではきっちり「やっぱり今は、どっちの自分も選べないんですけど、とりあえず理解してくれる先輩たちはいるんで、、、来年また頑張ります。」というオチがついてて、こういうのも若いっていいなあああ!って思っちゃう。

 

この作品やっぱりラノベじゃなくてマンガだから、結構勢いで物事を解決していく感じはあるけど、かと言ってどの問題も決して軽く扱ってないのがいいよね。