FGOの新章をプレイ中ですが、面白い会話があったので引用。
まだ途中なので、この話が本筋に絡むのかとかわからないので、とりあえずメモ。
「(ヘタに自分に)自信があるから勝ち目のない戦いにも突っ込んでいっちまう。
そんで死んじまう。そんなのは無駄すぎる。
いくらここで練習しても、俺がほめても、
勝ち目がねえってときはある。そんときは逃げるんだ。迷わずな」
「にげて、いいんですか……?」
「もちろんだ。なんでそうなっているのかは知らねえが
俺が覚えている戦いの極意はな。 諦めねぇで戦い続けることだ。」
「まずはそこにいる相手を見ろ。
ガタイはおまえよりもデカく、お前より技術もあって、傷もなく、疲れてもいねぇ。
勝てるとおもうか?」
「……」
「あのな、勝てねぇ相手に突っかかっていったらそこで終わりだろうが。
それははただ諦めてねぇだけだ。
絶対に負ける相手に"諦めるものか"って言うのはただのバカでしかねえぞ。
言い換えるなら、現実的な勝利を、生きようとすることを諦めてるだけだな。
微妙なニュアンスの違いだがよ。いいか--どんな状況でも、だ。諦めずに、勝てる方法を考え続けて行動しろ。
逃げは負けじゃねぇ。停滞も負けじゃねえ。負けすら負けじゃねぇ。
ゴールを諦めてない限り、それはすべて前に進み続けてるってことに成る。こいつだけは真実だ。金が必要なら貯まるまで待てばいい。人が必要なら人が集まるまで待てばいい。
大事なのは、負けそうな時に負けねぇこと。 勝てるときに勝つことだ。
じゃあ、お前が今、あの練習相手に言うべき台詞は何だと思う、小僧?」
「諦めず、頭を使って、死なないように勝つ」
ちなみに、別に私はこの話が正しいという話はしてません。
インターネットでの反応ってなんか一つの考え方が「いかなる時でも」
正しいとか間違っているって考える人がいますよね。
で、その根拠はなにかというと「自分にとってしっくり来るから」だったりします。
「自分にしっくりくる」と「正しい」は違うからね。
こういう心持ちのあり方や戦略論は、絶対に唯一無二の正解はないので、
「この話は、誰から誰に向けて語られているのか」とか
「自分に当てはまるかどうか」という視点で考えないと無駄やで。
「事実」の確認は大して興味ないくせに
こういう考え方が正しいのか正しくないのか、に無駄にこだわる人いるけど、逆やで。
この作品でも、上の話をプレイヤーがうのみにしないように、
ちゃんと他のキャラにそのあたりを指摘させて相対化している。
「あれは戦士としてではなく兵士を育成する考え方ですね」
「ちょっと汗臭いから僕には似合わない信念だけど、こういう場所ではあっちが正解なのかなー」
「とにかく自由な君と、与えられた境遇の中で自由を求める彼らの差だな」
このあたりのバランス感覚はすきですね。