一撃必殺!急にマンガ家だの声優だの絵師だのになりたいと言い出した子どもや大人を止める、オススメの方法 - Togetterまとめ
えーとですね。
こういう質の悪い話についてなんの警戒心も持たないどころかありがたがってそうだそうだと言ってしまう人は、相当にリテラシー(死語)が低いというか、情報フィルターの精度が低いと思ったほうが良いです。下手すると被害者どころかデマに騙されて加害者になる危険があるのでかなり気をつけたほうが良い。
別に、言ってる人の経歴がどうこうという問題じゃないです。「そもそも話が怪しい」と思って調べたらやっぱりそういう人だったという話であって、この人がたとえ何の前科もないサラリーマンであったとしても、とりあえずは「このバーバラという人の話は胡散臭い」と思うべきだし、そう思えないようでは、かなり危険。真偽入り混じった情報が大量に流通しているネットを利用する際にその話に信頼性があるかどうかとうフィルタを持っていないのは致命傷になりかねません。
自分の感覚とは切り離した部分で、あからさまに怪しい情報くらいは検出できるフィルタは持っておくべきです。それがないと、自分が共感できるか、自分が理解できるか、自分にとって気持ち良いか、とかそういう基準でしか物事を見れない。そういう人はちょっとネットから距離取ってもうちょっと現実でいろいろ経験積んだほうが良いと思いますよ。そうしないと、多分イ○ハヤやらヤ○ログ、オモ○クやらポジ○の記事をありがたがって読んでしまうことでしょう。本当に気をつけたほうがいいよ。
バーバラさんの話は、なぜ胡散臭いと判断すべきなのか
①話が単純すぎる、雑すぎる
②明確な根拠がなく思いつきにすぎない話をしているのに
③これは自分の考えにすぎないという注意書きをするどころか他人に勧めている
こういうのは「これアカンやつかもしれない」とすぐに判断できないとだめです。
なぜ胡散臭いと思うべきか。まずはじめに「雑」だからです。もうちょっと詳しく言うと話の信頼性を担保するものがないからです。
これは、経験も十分な知識もその下調べもする能力もない人間が、頭のなかで妄想しただけの「一見正論に見えるが根本的なところが間違ってる話」です。何が間違っているのかというと「それを実際に試したことがない」「思いつきで語っているだけで、細かいところまでシミュレーションされていない」ことです。
話としては雑でも、実際に試したことがある、経験があるなら良いでしょう。それは話がヘタなだけであって、実際にはいろんなことを乗り越えているからだ頼りになります。
でも「試したことがない」からこそ正しいと思っている意見は基本的に信じてはいけません。まして「自分で試したことがない、経験がないもの」を他人に勧めている人の意見は基本的に絶対に信じてはいけません。そういう話を広めようとする人は無責任だからです。
何か批判されている意見に対して「ただしいことも言ってるじゃないか」って擁護する人いますけれど、それは「完全に間違っている」よりも悪い最悪だという話は何回かしてきましたが、今回のもそれです。
基本的に「実践経験もないのに断言口調の人間」は絶対に信じてはいけない
ブログやtwitterは、匿名掲示板とちがって、その人の個性が見えるからなんとなく安全に見えているかもしれませんが、実際よほど親しくならない限り、ただIDがついてる人なんて匿名と同じです。発言なんて無責任なものばかりです。
だから、たとえ、そういう能力も知識も経験もない人でも、もっともらしいことは言えるのです。むしろ、無知なくせいに根拠のない自信だけある馬鹿のほうが一見もっともらしいことを言えるのです。だって、現実の苦労とか知らないから、本当にそれができると信じてるし、自分の発言の責任とかは全く考えてないからです。*1
で、そういう時に何のフィルタも持たず、感情で考えると「この人は本気で言っている」みたいな判断基準でそれを信じてしまうことになりますよ。
ネットの出来事は「こいつは嘘を言っているか本当のことを言ってるか」だけで判断したらダメですよ。間違ったことを本気で真実だと思ってる狂信者や馬鹿は山ほど居ます。間違ったことを言おうと思って無くても間違ったことを言っちゃうのです。私だってしょっちゅう間違えます。
しかも、リアルの友達と違って、間違ったことを言っててそれであなたが信じて被害を被っても責任なんて取ってくれません。間違ったことを信じたらそれは信じたやつが間抜けで馬鹿という事になってしまうのです。
判断軸が「こいつはマジで言っている」とか「自分のことを尊重してくれる(ように感じる)」というだけでそっちの意見を選んでたら、普通に誰かのエサになりますよ。
プロの意見は、わかりにくしそんな簡単に実践できないけど具体的なものだと思うよ。
「一撃必殺!」とか「シンプルでわかりやすい!」って感想を抱いてしまった時点で、とりあえず疑問を感じないとダメですよ。 そんなはずないよね、と。 基本的にはそういう感想を持ってしまったときは、その人は、素人だからこそ問題をよく分かってないか、詐欺師だから物事を単純化してるかどっちかだよ。
ちなみに、現実において子供が声優になりたいといい出した親がとった行動はこちら
上の記事が実際には何の役にも立たないことがわかると思う。
上の方法で反対して、それでもめげなかった時にどうするかは考えてない。
机上の空論なんですよ結局。
実際は、反対の姿勢を崩さずそれでもある程度付き合っていかなければならないものであって
「一撃必殺!」みたいなのはただの妄想です。
「自分で思考するのが面倒くさい状況」に抗えないなら、そういう状況ではてなブックマークやtwitterでコメントするのやめたほうがいいと思うよん。
私は完全に間違った意見には興味がない。そういう馬鹿でも間違いだとわかる意見は放っておいても害はない。ただ、こういう風に「一見正しく見えるが半分しか正しくない意見」が一番有害だと思うのだ。
かつての青二才や、今で言うオモロクの人などは、そういう意見を「極論だからただしいのに反対される」と勘違いしているが、そうじゃなくて、そういう意見が一番周りに迷惑をかける。
こういう意見が、その場の空気でなんとなく支持されてしまうと、思考力がない人はそれを支持してしまいやすいからです。
①自分に関係ない、自分が興味のない話をされた時に
②「なんとなくそれっぽい話」に抵抗すること
はかなり難しい。
ぶっちゃけ、殆どの人は「ホッテントリやRTで話題になってる話だから、自分は興味のない話題だけれどコメントしておく」という時に、全く思考が働いてません。
それは面倒くさいからです。自分の興味のない話題なら、わざわざ周りに逆らって自分の意見をいうほどの労力を誰が払いたがるでしょうか。周りに合わせるほうが楽なのです。トップブコメにはてブスターをつけて、これが正しい意見なんだなーって思う人も多いでしょう。
こういういい話風の話が出た時に、何を考えるべきか。
①その話は実体験に基づいているか
経験がなければダメとはいいませんが、思いつきの机上の空論でないか、いろんな可能性や条件をよく考えてなされた考えか
②その話はどういう「前提条件」が含まれているか
この場合「急に言われた=子供もいきなり思いつきで考えた」が正しいかということです。
③自分が同じ立場に立った時に本当にその人の言ってることを実践したいと思うか
周りが褒め称えてるからなんとなくいい話なのかなと思い込んでないか?自分に興味が無いからとりあえず周りの意見に合わせておくかという態度を取ってないか
あたりですね。