頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

最近のこのブログのお気に入りは「アークナイツ」です
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「ぼくらのトランキライザー」  生きるのがしんどすぎるけど死にたくないという袋小路からどうやって抜け出せばいいのか

個人的評価★4です。

類似テーマの作品は

★★★★★スキエンティア
★★★★★papa told me
★★★★★チキタ★GUGU
★★★★ 満月を探して
★★★★ ib-インスタントバレット
★★★★ じゅういちぶんのいち
★★★  うつくしい子ども
★★★  さびしすぎてレズ風○に行ってきたレポ

です。

発達障害者の「自分のつらさをほかの人にわかってもらえないつらさ」について - この夜が明けるまであと百万の祈り
「満月をさがして」 一度失った自分が生きる意味を探す物語 - この夜が明けるまであと百万の祈り
チキタ★GUGU8巻 - この夜が明けるまであと百万の祈り
久々に強くお勧めしたいマンガ「ib インスタントバレット」 - この夜が明けるまであと百万の祈り
「俺のつらさは体験した人でないとわからない」への処方箋 「スキエンティア」 - この夜が明けるまであと百万の祈り
「うつくしい子ども」 残酷な神が支配するのグレッグを思い出してつらい - この夜が明けるまであと百万の祈り

この作品で語られていることに私がなにか論評をするつもりはないので、この作品に関して言うと不登校とか自殺とかについて考えたことある人は何かのヒントになるかもしれないからぜひ読んでみて欲しい、それで読んだ見た人に何か得るものがあったなら、自分が作品作ったわけでもなけど嬉しい。


私はこういう作品によって少なからず救われてきたし、影響を強く受けてると思うので。

ぼくらのトランキライザー[Kindle版]

ゆきのぶ 一迅社 2017-04-27
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死んでもな。死んでも、殺しても。なーんも伝わんねー。
なーんも、だ。何一つ伝わんねーんだよ。

生きて、生きて生きて生きて。「死にたくない」って叫び続けろ。
誰に?今まで自分を殺そうとしてきた自分自身にだ。何よりも自分自身に素直に本心をぶつけるんだ
オメーは本心で俺に「死にたくない」って伝えたことできっと何か感じてるはずだ。
そーやって、どんどん誰かに伝えていくことで自ずと答えが見えてくる。

ブログって本来こういう叫びを抱えてる人のためにあるものだと思ってる。私は。
ポジティブなことばっかりつぶやいていいねが欲しいならtwitterかFacebookでやってろって考えは今でも変わらないですよ。

違う、違う!それじゃない。
あたし「死にたい」って思いたくない。その方法、まだわかんないの。
「あたしがどうしたいか」をどうやったら知れるの?

怒られるのが怖くて、でも言うとおりに生きてたら苦しくて
だったらもうあたし死んじゃえばいいのに。
だけど本当は死にたくないの。今はそれしか答えが出ないの。

お願い、何か言って。あたし、どう思われてるの?

怒らないで、私をダメだって言わないで。私を、許して。

理想の両親じゃなくて
理解のある先生じゃなくて
そんな世界を呪って憎んで恨み続けていたけれど

理想の世界を作ろうと現実を否定してたから苦しんでたんだ。
自分だけでも誰かの理想で有り続けようとして
そういう自分の理想にくるしめられてたんだ。

これが、あたしの歪みの答えなの?

理想とは程遠いんだと認めれば、あんがいうまく付き合っていけるのかもしれない。
そして、あたし自身も

(中略)

理想の自分なんてものは存在しないまませめぎ合う心。
本当のあたしはこのどちらかじゃなくて
このどちらも「あたし」
そう認めた時に、自分の中に許しと決意が生まれた気がする。

あたし、これでいいよね……

これでいいの?じゃなくてこれでいいんだ
そう決意を持って生きる道を私は選んだ。

これは私だけの答えであって誰かのものではない。

だけど、私がレオから受け取ったモノ、それを
誰かに伝えられるとしたなら
その人らしい答えが見つかることを心から願います。


親に期待しすぎせず自分で調整できるようになる - この夜が明けるまであと百万の祈り

「あのさ、それはちょっと親に期待しすぎ。お母さんとあなたってお母さんと子どもとしては同じ長さのキャリアしか持ってないんだからさ。そんなに都合よく完璧に愛情調整できるわけ無いじゃん。あなただって出来ないでしょ。同じことだよ。」
「!?」
「お母さんはちょうどいいと思って注いでたお水が実は豪雨だったりするわけ。でもそんなときもこっちがしっかり固めとけば土砂崩れにはならないでしょ。そのくらいのことは考えてなくちゃ。セルフプロデュースっていうか……先に客観的になれたほうが、主導権を持ってグチャグチャどろどろを回避しなくちゃ。」
(中略)
「本当は仲良くしたいんでしょ。キライじゃないんでしょ」
「……キライ」
「え?」
「なのは、本当にキライなのは、お母さんにため息つかせたり泣かせたりする私なの」
「じゃそれをお母さんに伝えなきゃ!ちゃんと伝えると共通の認識ができるからそこから固めて作っていけばいいの。自分の立っている場所を。ちゃんと口に出して言わなきゃダメだよ。言わなくてもわかってくれるなんてほど親ってカン鋭くないから。