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VALU騒動でヒカルを擁護している人の論理「ヒカルは既存概念の外側を生きている」

※先に断っておきますが、このブログはコメント承認制です。ヒカル擁護の人のコメントがいくら投稿されても一切承認しません。


先に結論から書きます。

ヒカルのファンの言い分は「ヒカルが人を騙すような人間であることは承知の上で応援している。騙されるやつがバカ」ということのようです。どこかでみたことあるなと思ったら、「虚構新聞を応援してる俺達はリテラシーが高い」と思ってる人たちですね

自分以外の人が騙されるのを見たり、テキ屋のようなネットDE真実を喜ぶような情報強者気取りがヒカルのファンということのようです。なので、VALUの被害者をみても「プギャーm9」としか思っておらず、被害者が声を上げれば上げるほど喜ぶという構図なのではないでしょうか。


一方、一般人は与沢翼一味であるヒカルを応援しているYOUTUBERは、自分がカモにされてることも気づかないのか、さすが底辺層だなwww」という感じでしょうか。


お互いにお互いを見下し合っており、まさに地獄がそこに展開されています。


今回の件に限って言えば、VALUはヒカルに巻き込まれたわけですが、こういう人間が好き勝手できてしまうシステムだったことが露呈してしまったのでさっさとなんとかした方がいいと思います。

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ヒカルの行為を擁護している人の論理をもう少し詳しく見ていきましょう

さて、この期に及んでヒカルの行為を擁護している人がたくさんいますね。そういう人たちがどういう思考回路でヒカルを擁護しているのか、は興味深いところですが、その思考が凝縮されているコメントがあったので紹介します。



すべて同一人物の発言です。

のコメント欄ですね。


多分一つ目の発言はコピペだと思いますが、やはりコピペが圧倒的に秀逸で、2つ目以降のコメントの陳腐さが際立ちますね。


ヒカル擁護の論理1:ヒカルは既存概念の外側の存在。既存概念で裁くのはそもそも間違い
②ヒカル擁護の論理2:ヒカルがルールブック。すべてはネタだったので大丈夫だ、問題ない。
③ヒカル擁護の論理3:ヒカルの行為は正義。騙したのは金の亡者ばかりだから被害者なんていない。
④ヒカル擁護の論理4:ヒカルはファンを裏切っていない。よってヒカル大勝利

ツイートを見ていると、なんだか残念な人が多いですね。ヒカル氏は最初から「買い戻すこと」までを動画のネタとして、この騒動を起こしたということに気が付いてる人は居ないのでしょうか?ヒカル氏は、流行のユーチューバーに乗っかって金儲けをしようとした人をからかっただけですよ?信用をお金に換えた?いえいえ、ヒカル氏は「ホルダー=金の亡者」としか思っていません。つまり、自分のファンは、ホルダーには一切いないと思っています。

数千万円のお金を儲けた?いえいえ、ヒカル氏他数名は数千万円のお金など屁とも思ってません。(彼の動画を見ればわかります)

ヒカル氏は、既存概念の外側を生きているんです。本件で損した人は、これらを受け入れることが出来なければ、きっと、また騙されますよ。

①が秀逸ですね、既存概念の外側ってなんだよ、まどか☆マギカかw

③もなかなか。たとえば幽☆遊☆白書で、浦飯幽助たち一行が「垂金権造」を殺したとしても罪に問われない、みたいな論理でしょうか。
まぁ、被害者が、名乗り出ることもできない闇の世界の住人ならそういう理論も成り立ちますが、普通に消費者センターマターになってますね。







⑤ヒカル擁護の論理5:ヒカルは無敵。裁判で有罪判決を受けても動画のネタにするだけだから問題ない。

もう少し言い足します。ヒカル氏が「情報商材や本件で金儲けした=悪人」だという構図も、ファンからすれば「金の亡者から、金を巻き上げた」としかならないのです。彼は、文句を言って来るのは「金の亡者」だけだと思っています。

あと、裁判で損害賠償とか、そんなものは払っておしまいです。後は動画のネタにするだけです。(謝罪風のツイートをするなど、多少の体裁は整えると思いますが)

この5では「たとえ裁判に負けても」とまるで裁判にまける可能性があることを認めているのですが、
6以降では裁判で負ける可能性など無い、と一転強気の姿勢になっており、ラインを上げてきています。

ちなみに、裁判で負けた後でもファンが支持するかどうかはよくわかりませんね。まぁそういう人もいるかもしれません。




⑥ヒカル擁護の論理6:ヒカルの罪を決めるのは私。 ヒカルの罪が何か自分にはわからないからヒカルに罪はない。

具体的にどの行為がどのような罪状で、刑務所入りするのでしょうか?
そのような判例が御座いましたら、お手数ですがご教示いただけないでしょうか?

「自分には何が問題なのかわからない(から問題ない)」と主張する人、はてブでも時々見かけますが、恥ずかしいのでやめましょうね。



⑦ヒカル擁護の論理7:ヒカルの罪を決めるのは俺。 俺のログには何もないな

「『優待を出します!!楽しみにしててくれよな!』的にツイッターで発表」
上記のような事実は一切ありませんし、もちろん削除されたわけでもありません。もしそのようのな証拠があるのならば、ブログに掲載すればいいと思います。
結局のところ、誰かがミスリードにより発信した情報を鵜呑みにして一部の人間が損をしただけでしょう。インサイダーではないのはもちろん、詐欺として立件することも難しいでしょう。あと「ホルダー=ヒカルファン」と言っている人を見かけますが、ヒカルさんは「ホルダー=金の亡者」と思っています。ですので、金の亡者から金を吸い上げただけで、ヒカルさんが信用(ファン)をお金に換えたという構図は当てはまらないです。

いや、それについてはたくさん証拠があるのだけれど、という指摘に対しては

そうですね、「VALUの準備期間中」に誰かが、「優待情報を追加した」という事実は間違いなくあります。(優待情報が設定されていたのは、VALUの取引開始日の08/10より前の、07/20から08/08です)あなたはこの事実に対して、「詐欺行為を行う準備であった」という論理が裁判において成立するということでしょうか?

ここには論理的な議論が出来る方が居ないようで残念です。

ヒカル氏「明日動く」 → 優待発表だー(誤認)
イッタラー「優待発表だー」 → ストップ高だけど買えー(確認不足)

まさに金に目がくらんだということです。

えーと。まず普通にログがない、といった後指摘されたら開き直るとう最悪のやり取りになっています


しかも、開き直りについても微妙。結果として普通に詐欺の構成要件は全て満たされているように思いますね。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A9%90%E6%AC%BA%E7%BD%AA

①一般社会通念上、相手方を錯誤に陥らせて財物ないし財産上の利益の処分させるような行為をすること(欺罔行為又は詐欺行為)
②相手方が錯誤に陥ること(錯誤)
③錯誤に陥った相手方が、その意思に基づいて財物ないし財産上の利益の処分をすること(処分行為)
④財物の占有又は財産上の利益が行為者ないし第三者に移転すること(占有移転、利益の移転)

上記1〜4の間に因果関係が認められ、また、行為者に行為時においてその故意及び不法領得の意思があったと認められること

欺罔行為の手段に制限はないため、言語による場合に限らず動作・態度による場合も含み、また作為・不作為も問わない。

ヒカルがどういうつもりで行為を行ったかは罪の重さに関わる話であって、そもそも罪がないということにはなりませんね。



⑧ヒカル擁護の論理8:ここには論理的な議論ができる方(私の意見を理解できる人)がいないので私が正しい

ここには論理的な議論が出来る方が居ないようで残念です。

勝利宣言という名の議論放棄入りましたー。




⑨ヒカル擁護の論理9:弁護士を呼んでください!

具体的に、何れかの行為が法を犯していると主張している弁護士資格をお持ちの方がいるということでしょうか?
もしそうであれば、その方のお名前を教えていただけませんか?

もう言うことがなくなったのか、後は同じことの繰り返しですね。

信頼を一気に失った?

いえいえ、ヒカル氏は「ホルダー=金の亡者」としか思っていません。金の亡者をからかっただけで、ヒカル氏が信頼(ファン)をお金に換えたという構図は当てはまらないのです。「買い戻し」は信頼回復のために行ったわけではなく、あくまでも体裁として行っただけです。つまり今後の活動には、なにも影響はありません。

世間の信用を金に換えた?残念ながらヒカル氏は、もともと世論に信用されるとされないとか、そんなことを気にするような動画を出してないです。
「体裁」も含めて「動画のネタ」ということです。脚本の起承転結の結として、綺麗に収まったのではないでしょうか。


多分まだ続きが出てくると思うので、期待して待っておきましょう。





ヒカル本人を好きかどうかは誰にも否定されませんが、ヒカルのことが好きだからと言って、今回のヒカル行為を擁護するのは無理があるのではないでしょうか

「自分が被害を受けたわけでもないし、愉快なコンテンツを見せてくれてありがとう、ヒカル大好き、今後も応援するよ」では済まされません。

誤解のないように言っておくと、今回の事件を見てもヒカルを応援するよ、という人は全然問題ありません。

それは好き嫌いの問題だからです。

倫理や社会常識なんかどうでもいいという価値観の表明をすることは憲法で保証されている信条の自由です。好きにすればいいです。

しかし、今回の行為が問題なかった、とか自社株買いしてるんだから問題ない、と「今回の行為そのものを擁護している人」、これはだめです。

応援したいなら「今回の行為はさすがにやばいけど、次から気をつけて、私は応援するよ」といえば良いと思います。

この違いがわからないと、こんな感じの記事を書いてしまいます。

自由が自由を規制する〜塩と胡椒DVD問題1.21〜 - かくいう私も青二才でね

こういう記事のように論破にすら至っていない「局所的反論」を反論と思っている間は駄目です。

議論能力および発表能力の発達段階 with 反論ヒエラルキー - 発声練習

DH0. 罵倒(Name-calling): 発言者に対する罵倒。
DH1. 人格・属性批判(Ad Hominem): 誰が言っているか(Who to say)に対する文句。
DH2. 言い方批判(Responding to Tone): 言い方(How to say)に対する文句。
DH3. 論拠なき反論(Contradiction): 言っていること(What to say)根拠や理屈を述べず否定する。
DH4. 局所的反論(Counterargument): 根拠、理屈+否定。ただし、議論の主題とつながっているかどうか、反論が成り立っているかどうかは考慮外。
DH5. 局所的論破(Refutation): 論破できているが、もとの発言の主眼点は論破できていない。
DH6. 主眼論破(Refuting the Central Point): もとの発言の主眼点を論破できている。

おそらくこの記事を書いた人は、自分が論点のすり替えをした自覚すらないでしょう。

論点のすり替え - Wikipedia

このように、論点のすり替えを自覚的にではなく、その無能ゆえにやってしまう人に、詭弁だと主張してもそもそも本人はまともに反論したつもりだから通じません。なので、これからこういう記事を書いている人を見かけたら、きみの反論は「局所的論破」にすら至っていない、と指摘してあげましょう。



まぁこんな行為が簡単にできるVALUが悪いんですけどね