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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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牛乳石鹸のCMの話を議論する際の、ごく私的な大前提ふたつ。

この話題全く興味なかったんですが、このブコメを見て吹っ飛んでしまった

はてなブックマーク - 牛乳石鹸のCMが炎上してるやつの雑感 - ←ズイショ→

「ずいぶん長文だけど、このCM以上になに言ってんのかよくわからないなこれ。「意図はわかるけどおれも失敗だと思う」てこんなに長い文章必要?」

いや、いくらなんでもこの反応はひととしてやばすぎるでしょ。


人と会話する際に最低限の国語力ってもんがあるだろ……

もうね、この人文章読む能力が全くない。

国語の勉強で「文章は、あなたが読みたいように読むんじゃなく、その人が何を言おうとしているのかを読み取ろうとしてみるんですよ」って教育が完全に敗北してる。

もう「CMがいいかわるいか」しか興味がなくて、それ以外の情報を全く読み取る気がないあるいは本当に理解できないのか。

いや、多分他のブコメでそうかいている人がいたから便乗したのか。


いやもう、文章読んだ人間から言わせてもらうなら、頭が悪すぎるでしょ。

まさに、気のような頭の悪い人間のために、どれだけ気を使って文章を書いたのか、と書き手の苦労が偲ばれるわけだけれど、

それが全く伝わってないのは、この人ほど真面目に文章書くつもり無い私でも心が痛むわ。

こういうブコメ書いちゃう人は、頼むから黙っててくれって話なのです。わかりますか?わかんねえんだろうな。






牛乳石鹸のCMについて話をすることは「遊び」とか「オママゴト」として認識した方が良い。最低でも現実と切り離して考えようね

もうひとつは、一つ目と比べたらかなり抽象的な話。

このCMに怒ってる人さ、おまえらのやってることはオママゴトなので、オママゴトやってるという認識を持てよってこと。

問われているのはこのCMそのものじゃないんだよ。この玩具を使って、何かを語ろうとしているお前の知性だよってことです。



それがわからないから、トロッコがどうとかCMがどうとか、そういうところに固執しちゃうんだよ。あほかと。






たとえばね、私は、「男と女の違い」というカテゴリで結構たくさん記事を書いてます。

が、本音としては、男と女っていう区切りで語るのは無駄だと思っています。

大事なのは「理解できない相手とどう接したいか」という話なんです。そこわからず本当に男と女の違いって考えてるならバカでしょ。




こういうのはトロッコ問題と同じ程度の意味しかありません。

サンデルやトロッコ問題についてのはてな民の無理解があまりにひどすぎる件 - 歴史マンガはいい文明

なので、牛乳石鹸のCMみて、これだから男はーとかこれだから女はーとか言ってる人の話とかどうでもいいし、

それで男女差別だなんだと騒いでる人はただの畳水練とか、小学校の算数の問題やってるようなもんくらいに思ってます。




畳水練とか小学校の算数問題をやることに意味が無いわけじゃありません

ただ、それ自体は思考の訓練には役に立ちますが、このレベルで立ち止まっているだけじゃ現実には何も起きません。

その証拠に、そもそも「田舎の底辺暮らし」という人のことを覚えている人は全然いませんでした。

それだけ、この人が語るような話というのは、世界に何の影響も与えません。

ただの炎上マーケティングです。

「オタクバッシングは未熟なフェミニスト育成のためのチュートリアルステージ」という説 - この夜が明けるまであと百万の祈り







繰り返しますが、男と女が完全に別物であるかのように語るのは、現実の問題を扱う前の算数のお勉強の段階であり、

コンテンツに関して男女差別だーと騒ぎ立てるのは現実に影響を及ぼさない、

なにも責任を取りたくないけど安全に活動しているふりをしたい自称フェミニストチュートリアルにすぎません。

それが悪いといってるわけではなく、

あくまで現実と切り離して思考の訓練として考えるべきであって、

現実の問題と直結させるなってことがいいたい。

こういう話で、意見が合わないからってすぐに差別がーとかいい出す人、ホント邪魔。

このCMにマジギレする人とかマンガやコンテンツをいちいち現実と直結させて怒るの?って皮肉言おうと思ったら本当に怒るんだよな…… まじかよ。






ロッコ問題について「サンデルを殴りにこう」って記事が賛意を集めるの、

みんなが現実と虚構の区別がついてなさすぎてやばい。













男にだってそっとしておいてほしい部分や触れてほしくない部分がある。それを無視して言葉のマシンガンを打ち込み続けると、それを跳ね返すためのシールドのように男の脳は閉じていく。

男のプライドを傷つけるのは、女が男にセクハラをウケるようなものだと思っていればまず間違いない。女がセクハラまがいの発言に過敏に反応するのと同じように、男は自身のプライドを侵されるような発言に過敏に反応する。

フェミニストたちの長年の活動の甲斐もあり、男の側は、女に対して言ってはならないタブーの数々を、ようやくではあるがかなりよく心得るようになってきている。セクハラ発言がいかにおんなの顔をしかめさせるものであるかも身にしみてわかっている。

だが、それに比べて女の側は、男に対して言ってはならないタブーがしっかり頭に入っていると言えるだろうか。

何の気なしにズケズケと男の土俵に立ち入ってはいないだろうか。現代の女はそこのところを少し反省する必要があるのではないかと、私は思う。





























男女の違いについて

私は、男と女の間にある「うまれつきの違い」というものは、ホルモンおよび脳構造に関するもの以外はほとんど信じていません。

それらの要素は決して小さいものではないけれど、やはりこれだけですべてを説明するのは無理があります。

それ以外の「男とはこういうもの」「おんなとはこういうもの」は後天的な産物であると思っています。

男女のお話 その1 - 歴史マンガはいい文明

男と女の話2 男のプライドを侵害するのは、女性に対してのセクハラ行為と同じである - 歴史マンガはいい文明

男と女の話3 男だって共感されたい。でも求める共感の形は女性とはぜんぜん違う - 歴史マンガはいい文明

男と女4 男が女の「どうでもいい」おしゃべりに付き合える時間は15分が限度である - 歴史マンガはいい文明

男と女5 女性は男からしたらプライドを傷つける言葉を平気で言う悪魔である - 歴史マンガはいい文明

男と女6 女性は共感する生き物というのは大きな嘘である - 歴史マンガはいい文明

男と女7 同意と共感(受け止め)と励まし(勇気づけ)は違う - 歴史マンガはいい文明

なので、本を読みながらすごい雑にこういうまとめを作ったりしているけれど、

本当はどれも「男女の違い」とは思っていません。

ここで書かれている男と女の違いは、育ってきた社会的環境でなんとでもなると思っているものばかりです。

ここに書かれている話は、すべて「もしかしたらこういうのが嫌な人がいるかもしれない」みたいな想像力を働かせるヒントでしかないですね。




そんなことより、男とか女というより前に、両方に共通する部分で人間としてまともになろうって考えたほうがいい。

男だろうが女だろうが、それ以前の問題のところで躓いてる人おおすぎるでしょ。

フェニミストの皮をかぶったずさんで無責任な煽りもミソジニーこじらせたセクハラ発言とか、男とか女関係なく駄目でしょ。

そういう人は、性別を言い訳にするのは甘えだってば。 やめとけって。








ああついでに言えば、「なになには甘え」みたいな言葉ありますよね。

その時に、なぜか「それは甘えじゃない」っていう風に反発する人多いけど、そういう人も甘えが悪いことって思ってるよね。

そうじゃないでしょ。甘えて何が悪い。甘えたっていいじゃない。

ただ、甘えるのは時と場所と相手を選べって話だし、常に甘えっぱなしはよくないってことだよ?

発達障害がーとか躁鬱がーとかだって男だしとか、家庭がとか会社がとか、いろいろありますよね。

私は自分が辛いときは、自分に対してはこういうもろもろを言い訳にして自分を慰めます。

私はメンタル弱いのでいつも自分に厳しくばっかりしてたらすぐに動けなくなってしまうので。

でも、それって他人に押し付けちゃ駄目なたぐいだってこと。

わかるかな? パブロフの犬みたいになってる人でなければわかるよね?