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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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ヨッピーさんが今回反省する記事を書いてくれた事は私にとって、とても重要だというお話

ヨッピーさんの話の前にまずはあちゅうさんについて。

先の記事に書いたとおり、私ははあちゅうさんについては告発前と後で、変わらなさすぎるくらい変わってないな、と思っています。だから、彼女の今回の件に関する言動については別に腹も立ちませんでした。一応ツッコミは入れていましたけどまあこんなもんだろ、と。

どっちかというとヨッピーさんはどこまではあちゅうさんのことをご存知だったのかな、というのが気になります。

はあちゅうさんはインスタブームが来る前はクソステマをやりまくったトレンダーズの役員かつ大株主であり、さらにオンラインサロンにおける情弱向け商売による悪評も聞こえくる人です。この人とピーシーデポやキュレーションサイト批判で有名になったヨッピーさんがはあちゅうさんと仲良し、というのは意外です。ヨッピーさんのいままでの経緯を見るに、主義主張の一貫性を重視するなら真っ先に批判すべき対象だと思っているのですが。いつから友人関係なのかは知りませんが、かなり違和感というか矛盾を感じています。

その辺りどこまでご存知の上で今回の火中の栗をヨッピーさんが拾いにいったのか、どこまで知っていて目を瞑る覚悟だったのか、全く語られていないため、ヨッピーさんは善意であったにせよ騙されて片棒担いでいるようなことはあるのではないか、という感覚はいまだにもっています。あるいはその辺りのことを知らなかったからこそ、火薬庫である彼女を無防備に守りに行って被弾したのかな、などとも思います。



こういうことはみんな知っていたはずです。最初期には知っていてそれでも指摘せず、はあちゅうさんのことを嫌いだけど=信用できないけどそれを飲み込んで応援する、という姿勢を取った人が多かったのは本当にみんな十分優しいなあ、という感覚は今でも変わりません。
私は彼らほどお人好しにはなれなかったので、最初から一切信用しておらず、それでも彼女がこの運動について彼女が真剣ならこちらも信じずに利用しよう、くらいの考えでしたし、あらかじめ記事にそう書いてました。



さすがにはあちゅうさんに関して今の状況は流石に叩かれ過ぎに感じていて、もう彼女の発言見てても不快なだけなのでここからは支持できる内容以外触れないでおこうと思っています。不満を飲み込んででも応援しようとした人たちの失望売りや、深津さんたちの言説への反動もあるので一週間くらいはしかたないとしてもそれ以上は放っておくべきでしょう。いくら彼女の言動に問題が有るとは言ってもあんまり過剰な叩きがしつこく続くようならそれにもちゃんとNOを言おうと思っています。


私は今回ヨッピーさんの記事の何に一番腹がたったのか

はあちゅうさんに関してそのくらいの感覚だった私ですら、深津さんやヨッピーさんの記事にはかなり腹が立ちました。だから、はあちゅうさんよりもヨッピーさんを強く批判する記事を書いたわけです。

それはとあるロジックを使ったことでした。今まで散々見てきたそのロジックによって引き起こされた嫌な光景を、よりによって、ヨッピーさんが繰り返そうとしたと感じたのです。

「まーたstudygiftの時の佐々木俊尚と同じことを言うのか」「また巨大ツリーの時の糸井重里と同じことをいうのか」「なんでこの手の人は毎回同じことをいうのだ」という絶望感。

「ヨッピーよ、お前もか」というわけです。

ただ、今回私が書くのは「私が」怒った理由です。個人的な文脈によるものであり、身勝手なものです。先の記事と比べると共感を得ることは難しいでしょう。こういう風に考えた人もいるのか、という程度の話で、ヨッピーさんは一切引き受ける必要はありません。私が勝手に怒っているだけです。


まるでループしているかのように、同じ光景を見せつけるネット有名人たち。役者が変わってもみんな同じ思考パターンなことには絶望しか感じない

今回ヨッピーさんが展開したロジックって本当に見飽きるくらい見てきたんですよね。

もうね、同じのを見すぎて、みんなで同じテンプレでも参考にしてるのかと思うくらい思考フレームワークが共通してる。

①「〇〇〇〇は社会的に意義のある取り組みだ。こんなにいいところがいっぱいある」

②「支援したい人が支援すればいい。同意できないのなら無視すればいい」

<③-1 少しくらい問題があっても、そのくらい我慢しろ>
<③-2 私たちよりすごいことができないやつは文句を言わず従っていればいいんだ>

④-1 同意できないなら黙っていればいいのにネガティブなことをいうやつは「××(童貞・嫉妬・冷笑的な人々・負け犬その他いろんな侮蔑的な言葉)だ。

⑤「××のせい」でせっかくの素晴らしい運動がダメになってしまう。それでいいのか?(脅迫的メッセージ)

これ。毎回このテンプレートを忠実になぞってくる。

これはベンチャー経営者がパートナーや自社の従業員にいうならまだいいですが、社会運動を考える上では悪手でしかない。なのに、なんでこの手の人は毎回毎回毎回毎回、同じことを言うのか。

studygiftの時の佐々木俊尚さんも

巨大ツリーの時の糸井重里さんも

今回の件におけるヨッピーさんや深津貴之さんも。


どの運動でも、この手の人たちは無制限に応援し、そして全面的支持をしない人を馬鹿にする。

そして、この手の人達は、殆どの場合問題について「ふわふわとした概念的な話」ばかりを強調して「実際の運用」にはこれっぽっちも興味がない。

具体的な話をよく理解していないから、「こんなに素晴らしいものなのになぜ批判するのか?」というとぼけたことを言ってみんなを失望させる。

問題行動を起こしている主催者については一切批判せず、批判している側が100%悪いという論調で語る。

そして、声高に支持を表明していた割に、運動が弱まってくると真っ先に逃げ出して知らんぷりをする。



毎回毎回毎回毎回、本当に寸分違わず同じ。

もうね、こういうロジックを見せつけられると、「あ、この人達みんな同じ人種か」って思うんです。


たとえばstudygiftの時の佐々木俊尚さんのものいいを振り返ってみましょう。今回のヨッピーさんや深津さんと全く同じこと言ってるのがわかります


佐々木俊尚さんの「Studygift問題についての論考」を不動産業界にたとえてみよう - 不動産屋のラノベ読み

佐々木俊尚さんが言っていることはこう聞こえる。たとえて言うなら。とある悪徳不動産屋のひどいやり口をみんなが批判している時に、「でも、不動産業者の仕事って大事だよ! これからももっと大切になっていくよ! みんな、不動産市場を否定するなよ!」という擁護のようで擁護じゃないようなモノにしか聞こえませんでした。

佐々木俊尚さんのstudygiftに関する論考の「コレジャナイ」感がヤバイ : 増田くん日記

一般論としても少し筋が悪いところがあります。studygiftの件とは別に、佐々木俊尚さんが、他人が意見を言うのに制限を設けようとしている部分です。

「名乗り出た人の勇気を評価しよう」
「社会的に意義のある活動だよ。」
「他人が問題を指摘するのに制限を儲けようとする」
佐々木俊尚さんは頓珍漢なことを言ってさんざん場をかき回した後、自分に賛同しない人を嫉妬呼ばわりしていつの間にかいなくなっている」
「もちろんこういう人たちの無責任な煽りで運動はしっちゃかめっちゃかになりstudygiftはその後下火になってしまう」

巨大ツリーの時もだいたい同じですよね。
問題が明らかになる前からその点は指摘されていたのにそれを無視して強行して結局問題になり、そのことを指摘されたら糸井重里さんがなぜかそういうまっとうな批判をしている人までひっくるめて「冷笑的な人」みたいな言い方をして、自分たちの行動に一切の問題を認めずフェイドアウトしようとした。

別に、その活動を全否定しているわけではなく、問題や疑問を投げかけている人に対して、「こんなに社会的意義があるのに」「こんなに非難されたら次に続く人出てこないだろ」「だから批判するな」と言う。


こういう人たちは思考回路に「問題はすべて自分たちの外にあって、自分の行動には何一つ省みるべき点はない」というプログラムでも組み込まれているんでしょうか?



これをね、社会経験が全然ない若者が言うならわかりますよ?でも佐々木俊尚さんも糸井重里さんも、ヨッピーさんも深津さんも、あなたたち賢い人でしょう?今まで人を動かしてきた経験があるわけでしょ?
なんでそういう人たちが、揃いも揃って、毎回毎回同じことを言って人の神経を逆なでするのか。


「そんなに名乗り出た人のことをその人のことを守りたいなら、なんで大々的にアピールする前にもっと慎重に準備しないのか」
「なんではあちゅうさんとか坂口さんという一人に背負わせる構造でスタートしようとするのか」
「なんで全面的な同意をしない人間に対して、暴言を吐くのか」


これが、不思議でしょうがないわけですよ。


今までこの手の人達は絶対に謝らなかった。謝るどころか、人を馬鹿にするようなことを言い放って去っていくだけだった

多分、この手の人達は、基本的には「面白半分で片足を突っ込んでいる」だけであり、全くコミットしていないのだと思う。

だから、言うことが概念的な話で、具体的なところを指摘されると「俺に反論するな」みたいな態度をとる。

えらいえらい俺様を批判するやつは「嫉妬してるんだ」「負け犬の遠吠え」みたいなマウンティングをするだけで全く取り合おうとしない。


そんなひとたちばっかりだった。


だから、私はこういう人たちには社会運動には絶対に参加してほしくないんですよね。今後も、佐々木俊尚さんや糸井重里さん、深津さんなどが表に出てくるような企画があったら、彼らがどんなに有能なのかは想像できるけど、それでも絶対に関わりたくないです。 佐々木俊尚さんは「キュレーションの時代」って本を書かれてましたが、彼が立ち上げに関わってた「TABI-LABO」はパクリで訴えられてたりしましたしね。

旅ラボが謝罪コメントを出すも燃料投下でさらに炎上 - Hagex-day info
TABI LABOは相変わらずヤバイなという話 : Blog @narumi
やまもといちろう 公式ブログ - TABI_LABOは逸材だったのかもしれない:炎上して経営メンバーリスト「だけ」削除 - Powered by LINE

佐々木俊尚さんに限らず、「社会的に意義がある活動だから」みたいに口ではキレイゴトを言ってる人がやってる行動が実際にはどれだけゴミだったかをやまほど見せつけられてきてる身としては、「いい加減社会的に意義がある活動」って言葉でゴミをきれいなもののようにごまかす人間にはうんざりしてんだよ!」っていいたくなるんですよ。


わかりますか?


本人たちはその世界にどっぷり浸かってるからわからないかもしれないですが、ネットで言論でメシをくおうとしてる人間が詭弁を使ってるときって、もうそういう詭弁やおためごかしは、使い古されまくってて、ゲロ以下の臭いがプンプンしてるんですよ。


成り上がるために散々人を騙したり、汚いことをやってきて、ある程度地位を得たら急に綺麗事を言い始める。あの頃は私も悪だったなあなどと言いながら。反省をするのではなく武勇伝として悪事を美化しながら若者にはしたり顔で説教し、その裏でまた散々悪事を働いていた佐々木俊尚さんみたいな人が多過ぎてこっちも学習してきてるわけですよ。


それにいつまでも読者が気づかないと思ったら大間違いですし、そうやって読者のリテラシーをいつまでも低く見積もってたら今回のように痛い目を見ますよ。



MeToo運動以前から岸さんに限らず、表では綺麗事をいいながら裏では人から搾取し、我が物顔でのし歩いている、二面性を使い分ける汚い大人全てに対してどれだけのヘイトが溜まっているかをヨッピーさんに限らずもっと理解したほうがいい。



今回のヨッピーさんの謝罪記事は「studygift」の頃か、それ以前から続いていた負の流れを断ち切るきっかけになってほしい。

と、私がヨッピーさんの何にブチ切れていたかはご理解いただけたかと思います。

ヨッピーさん個人というよりは、もっと大きな流れが腐ってるということを訴えたかったのです。ヨッピーさんからしたら理不尽に感じるかもしれませんが、電通だけ叩くな、電通以外にも問題あるだろ、みたいな発言の時から、あまりにいまの空気を理解していなさすぎるなと思ってその鈍感さにイライラしていました。


そしてあろうことか、いままでの流れに組します、僕はこっち側の人間ですと宣言するような記事を書いた。それ読んだ時の私の憤りを少しでもご理解いただけるでしょうか。



ただ、そんなわけで「どうせ謝らないだろうな」と勝手に決めつけて無茶苦茶起こりまくって記事を書いたわけですが、そしたら、ヨッピーさんはこんな記事を書かれました。

自分なりに考えたこと - ヨッピーのブログ

ヨッピーさんは、佐々木俊尚さんや深津さんのような人とは違って、ちゃんとはあちゅうさんの活動にコミットしており、

また、今回の件で自分の発言について反省するということをちゃんと明言してくれました。

これは絶望していた自分にとってはとても希望になることでした。

これは、ものすごく勇気がいることだったと思います。

また、私は本当にヨッピーさんに失礼なことを書きまくっており、それについていくらでも反論しようと思えばできたのに、それをせず、最大限に誠意の有るメッセージを返してくれたものと思っています。

明らかにヨッピーさんのほうがわたしより大人な対応をしている。 正直ぐうの音も出ません。 むしろ私こそ、失礼なことを言って申し訳なかったと反省しています。





私はひねくれものなので、ヨッピーさんがここまでちゃんとした反省記事を書いてくれたのを読んでもなお、

この記事だけでヨッピーさんを信じられるかというと、ここ最近の言動の危うさからとてもそんな気持ちにはなれません。

記事を読みましたが、指摘されたことについて一定の理解はいただけているかと思いますが、上で述べたような流れについても多分理解されていないと思います。


それでも、批判に対してちゃんと耳を傾けて、悪いと思ったことを自分の言葉で書ける人だということはよくわかりました。とても希望が持てる内容でした。

私にとっては、とても希望が持てる記事でした。書いてくれて本当に有難うございました。



追記 冷静な人と冷笑家(by糸井重里)は全く別。フミコフミオさんはただの冷笑家

朝起きたらリアルタイムでこの記事で批判してるテンプレロジックを使う記事が一つ増えてました。

例のハラスメント告発炎上を外野から見て思ったこと。 - Everything you've ever Dreamed
http://delete-all.hatenablog.com/entry/2017/12/21/190000


これこそまさに、

・全くこの問題について興味がない。
・盛り上がってるから全く興味ないのにいっちょ噛みしたい
・興味がないから概念的なふわふわしたことを言うだけ
・興味がないのになぜか建設的なことを言ってる体裁を取る
・興味がないから間違いを指摘されても絶対に謝罪しない


の典型例です。この手の人たちはこの手の問題について言及するとき、完全に無関心、無思考なんですよ。

本人は冷静な立場を気取っていますが、ただの無関心、無知を冷静にと言い張るその図太さ。素晴らしいですね。給食騒動の記事とクオリティが違い過ぎて笑えません。もともとなんでもナンセンスだと思って茶化しまくる人からしたら、そりゃどんな人でも冷静ではないですよね。

私がヨッピーさんの記事にイラっとした理由がおわかりいただけますか?