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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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「残業のメカニズム」の記事、もっと読まれてほしい

今日は記事の紹介だけ。

diamond.jp
こちらの記事面白かったです。ダイヤモンドの記事は日にちがたつと会員登録しないと全文が読めなくなってしまうはずなのでお時間ある人は今日中に読んでみてください。タイトルにある残業のメカニズムも大事ですが、何より「組織学習」という言葉を覚えてほしいです。

残業習慣が「組織学習」されている、ということが言えます。
「集中」「感染」によって発生した残業は、過度になると「麻痺」の可能性が高まり、自発的な残業を招きます。
残業経験は積み重なり、「遺伝」によって世代と組織をまたいで継承されていきます。
それぞれのメカニズムは相反するものではなく、組織レベルと個人レベル、世代レベルで強化し合っています。

現在、企業で行われている残業施策の取り組みの多くが、主に「勤怠時間」ないし「売上高」などの表面的な数値変化によって効果が測られてしまっています。

ここまで議論してきたことを踏まえると、この取り組みは大きな不足です。
真に「働き方」を変えるためには、こうした組織内メカニズムが解除される必要があり、そのプロセスを省いてしまい、「平均労働時間」「時間あたり成果」だけを追いかけると、どこかに必ず歪みが生まれます

「集中」も「感染」も、平均値化された残業時間からはわかりません。
残業時間は組織の様子を表すものでも働き方を示すものでもなく、単なる透明な数値です。
まずは、組織別の長時間労働の要因を探り、どういったメカニズムで長時間労働が起こっており、温存されてきた学習メカニズムを断ち切っていく作業が必須となるはずです。

カニズムについて

長時間労働の習慣は、

・「集中」「感染」「麻痺」「遺伝」

という4つの主要メカニズムによって、組織的に「学習」され、世代を超えて「継承」されてきています。
「業務量の多さ」や「個人の仕事の早さ」といった独立の原因にフォーカスしている限り、このメカニズムそのものを解除することはできません
組織内に相互浸透し長く蓄積されたものであり、人が入れ替わっても継承されていく、組織に蓄積された効果です。

残業が月60時間を超えると「幸福度」が増すという不健康な真実。

しかし、こうした長時間残業が健康リスクを顕著に高めることは、脳科学を中心とした多くの先行研究でも指摘され、コンセンサスが形成されています(日本労働研究雑誌2008年6月号、岩崎健二氏の「長時間労働と健康問題研究の到達点と今後の課題」参照)。我々の調査においても、残業なしの層と比べると、食欲減退、重篤な病気、ストレスを抱えるリスクが1.6倍~2.3倍になることも同時に明らかになっています。

ホワイトカラーは「集中」が、システムエンジニアプログラマのようなIT系技術職は「感染」が強く見られます。ブルーカラーは「麻痺」につながる60時間以上の超長時間労働者が多く、「遺伝」を導く上司の長時間労働経験は、企画・クリエイティブ系の職種に多いようです。

 


上記とは関係ない個人的な話ですが。

数日前のエアコンのデマに関する記事の後、しつこく絡んでくる人がいて、非常に嫌な気分になってしまいました。むこうは軽い気持ちでいじって楽しんでるだけで、こっちのことなどたいして気にしてないであろうことは頭ではわかっているのですが、私は基本的に理不尽な扱いをされるとスルーすることが難しく消耗してしまいます。

現在、連日の猛暑のせいもあってすっかり気分が萎えており、しばらく記事を書く気力がありません。数日は省力モードでいきます。マンガの感想などはtwitterのほうでつぶやくことにします。宜しくお願いします。