今更ですが、第三章が始まるということで、慌てて放置していたFGO第二部第二章 無間氷焔世紀ゲッテンデメルング(神々の黄昏) プレイ終了しました。何気に今回音楽すごくよくなかった?かなりお気に入りなのですが。
無間氷焔世紀ゲッテルデメルング (むげんひょうえんせいきげってるでめるんぐ)とは【ピクシブ百科事典】
オフェリア絶対死なせるマンなシナリオ構造やめて……
この章は「オフェリアがスルトの関係を清算して先に進む。たとえその先が〇であっても」を主軸としている。世界観のイメージも、氷によって炎を封じ込めたイメージになっており、「停滞」「人間性の放棄」からの行動という点で分かりやすい。
子供のころからの周囲の期待を一身に背負って生きざるを得なかった姿や、最終的に要石を外す展開は初代fate stay/nightのセイバーシナリオを思い出すが、終わりを迎えるまでの過程に大きな違いがある。
オフェリアの場合、アルトリアと違ってスルトとの出会いは必ずしも望んだものではなかったし、セイバーほど心や生き方が固定されていたわけでもない。セイバーは自らの選択に基づいて行動した結果失敗したことを悔いているが、オフェリアの場合は受動的に背負わされたものの重圧によって動けなくなってしまっている。過去を受け入れるだけで満足できるセイバーとはむしろ真逆とすら言える。
そんな彼女が初めてでそして最後となる大決断をするために着々と状況的に心理的に彼女を追いこんでいく。
読んでる途中から塩狩峠を読んでる気持ちになってしまい、もうつらくて全然読めなかった。
サブキャラはとても良い感じでした
一方でオフェリアの犠牲を前提とはしているものの、サブキャラは関係性が充実しててよかったですね。
特に敵側との関係性が豊富に描かれていたのは私としてはとても満足。
・オフェリアがマシュの成長を羨望の目で見つめる関係とか。
・逆七夕関係にあるシグルドとブリュンヒルデがこの世界の中でだけ共闘できる展開とか。
・ブリュンヒルデとワルキュリア三姉妹の、世界軸そのものが違うことで素直になれない関係とか。
・ナポレオンが文字通り命を賭して「虹」を見せてやり、それがオフェリアの行動を促すこととか。
・スカディとシトナイの微妙な関係性とか。
・オーディンとスカディの関係の切なさとか。
・オフェリアについては結局よくわからんことが多かったしもっと描いてほしかったなとか。
[FateGO]オフェリアの日曜日ってあの暗喩だった説? | Fate/Grand Order攻略速報
・スカディがこれほどまでに世界に執着していた理由がわかって最後に咆哮するシーンが本当につらいなとか。
・あぁ~^ゲルダがぴょんぴょんするんじゃぁ~とか。
スルトは、オフェリアを重圧から解放してあげたかったのかな……
個人的に圧倒的に好きなのはオフェリアとスルトの関係性。オフェリア以外は彼を見つけることはなく、逆に彼もオフェリア以外の人間は全く認識できない。完全に閉じた関係性。(ナポレオンだけはオフェリアに言い寄る男として認識してたというのが笑える)
・神様ゆえに「自分の機能に従って」しか行動できず、対等の立場には立てない
・神様ゆえに自分から相手にアプローチしようとするとそれは「支配」になってしまう
・自分には壊すしかできないという制約の中で選んだ結果が、世界そのものを破壊することってのが……ナポレオンとは対極ですね。
明日なき俺に、未知なるもの、驚きを教えた女。
俺をみつけた女。
くすぶる炎に言葉をかけた、ただ一人。
嗚呼。
俺はお前に何をしてやれるだろう。
炎でしかない俺は、破壊でしかない俺は。
お前に、何を。お前に、何を、返してやれるのだろう。
神が、ただの人間に恩義を感じて何かしようとすること自体が間違いなんですよね^^。 ただ私は「創作においては」こういう間違った努力を一生懸命やっちゃうやつ、嫌いじゃないです。超迷惑だけどね。
<人間は「顔を知ってる者とだけ」戦うべきだ>は胸に刻んでおきたい言葉
「こんな気持ちになるくらいなら、ロストベルトの住民とはかかわらないほうがいいのかもだ」
「それはもっとも卑劣な行為、だろう?
それはただの思考放棄、かつ自己防衛に過ぎない。
人間は顔を知ってる者とだけ戦うべきだ
そうでなければ自分の正義も薄くなる。
責任の取り方は人それぞれだけどね。
そうだね、君はきっと忘れないために知ろうとするタイプなんじゃないかな」
ネットでは完全にこの真逆ばかりが行われてて死ぬほどうんざりしてるのでこの言葉は忘れないようにしたい。批判したり否定したいなら、それこそ普通の人よりもよくその相手を知ろうとするべきだと私も思う顔を知っているというのはネットの場合主義主張ということになるだろうけれど。理解しようとせずにレッテルを張って暴言を吐くような人はほんとダメだと思うよ
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