個人的お気に入り度★★★★★
紹介とかじゃなくてただの感想みたいになっちゃいますが、4巻本当に素晴らしかった。
もともと絵がべらぼうにうまくて、明日小路ちゃんという女の子を見ているだけで幸せになれる作品でであり、マンガというより画集だろって感じで読んでたけど、決して女の子の可愛さを眺めるだけの作品じゃなかった。
3巻まで、明日小路を中心に一人ひとり丁寧にクラスメイトを描いてきて。
2巻で友達と一緒に遊びに行って、3巻で友達が遊びに来ることで大はしゃぎして、3巻で、みんなと一緒にひとつのことをやることができるときに、「小路はこの学校に来るまでは、ずっと一人だったんだ」ってことがわかってしまう展開…思わずジンと来てしまった。
ああ……うれしい。
小路ちゃん、ずっと友達欲しいって言ってたでしょう。
先生、6年間1人学級の小路ちゃんしか知らないから。「小路ちゃんならきっといっぱいの友達に囲まれるよ」って
ただ言うことしかできないのが私くやしくて、悔しくて。
でも、よかったぁ…ちゃんとお友達出来たのね。
それだけでも、先生とっても嬉しい。
「そんなに…楽しいか」
「うん、なんだろ…うれしくって。私と妹だけだった体育館に、こんなにクラスメイトがいて 一緒に練習できてるなんて」
そしてそこからさらに、4巻では、今まで仲良くしようと積極的に働きかけてきたクラスメイト達が、みんなで小路を応援してくれる展開。
それがまたすごくきれいで美しい絵とともに。
最高かよ。
「イチゴーイチハチ」とか「いいひと。」が好きな私にとっては本当にたまらない作品でした。
イチゴーイチハチも、もう改めては紹介しないけど6巻素晴らしかった。
二人だけだと全然進展しなかったであろう関係性が、ナカナツちゃんの参入で進展することに。基本的にこういう三角関係とかめんどくさいから嫌いなんだけど、全然嫌な感じしないのね。
あくまでも「青春」が主であり、恋愛はそのための一つの要素ってところが素晴らしい。