【初投稿。2019年3月21日→ 7月22日 18話まで更新】
投資に興味ない人に対して、その面白さを一番面白く説明できてるシリーズかもしれないなと最近思ってたり。
ちなみにこの動画シリーズの作者は、就活生向け企業分析サイトを作っており、そのPRとしてこの動画シリーズを作ってるらしいです。
ページを確認してみましたがたとえばこんな感じ。
https://f-syukatu.com/%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81/%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC/%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E9%83%A8%E5%93%81-%E7%94%A8%E5%93%81/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%83%B3%E7%B2%BE%E6%A9%9Ff-syukatu.com
【事業系統図】
【業界地位】
【平均年間給与】
【平均勤続年数】
【新卒採用職種・コース】
【事業別・部門別情報】
【地域別情報】
など、多くは就活四季報や就活向け雑誌で同じ内容を読むことができるが、シリーズ11で紹介されているように、業界や事業の「PEST分析」まで行っている点が特徴。
さらに言うと個人だからこそできる「学歴フィルター情報」なども掲載しています。
togetterで時々盛り上がる学歴フィルターネタは不毛すぎるので、就活生は学歴フィルター食らったーとかいって自分のRT稼ぎしてる暇があったらここに情報を追加していけばいいんじゃないですかね(適当
https://f-syukatu.com/%E5%AD%A6%E6%AD%B4%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E6%83%85%E5%A0%B1-ES%E9%80%9A%E9%81%8E%E6%83%85%E5%A0%B1f-syukatu.com
就活生ならぜひ動画シリーズの11や13は見たうえで、(12、14、15は特に見なくてもいい)自分が受けようと思っている会社のページを参照してみるとよいと思いますよ。
自己分析や志望動機については、こういう感じで受けようとする企業ちゃんと見たうえでやったほうがいいと思います。
ヒ〇デや〇ぎろぐ、イ〇ハヤなどのクソアフィカスは、社畜批判とか転職のいいところしか紹介しません。そういうアフィカスの言うことを聞いて転職してうまくいくことはまずないと思ってます。後悔したくなかったら、めんどうでもこういうところをちゃんと見て、ちゃんと自分で考えて、そのうえで判断するべきだと私は思う。
各動画の企業 目次
・トヨタ(国内時価総額首位)
・GCA(M&Aアドバイザリ。平均年収ランキング1位。)
・大林組(スーパーゼネコン首位)
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メガバンクの平均勤続年数……。
・三菱UFJ東京銀行(人員の整理が進んでいる)
・デンソー(自動車部品業界世界2位。売上高5兆。売り上げ半分はトヨタ。
・竹中工務店(スーパーゼネコン。ミッドタウンやあべのハルカスなど)
・任天堂(現金&預金が6600億円。
・博報堂(業界2位)
・富士フィルム
・リクルート
・アサヒビール(中国では苦戦。欧州企業事業を買収など)
・ファナック(制御機器。多関節ロボットで世界シェア3割。切削・放電加工機も。営業利益率3割。本社が山梨県南都留郡忍野村。黄色。)
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「主力事業」が大事。
・ヤマハ(楽器63%、音響機器28%、その他が多様)
・ヤマハ発動機(二輪車61%、マリン20%、特機が10%、産業用機械4%)
・DISCO(半導体製造の精密加工装置。特に研磨・切断のダイシングソー、グラインダーなどは世界シェア7割。
海外シェアが6~7割でアジア向け)
・メルカリ(説明不要だよね。ちなみに現在の時価総額は4550億。高すぎ)
特集:シリコンウェハ業界(SUMCO、信越化学工業、フェローテックホールディングス) | トウシル 楽天証券の投資情報メディア
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最強企業たち。キーエンスはペンディングなし。
・三菱地所(丸の内の大家。国内ビル。商業施設開発と海外事業はやや出遅れだが力を入れ始めている)
・アクセンチュア(世界最大のコンサル)
・キーエンス(FA機器最強企業。ファブレス企業&徹底した営業管理)
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三菱商事はペンデディング無し。
・日本生命相互会社(国内首位。国内最大の機関投資家)
・新日鐵住金(国内最大手。改ざんリスク)
・三菱商事(川上から川下。サプライチェーンの構築。資源の調達から供給。投資事業まで)
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名前が似ている企業(笑)
・日本精鉱(レアメタルであるアンチモンSbの精錬、関連製品の製造。中国からの輸入に依存)
・日本精工(NSKの略で有名。ベアリング、ボールねじで国内首位。世界3位)
・日本製鋼所(発電所向け鉄鋼と、プラスチック形成機。
護衛艦の主砲を作っている国内唯一のメーカーでもある。原発向け工材需要は大幅減少。)
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ニッチ企業の「首位」
・太平洋セメント(主力商品の材料として「廃棄物」を利用する真の環境企業。今後需要が伸びるであろう新興国比率が低いのがネック)
・三陽商会(2015年までバーバリーの販売だけでなく製造もおこなっていた。新規ブランドは苦しい。)
・高砂香料工業(国内首位。世界では5位。フレーバー事業は寡占状態、フレグランスも強い。国内伸び悩みに対して海外進出促進)
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不動産ディベロッパー関係と損保
・東日本旅客鉄道(駅スペース活用事業など不動産DV関連は20%と実はかなり大きい)
・ヒューリック(みずほFG系。みずほ依存20%の他、ホテル、高齢者施設に積極的)
・東京海上日動火災(損保は自動車保険が半分。若者の車離れはかなり心配。M&Aで海外売り上げを拡大中。IRはクソ)
球団を持っている企業の中身について
・オリックス(リースは実は売り上げの1~2割。金融や不動産、リテールもあるが現在は事業投資が売り上げの半分近い投資会社。)
・日本ロッテ(売り上げ3200億。売り上げ額はチョコ、アイス、ガム、菓子類の順。ガムでトップシェアだがガム市場は10年で4割市場が縮小。)
・楽天(インターネットサービス事業とFintech事業。)
◆企業分析、マクロ分析、マウンティング(誇り)の三位一体で判断。
◆非上場企業の調べ方についても言及。業界が全体の売り上げを出しているので、そこから業界における地位を確認。
◆直近売り上げだけでなく、「業界=マクロ」の評価が必須(動画内では特に言われてないがPEST分析のことね)。その態度はこの動画以降できっちり貫かれている。
公開情報が乏しいメディア事業をどう見るか。
・フジメディアHD(放送事業は4割。生活情報事業(通販)と都市開発事業(不動産)がそれぞれ2割で多角化。主力の放送事業が右肩下がり)
・集英社(雑誌売り上げは大きく減少するがウェブ・電子書籍事業は3割まで伸長)
・日本経済新聞社(発行部数4位。電子化に積極だったり海外進出も視野に入れているなど経営面は積極的だがまだ1割程度。あとIR姿勢が最悪)
「国内2位」の企業。就職するまでわからない半導体事業の会社など。
・ルネサス・エレクトロニクス(車載用マイコン1位。半導体そのものでは東芝に大きく劣後)
・村田製作所(電子総合部品国内2位。1位は京セラ。スマホ向け積層セラミックコンデンサ首位。通信依存が高いが車載向けが成長)
・日本製紙(国内2位。一位は王子製紙。紙印刷では首位だが今伸びているのは段ボール用原紙でこちらは王子が圧倒的)
規模の大きい工作機械やプラントの会社。
・DMG森精機(工作機械、マザーマシン。IoT需要に期待。景気変動の影響大きいのが懸念)
・千代田化工(プラントエンジニアリング2位。最大手は日揮。LNGプラントに強み。海外でやらかして継続注記)
・東京エレクトロン(半導体製造装置国内圧倒的首位。世界4位。)
社名だけでは実態がよくわからない企業
・野村総合研究所(実質SIer。海外比率の低さが懸念)
・ソニー(メディア事業や金融事業などのコングロマリット。所属部署が不明なのが懸念)
・YKK(ファスナーと建材。子会社より親会社のほうが給料が低いのが懸念)
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化粧品業界とインバウンド消費について
資生堂(海外売上54%)
コーセー(海外売上27%。利益率はダントツ一位)
花王(海外売上34%。化粧品は4割。日用品のトップシェア企業)
2019年中国の電子商取引法の改正で、訪日中国人の転売・代理購入は
営業許可取得と納税義務が課されるようになったが、正規輸出は年々増加している。
この回はキレッキレで面白かった
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カジノ・リゾート(=Integrated Resort事業)銘柄
・セガサミー
・グローリー(通貨処理機国内シェア7割。海外比率46%。何気に遊技業事業2割か)
・コナミ(モバイルが主力。アミューズメントは1割。スポーツクラブが3割。海外カジノがすでに1割以上)
今回はぶりっ子がいない……。
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映画の流通。制作→興行→配給。と言いつつ実は隠れ不動産事業。
・東宝(国内配給は独壇場。営業利益は収益性の高い不動産メイン。)
・TBS(テレビ業界売り上げ3位。実質は不動産・投資運用会社。4000億以上の有価証券保有。本業の利益は178億。しかも放送事業はそのうちたった18%で4割は不動産収益。一方受取配当金だけで81億)
・サッポロ(ビール業界は業界4位。ビール事業は営業利益率3~5%。一方営業利益の半分は営業利益率30%以上の不動産)
TBSって東京エレクトロンの大株主なんだ!
更に興味がある人は「会計クイズ」もやってみると面白いですが、こちらは就職内定出た後でいいと思います。