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この議論定期的に盛り上がるけど、私自身は問題点を指摘してくれる人はものすごくありがたいと思ってるしそれは何度も書いてる。実際に指摘してもらった問題点に対応する形で記事書き直したりもよくするし感謝することのほうが多い。
一方でダイタイアンガーのひとの言い分も状況によってはすごく理解できる。これって
・「程度の低い批判をする奴(こういう人に限って自分の批判はちゃんと受け入れられるべきだと思ってる)」と
・「言い出しっぺの法則(じゃあお前がやれよと言い出す人の存在。何もしない人間こそいいがち)信者」
の二つが原因じゃないかな。
この二つを追い出すという断固たる意志を示さない限りは「ダイタイアンガー」がなくなることはないだろう。「ダイタイアンガー」の本音はだいたい「レベルの低い批判はやめろ」「もうちょっとちゃんと考えてくれ」というもの。つまり批判者に対する不信だ。基本的にこの発言って売り言葉に買い言葉として出てくるものだよね。
とにかく自分が気に入らない批判を黙らせたいためにいってる人もいるけど、そういう人はもうどうしようもないので諦めよう。
前提
①そもそもダイタイアンガーという意見が出てくるということは、何らかを決断し行動することが必要な状況であるとする。(こういう前提がない状況で当事者でもない人がダイタイアンガーっていう場合はその人がおかしい)
②一切関係のない、コミットをしてない部外者の意見は、コミットしてる人間よりも扱いが低いのは当たり前である。(コミットしてない立場の人間が同じくコミットしてない立場の人間にダイタイアンガーというのもおかしい)
③すべての「意見」を尊重せよ。裏返しとして「意見」のレベルを満たさないものは追放せよ。根拠のないただの感想などはその場において発言権を持たない。
この3つを前提としなければ「じゃあ言い出しっぺのお前がやれよ」とか「ダイタイアンガー」という揶揄的な発言がなくなることはまずないと思う。
議論をするためにたとえばこういうルールに合意しておきたい
①先に議論の目的を明らかにせよ。「議論の目的に合致しているかどうか」などの評価基準がないと何でも言い放題になる。目的が変わるならその都度確認せよ。
②「やらない」「やめる」も立派な一つの選択肢であると認めよ。ただしその選択を主張する場合もかならず根拠を述べなければならない。①にあるように目的が明確でないなら根拠は延べにくい。
③「言い出しっぺがやれ」の法則はやめよ。発言者に過剰なリスクを負わせることで意見を封じるのは、適切な業務アサインがまともに機能していないクソ組織のやることである。心理的安全性を確保せよ。
当たり前の結論
①議論の前のセットアップ(事前準備と合意)が重要。ダイタイアンガーみたい発言が正当性を持ってしまうのは、事前の準備がいい加減だから。ダイタイアンガーという発言が問題なのではなくて、その発言が正当性を持つ状況こそが最大の問題。
問題点の指摘や共有は議論の前の準備段階にできる限りやっておくものだと思う。
②暗黙か明示かは問わず、なんの合意もなく議論などできない。この合意を守らない「議論に参加してるつもりのただの野次馬」については、相手にしなくてよい。この手続きを省略するために「礼儀」があるので、合理的な理由として存在する礼儀を守らない人はその時点で軽んじられて当然だと思うべき。
ちなみに、ちゃんとした議論できる人って何かしら「ちゃんとした会議」(報告会ではなく会議)に参加したことがある人だと思う。 会議についてはこの本読んだらいいと思う。30分で読める。
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まず「会議には事前準備が必要」という点が軽視されてる組織ではなにをやっても無駄だと思う。
ちなみにはてブは議論でもなんでもないので好き勝手書いてくれていいと思いますが、事実に反することだけは書かないでね。たまにものすごい誤読とか自分の妄想垂れ流したりする人いるけど、それだけはすごく迷惑。