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読みました。これめちゃくちゃ素晴らしいまとめだと思います。
この作品は、男を狂わせる魔性の女=ファムファタルをカジュアルに描いた作品なのですが、三沢さんは読者として、作中の主人公と同じようにこの作品の女性にのめり込んでいく。
そのアリジゴクにハマっていく感がめっちゃ丁寧にまとめられています。しかもセルフまとめ!自分でこれまとめるとか天才かよ。すげえ。
私なんかだとつい分析的に読んでしまうというか「こいつカオスヘッドの楠優愛じゃん」と、つい醒めた目でみてしまうのですが、三沢さんはそういう裏の面は一切見ないで夢中になってこのキャラを天使といって褒め称えます。絢辻さんは裏表のない素敵な人デス、みたいな。
そういえば三沢さん、化物語のヒロインが主人公に都合良すぎると怒ってみたり、オタサーの姫を絶賛する記事も書いてたね。彼の目で見るといろんなものが自分と違って見えるんだろうなと興味深いです。
キャバ嬢とか木原容疑者にはまった人たちってこんな感じでやられて行ったんだろうか……と想像してしまうくらい「男が女の人に誑し込まれていく様子」を見事に再現している。しかも本人は自分では酔ってないつもり。冷静に分析してるつもりなのです。
まさに全身全霊で作品を楽しんでいる。ここまで作品を完璧に楽しめてるのこの世で三沢さんだけでは。日本一の読者と言えるでしょう。それ、めちゃくちゃ羨まししくないですか?
さらに三沢さんの場合、少し前にこういう発言をしているのに、自分で答えににたどり着いていている。しかもそのことに気づいてない。答えはすでに自分の中にあった!とかミステリの筋書きとしても完成度高くてとても素敵です。
なんで投資家なのに、採算性の合わないことが馬鹿でもわかる投資をしているのか?それとも2億5000円ぐらいなら娯楽で使えるから遊んだのか??そこが知りたい。そこにこそなにかがあると思うの / “キャバ嬢に2.5億円貢いだ個人投資家、太客ポジションを強制ロスカットされ…” https://t.co/nSTpXHrYdK
— 三沢文也a.k.a.青二才 (@tm2501) August 30, 2019
ここまで純粋に作者の思惑にきっちりはまってるの、作者からしたら最高にうれしいだろうな。。。(金田一少年の事件簿「首吊り学園殺人事件」の浅野先生を思い出しました)作り手にとってまさに理想の、模範解答みたいな読者像を見た気がします。ぜひ作者の目に止まってほしい。
- 作者: 萩原あさ美
- 出版社/メーカー: 講談社
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類似作品として、おっさんが若い女性の魅力に吸い寄せられてしまうという作品だとこういう作品があります。
- 作者: 眉月じゅん
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/04/03
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この作品の主人公は最後まで女の子を受け入れないんだけど、設定だけ見て勘違いする人は結構いましたね。
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逆パターンとしてこういう作品もあります
- 作者: Gino0808
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2019/06/06
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どれも面白いのでオススメ
「ファム・ファタル」とか「サークルクラッシャー」になりうるくらい女性を魅力的に描いた作品っていいよね……
一人の男を狂わせるような女性を描いた作品って何があるかなぁ。
私は「SWAN SONG」の佐々木柚香や「CARNIVAL」の理沙がめちゃくちゃ印象に残ってます。アトラク=ナクアの初音様とかもそうですね。仏蘭西少女のオルテンシアはまさにその機能に特化した存在でした。
歴史的に有名なのは妲己ちゃんや九尾の狐。
封神演義 完全版 全18巻 完結セット (ジャンプ・コミックス)
- 作者: 藤崎竜
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/11/01
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楊貴妃やマリーアントワネットなんかも当てはまるかもしれません。他にも「王妃イザボー」のように、男の都合でファム・ファタル扱いされている女性も歴史上には多いですね。
- 作者: シギサワカヤ
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- 作者: ひぐちアサ
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サークラものまで含めるともっとありそう。
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他にもおすすめの作品があれば教えてください。