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年末にガチの投資初心者さんと話をして思った、投資初心者がまず最初に知らなければいけない一つのこと

12月28日に神戸投資家勉強会に参加してきました。

twipla.jp

①前半に億トレーダーであるみやびさんより「脱投資初心者のための考え方」が1時間ほど説明され、
②後半はみなさんでそれぞれ1銘柄おススメの銘柄をプレゼンして議論をする

という内容でした。 ここで出会ったガチの投資初心者さんについてお話をしようと思います。

本当の初心者さんを見て、自分が本当に初心者だったころのことを思い出した

実は、こういう場に参加してくる人ってそれなりにアンテナが高く向上心が強いため、
ガチの投資初心者ってあんまりいなかったりします。
しかし、この時は珍しく本当に「絵にかいたような初心者さんだ!」って思う人がいました。

話を聞けば聞くほどやってることが危なっかしい。

「何も知らない。何をどうやって勉強したらいいのかもわからない」という状態なのに
いや、それゆえに「超ハイリスクな投資行動」を繰り返していました。


私はこういう投資行動を条件によっては否定はしません。
例えばまだ新入社員だったり、お金が10万円とかならそれでもいいかもしれません。
お金を損して痛い目をみながら少しずつ学習していくのは悪いことじゃありません。
むしろハイリスクな行動をとって痛い目に合うという経験は額が小さいうちに済ませておいた方がいいです。


でも、この人の場合はほんとにやばかった。

すでに40近い年齢で貯金600万円ある人でした。株を始めたのはここ1年以内。みんなが株で盛り上がってるから、自分も少しでも儲けて生活を楽にしたいと思って口座を開設しました。


しかしいざ始めてみると何の株を買えばいいのかわからない。四季報を買って見ても読み方がわからないかった。雑誌を読んでもよしあしがわからない。

わけわからないまま「ウ〇フ村田」などの影響でtwitterで話題になってる株を買うことに。値動きに一喜一憂し、勝ったり負けたりを繰り返していたら信用取引を全くしてないのにわずか半年で資産の3分の1を溶かしてしまった、というのです。


なんと、どんな銘柄を買ったかは覚えていましたが、何の銘柄で一番損をしたかすら把握していない、という状態でした。さっきも言ったように、場に参加している人たちはベテランの人が多かったので「これはちょっとまずいのでは・・・」という空気になりました。


初心者にはいろんな問題があるけれど、一番の問題はそもそも株が「負けるとお金が減る怖いものである」ということの意味をちゃんと理解できてないことなのではないか?


その後、私を含めて数人が心配をして懇親会に話の場を移していろいろ話を伺っていたのですが、話を聞けば聞くほど、問題点が多いなと感じました。


・自分で株を買う理由がよくわかってない
・株価の仕組みもわかってない。そもそも会社の時価総額もPERも知らないから自分の判断基準がない。何となく話を聞いてすごそうだなと思ったら買ってしまう
・割高割安の基準がないからPER100倍超の割高株をそうと知らずに買ってしまう。
・当然「売り時」がわからないので上がっても自分が売るときには損切になっていることが多い。
・その代わり信用取引には怖いと思って手を出して居らずロットも無茶な貼り方をしていなかった。(これがファインプレイ)
・じりじりと負け続けると、損を取り戻そうとして最近少しずつロットが大きくなってきている状態だった。


というわけで、どんどんドツボにハマって言ってる最中でした。


しかし、話を聞いててこれはほかの人とも共通した意見なのですが、最大の問題点が見えてきました。



それは「負けたらお金が減る」というリスクを極端に軽視していることです


そのことを知らないわけじゃないですが、まったく直視してないなと思います。大事な大事な自分のお金なのに、増えることしか考えてない。守りが極端に弱い。ノーガード!

投資はリスクリターンを常にセットで考える必要があるゲーム

投資の利益の源泉は「リスク・不確実性・ボラティリティ」といったものです。

企業の成長がベースにはなっていますが、もし株価を決める要素がそれだけならこんなに激しく株価は動きません。5年平均で年30%以上成長してる上場企業は日本には数十社しかないんです。社会の富はそんな簡単に増えていきません。

投資というのは損をするかもしれないリスクを引き受けるからその分だけリターンが大きくなるのです。逆に言えばリターンが多い投資行動はリスクも大きいということです。失敗したら大損をします(しました)。


なんどか痛い目を見ながらそのことがわかってくると、だんだんと投資家は「自分がコントロールできる以上のリスク」は取ろうとしなくなります。安全とか安定という意味じゃなく、「自分が理解できないものには手を出さない」ということです。より深く勉強してしっかり理解できているのであれば多めにリスクをとっても良いし、そうでないところには手を出さない。

その結果、投資家は「リスクはあるけれど、他の人より自分がよく理解していて、期待値がプラスだと判断できるところ」に投資しようとします。この得意分野が人によって違うから市場ではいろんな銘柄が売買されるわけですね。



何が言いたいかというと、常にリスクとリターン、メリットとデメリットは常に同時に考えられるべきだということです。 両方を考慮して、それでも行けると思った時に初めてGOサインを出す。それがリスク管理に基づいた「判断」です。別に投資をやってなくても仕事をちゃんとやってたらその考え方は身についてる人は多いはず。

投資はこの「リスク管理にもとづいた判断」が全てのゲームです。この判断が正しければ人間としてクズであろうが儲かるし、「判断」がダメな人はひたすら損をしていきます。人間として善良かどうかとかは全く関係がありません。チャートでもファンダでもなんでもいいからいろんな道具を使って「判断」の質を高めていくのが投資というものです。


ちょうどいい記事がバズってますね。この部分です。
hayatoito.github.io

f:id:tyoshiki:20200105173814p:plain

難しいことを考えたくないなら、上の記事の通りにするのがよろしい。
私は現状がインデックスバブルだと思ってるので手を出しませんが、50年単位で見れば私のこの考え方も間違いです。


ところが本当の初心者はそもそも「リターン」だけ見てて「リスク」が全く見えてなかったりする

投資を始める人は、当然儲けたいという欲があると思います。それはとてもいいことです。

でも、欲があるならなおさらリスクをしっかり考えないといけない。

欲のせいで目がくらんで「リターン」の方しか考えられない人間はさすがにダメです。「負けたらお金が減るんだ」ということをちゃんとわかってないから「有名な人」や「パフォーマンスが良い人」の話を安易に信じてしまって無自覚に自分の許容範囲を超えたリスクの高い行動をとってしまう。投資をやるのであれば、少なくともそういう「リスクリターン度外視」みたいな姿勢は絶対に慎まなければいけない。

まずはじれったいかもしれないけれど「簡単」で「確実性が高い」行動から利益を積み重ねたい

最初はどういう行動が良いかはすでに過去記事にまとめています。

www.tyoshiki.com

ある程度利益がたまってきたら、それをもとにすこしずつリスクを高めていく。

そして利益が削られてきたら取れるリスクを減らしていく。

あくまで利益の中でリスクを取る。 これが投資の基本になります。


ただ、上の記事でも初心者だとまだちょっとレベル高いんだなと感じたので、
懇親会の時に話したような内容をあらためてまとめたいと思います。


偉そうなこと言ってるけど私も最初の2年間そんな感じでした

www.tyoshiki.com

儲かったら儲かったで冷静になれないし、
一刻もはやく、仮でもいいから自分なりの基準を考えていかないと
簡単に他人にいいようにされるのが投資の世界です。

まずはどんな形でもいいから、基本的なところを学んで自分のスタイルを確立させてほしい。



結論

初心者はまず「負けたらお金が減るという怖さ」を真の意味で理解しよう。

その怖さを理解して立ち向かうことが投資の利益の源泉です。避けては通れません。

そこさえ理解すれば、自分が次に何をしなければいけないかは自然と考えるようになると思います。