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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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なぜこれほどまでに痴漢の対策は進まないのか?

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すくなくともはてなブックマーク利用者に限って言えば、痴漢というのは首都圏で電車通学・通勤している女性にとって数十年前からほぼ毎日身の回りで起きる出来事であるようだ。



私は大学時代には東京に住んでおり、東横線・京王線・銀座線・南北線などを使っていたが幸運にも痴漢に遭遇したことはなかった。なので、痴漢の存在についてはあまり知らなかった。


東京では姉と二人暮らしだったが、3年間一緒に住んでいて、姉から痴漢がいたという話を聞いたのは2回だけだ。(実際には家族とはいえ私に相談することではなく、母親などに相談していただろうからもっとあったのかもしれない)


だから、その程度のものだと思っていた。私には痴漢が、一つのクラス単位で見たときに、毎日のように起きるものだとか、場合によっては個人単位で見ても毎日のように起こりうるものだという実感が全くなかった。




だが、今回に限らずはてブで痴漢の話の話になると「身の回りで毎日のように痴漢被害があったぞ」と申告する人の数があまりに多すぎた。



気になって統計データを見てみたら、自己申告だけでなく警察の調査でもかなりの割合での被害が報告されていたことを知った。

www.tyoshiki.com

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なので自分の実感とは合わないものの、少なくとも首都圏において痴漢被害は実際にものすごく多いのだろうという前提で今は考えている。






だからこそ不思議なんだけれど、、、なんでこんなに痴漢って対策が進まないのだろう?何が障害になってる?

政府的に見ればJR会長などへの配慮とかありそうだけどさ。それはネット民とは関係ないよね。


MetooやKutooなどの活動が盛り上がったり、ましてフェミニストたちによる表現狩りなどが盛んになってるこのご時世に、なぜこれだけの被害が起きている痴漢についてその対策を訴える人が出てこないのか?ネットで署名運動とか行われてるんだろうかと見ても、岡村リコールとかは盛り上がってるのに痴漢対策についてまとまった動きはない。


※ここで「常日頃から訴えてるけどお前が関心ないだけだ。お前が無知なだけだ」みたいな気持ちになった人は、左翼の方にありがちなシャア・アズナブル状態だと思うので気をつけたほうがいいと思います。




痴漢対策って「NHKをぶっ壊す」なんかよりもよほど切実な問題のはずですよね。




検索で東京都議員の活動などをチェックしてみても、(そもそも女性議員が少ないという問題はあるが)痴漢対策を公約に掲げている人が少ない。
検索してみても過去に「女性専用車両の拡充」を主張した女性議員が何名かいる程度でありしかもその人は今現職ではない。


kutooですらあれだけオルグに成功したのに痴漢対策はなぜ組織化していかないのだろう

首都圏の女性の多くが痴漢の被害にあっており、まして自分の子供もそういう目に合うかもしれないという恐怖を感じているという状況なわけでしょう?痴漢問題に真摯に取り組むと訴える人の存在があれば女性の人たちが何よりも応援するのではないか?と思うのだがどうやらそうではないようだ。




なぜこれほどまでに「痴漢に対する対策を行う」ということを現実で行おうとするとうまくいかないのだろうか。そもそも、これほどの問題なのに、なぜ痴漢被害に関する研究が全くといいほど行われていないのか。



痴漢というタイトルを冠している社会学の本もこのくらいしかないように思う。

痴漢とはなにか: 被害と冤罪をめぐる社会学

痴漢とはなにか: 被害と冤罪をめぐる社会学

  • 作者:牧野雅子
  • 発売日: 2019/12/26
  • メディア: Kindle版




あまりにも痴漢の被害を訴える人の多さや割合と、その扱われ方のギャップが大きすぎる。

一部女性が、異常なまでに男性憎悪をむき出しにしている原因の多くもこれだろうに。

どう考えても対策が必要だし、そのこと自体は数十年前からずっと言われてきているのに。



それでも対策どころか現状把握・事実の共有すらまともに進展していない。



なぜなのだろう??



わかる人いたら教えてほしい。