昨日の急落により、ダウ、ナスともに4月13日以来一度も割れたことのないパラボリックSARが陰転しました。
MACDはまだ生きているので完全に死亡確定したわけではありませんが、高値追いモードはこれで一旦終了になります。
今まではなんだかんだ行って一度もこれが割れることなく上昇トレンドが維持されていました。4ヶ月半一度も崩れないって頭おかしすぎへん?
それが特にイベントもなくあっさり割れました。(正確に言えばアメリカはレイバーディ前にいつも崩れやすいアノマリーがあります)
現在の相場は一言でいうと完全に末期症状でチキンレースです。
3月の底値から死ぬほど上がっていることもあり、大統領選挙前のリスクヘッジ売りが不可避の状況で、どこまで乗るか、どこで降りるかという読み合いが行われています。
だれも企業の業績に対する適正な株価など意識すらしていません。完全に末期相場の特徴で「個人部門の出来高が急増」「信用残高の増加」が続いており、それ故にそろそろ天井だと思った人の売りも日に日に増加しております。
「焦って空売りを仕掛けたショート勢が担ぎあげられる」ことによる需給のみによる株価上昇が続いていました。
「買えば上がるから買う」の精神で参入し、機関投資家の思惑を超える勢いで買いまくることで以外高を演出してきたロビンフッドたちが今後は売り圧力に変わっていきます。なんのことはなくて仮想通貨の時と同じです。
アメリカだけならともかく日本の個人投資家が大量に参入し始めるといよいよアウトという気分になりますね。
特に深刻なのはNASDAQ100。
NASDAQがバブルではないと思っている人は一人もいないと思いますが12250を早急に回復できないようだと厳しいです。
まあ言うたところで、今回のは9月SQ前の調整に過ぎないと思われます。本格的に崩れるとしたらSQ通過したあとかなと。
また、9月から11月の大統領選挙にかけて軟調になるだけで本当の地獄はもう少し先のような気はします。
実際、いままでは割れたところでいつも3週間くらいで復活してるからな、、、大体のホルダーがガチホして売らないので、結局のところずっと強いのがアメリカ株。