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2020年9月11日に発表された2019年度はてな株式会社の決算チェック

jp.reuters.com

どうも、はてなの株持ってるのにはてなのミッションが<「知る」「つながる」「表現する」で新しい体験を提供し、人の生活を豊かにする>だったのを全く知らなかった程度のクソ雑魚投資家です(笑)

はてなは配当ゼロなので、株価そのものが命なんですが、「マザーズの全体が強いから」という全く理由になってない理由で結構コ〇ナの底値から戻っていたところ、全く業績を無視した動きだったので、9月11日の決算発表を受けて14日に下げてました。なぜ16日になってからはてな株下落のニュースがホッテントリしたのか全く理解できませんが、こんなことならリアルタイムでもっと騒いでおけばよかった(笑)


はてなの決算説明書資料で面白かったところ

https://ssl4.eir-parts.net/doc/3930/ir_material_for_fiscal_ym/86375/00.pdf


みなさんが興味ありそうな所だけピックアップしていきますね。

①ユーザー数は増えてるけどアクセス数はどんどん下がっている。
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②アフィリエイト広告は前年比から大幅に減少(というよりこのグラフは何だぁ)
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③企業案件は順調。そのほどんどは「採用・広報」目的のメディア運用。
ただし利用顧客数は増えてるけれど企業からの記事広告依頼は大幅に減少。


④「Macarel」と「Gigaviewer」については目標未達ではあるけれど10%以上の成長
Gigaviewerは11社目の採用となっており、日本のWeb漫画文化に非常に貢献しているといってよいかも。


⑤今のはてなにとて一番大事な事業はどこかというと……

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はてなブログ運営から得られる売り上げは5.21億。しかも鈍化傾向。こちらは回復の見通しも弱い。

「はてなブログMedia」運用による企業からの広告や、広告記事作成依頼による売り上げが8.09億
 顧客数は順調に伸びており、広告の勢いが回復すれば回復すると思われる。

「Macarel」及び「Gigaviewer」などの受託開発事業が12億で、こちらは予定未達ながらも11%の成長。


つまり、はてな運営にとって、もはや祖業といっても良いCGM事業、特にはてなブログはそれほど重要ではないというかお荷物感すらありますね。コンテンツマーケティングにも関わるので「はてなブックマーク」は必要ですが、はてなブログ自体はかなり重要性減ってきてるような気がします。はてなブックマークははてなブックマークで、はてなブロガーとはてなブックマーカーがもう全然重ならなくなっており、無責任にコメントしたり、スター工作をするクソブックマーカーが幅を利かせすぎなのに、それも放置。

Gigaviewerに限らず、開発力はどんどん企業枠に回されており、はてなブログやはてなブックマークについては抜本的な改革を行うインセンティブがないというのが正直な処っぽいなと思います。
強化していくしかないんじゃないでしょうか? 私は終わりの時までついていくつもりはありますが、一応proの契約してドメイン取得していますし、並行してwordpressmブログも運営しています。

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はてな株今から買おうという人向けのアノマリー。はてなの株は4Q通過してから買うといいよ。

京都の企業ですし、継続保有期間がいつか評価されると思って私は最低単元だけ保有していますが、
配当ゼロ優待もなし、来期予想を極端に保守的に見積もってくるはてな株式会社は株主との関係においては「新興株のクズがこの野郎……」と言いたくなるような株主軽視企業です。4Q持ち越すことに全然メリットを感じません。

逆にいうと、4Q通過した時に買って、あとは翌年の4Q前に売ると高い確率で儲かります。




今回も来期予想がかなりひどくて、増収予想でありながら来期経常利益予想を0付近まで見積もっています。

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これ企業で管理職以上の人ならめちゃくちゃ経験あると思いますが、外部環境が悪くなって「来季どうなるかわかりません」といいう感じで見積もりがあまり立ってない企業で中華管理職が「増収予想出せ。あと赤字予想は許さん」という経営陣からのお達しを受けた時に起こりがちです。部門ごとにかろうじて売り上げ増、ぎりぎり黒字すれすれの数字を提出してそれを積み上げるとこんな感じの数字が出てきます。要するに「会社としての見通しがあまり立ってません」と言ってるのと同じであって、じゃあこの数字を死守するのかというと、ふたを開けてみたら余裕で下方修正をだす企業なんてたくさん見てきました。なので、基本的にはこういう決算予想を出した企業はその年はあまり期待できないところなのですが、今回のはてなはちょっと違います。

ただ、今回のはてなに関しては比較的好意的に見れそうな感じもします。Macarelの見込み顧客の積み残しがあり、かつこの時期でも人件費15%増と明確に企業としての成長を志向した投資を行い、そのうえで利益を確保できる見込みだということです。

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であれば、決算の予想よりはいい感じの数字が出る可能性が高いです。とはいっても市場参加者だってバカではないから、この数字をバカ正直に株価に織り込むわけではなく、ほどほどのところで株価形成をしますから、そこが落ち着いて週足MACDが陽転するタイミングで購入し、あとは気長に持っていればいいような気がします。


一応今のところはてなブログを見捨てるような見通しは全然立ててないようです

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最後に中期経営計画のイメージの画像がありますが、まぁ悪くないんじゃないかと。

現在は通期で売り上げ26億程度に対し、順調にいったとして経常利益3億程度。これで現在の時価総額57億なので別に割安ではないですが新興のテクノロジ株としては割高ではない。売り上げが年10%成長を維持できるという前提であればむしろ買ってもよい水準でしょう。配当がないのであえてこの株を優先する理由がないというだけであって悪くはないと思います。

今のマザーズ水準はあまりにも株価が高騰しすぎててバブル状態なので、どっちにしろマザーズ全体が一回死ぬまではもう買うべきじゃないと思いますし、今年1年は業績どうしようもないのであえてこの年の前半に買う必要はあんまりないと思います。ですが、週足のMACDが死んで復活するタイミングであれば今後はもう買ってもちっぱなしでもいいんじゃないかな。


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