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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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やたら長い言い訳する人間はそもそも結論が言えない

https://togetter.com/li/1594762

 

リアル会話だけやってるうちは気づきにくかったのですが、slackやDMなどでやり取りすることが増えてきた時に、結果的に向こうが最後まで言い切るのを受ける機会って増えてきて気づいたことなんですが。

 

 

「とりあえず先に結論からお願いします」と言って結論を言えない人は、結論まで考えてません。どうしてほしいかを考えてません。それは相手が決めることだと思ってるケースが多いです。結論から言ってくれと言っても結論を考えてないんだから出せないんですよ、大体の場合。だから優しく言っても、こちらが我慢して最後まで聞いても何も出てこないことがあります。

これ想定してないと、優しく言ったり我慢して聞いて何も出てこなかったときにキレちゃうと思います。

 

「言い訳が長くなるのは結論が出せずに頭の中がぐちゃぐちゃになってるからだ」とか「そもそも結論を自分が考えないといけないと思ってないからだ」ってくらいに前提を低く見積もっておくと気分的に楽です。辛抱強く話に付き合いながら結論まで誘導してあげたりして、「次からはこういう風に言ってくれ」っていうパターンを作って行ったりできますよね。 

(そのかわり、忙しかったら時間取れないので相手できなくなります。丁寧に対応できるのは本当に限られた回数だけです)

 

 

 

「間違っててもいいから結論まで考える」を習慣づけする

私は、優しく言うかどうかはどうでも良くて、それよりとりあえず考えさせることが重要だと思います。優しく言って聞く気があるうちならよいですが、優しく言ったらつけあがるタイプならきつく言っていいからとりあえず結論を考えさせる。そして、その結論がどれだけ稚拙であってもちゃんとそれに対してちゃんとフィードバックを返す。

 

それが本当の意味で心理的安全性につながるんじゃないかなと思います。要するに「結論や要望を言ってもいいんだ。言ったほうがいいんだ」をまず学習してもらいたい。そこさえわかってくれてるんだったら、その前に言い訳が多少長くたって大丈夫なんじゃないかなと思います。

 

 

 

結論から言えない人はどうやって出来上がっていくのだろうか?

 話す前に結論を考えてる人は、なんだかんだ言って結論まで話そうとします。「言い訳はいいから結論を言ってくれ」と言われるひとは、9割がたそもそも結論を考えてないです。

 ただ、これは本人が悪いわけではないことが多いです。結論だとか次のアクションを自分で考えてないということは、いままでそれを考える必要がないと思い込まされてるということだからです。

 

 考えていたことがあっても叩き潰されてきたか、そもそも考えることを全く要求されてこなかった・訓練されてこなかったということだからです。大体の場合は前者です。最初は考えていたんだけど、否定され続けて考えても無駄になると誤学習してしまったんだと思います。

 もちろん考えることが無駄になることはほとんどありません。マッチョな人なら「一回目か二回目で否定されたらすぐ諦める」とか「自分の考えが受け入れられないなら考えても無駄だとかんがえる」ような精神がそもそもだめなんだということもできます。でも、それを言っていいのはある程度しっかりした報酬払うのが前提でしょう。

 そもそも最近は仕事が早くなっていて、管理職側も余裕がないからどんどん上が決めて下には考えさせる余地もなく押し付けるだけ、ということも結構ありがちです。こうなると本当に考えることが割に合わなくなります。当たり前ですが、考えるのって支持どおり仕事するだけより遥かに大変ですからね。

 

 

一番だめなのが、怒る側が、ちゃんと考えさせないで凹ませるだけ凹ませて、あとはなんとかしちゃう(仕事を取り上げてしまう)パターンです。

これをやりすぎると、怒られる側にガッツがない場合「自己弁護だけやってあとは黙ってその場では面従腹背しておいたほうが楽だ」という学習が起きます。ここまで行くともう終わりです。何かやらかしても「言い訳してあとは黙って怒られるけど全く反省しない最悪のバカ」が誕生します。こうなった人は、怒られても何が問題だったかすら自分で考えなくなります。何度も同じことを繰り返してその度見た目だけシュンとしてほとぼりが冷めたら同じことを繰り返すだけ。自分の間違いを修正する機会を失います。そのうち怒ってくれる人すら周りから去っていってだんだん孤独になっていきます。会社勤めだったらどこかで追い出されるかたらい回しにされるでしょう。

 

 そうはいっても人間完全に一人では生きていけませんから他者を求めざるを得ません。ここからは誰かがババを引くことになります。ババを引くのが本人であれば自業自得なのでまだマシですけどね。

 というか私自身20代後半の頃にコミュ障をいいわけにして全部そのあたりを他人に丸投げしてたら生きる場所なくなって詰みかけたので。やっぱりここは頑張らんといかんのじゃないかと思ってます。

 

 

 というわけで結論としては

手の付けられない状態になる前に「たとえしんどかろうが考えろ、間違っててもいいから意見を言ってくれ。何も言わない何も考えない、ってのが最悪なんだ」ってことを伝えておきたいなと思います。

 

 

 

 

 

 

蛇足

実際今一人、こういう人が身近におるんですよ。とにかく言い訳言い訳ばかり。結論は何も考えてなくて「言い訳してるうちにこちらが自分にとって気持ち良い落としどころを用意してくれるべきだ」と勘違いしてる人が。結して甘やかされて育ったわけではなく、むしろブラック企業で辛い目にあってきたひとなんですが、ボトムトップの法則で、そういう人も甘やかされてた人と同じ思考に陥りがちなのが辛いですね。

 

この人には私はお前のママじゃないしお前もういい年なんやから自分から動かない限りそんなもんは手に入らないんやで、って理解してもらわんときつい。このままだとこちらとしては職場から出てってもらうかメインの仕事全部取り上げて雑用だけやってもらうしかないと思います。そうなってほしくないから、厳しくてもちゃんと結論や意見は自分で考えて表明してもらわないとなとは思ってます。