でちょっと騒動に話題になってた「まいてつlast run!」ですが、その後「新作の開発を凍結」し、「まいてつlast run!」の内容を充実させるべく追加パッチを開発してくれるという発表がありました。
これ自体はとてもうれしかったんですが、一方で発売後1か月ちょっとでDL販売の価格を36%オフで販売するという前代未聞なことをやっています。記事の後半で説明しますがこれはまじでエロゲーマーとしては正直「ありえない」という感想であり、特に私は新作を予約購入した立場なのでちょっと不満があります。
私はもともとグッズ系はあんまりほしくない人間なのですが、そういう人間は予約して新作を買うなってことなんじゃろうか……。
「まいてつ last run!」を36%オフで購入する方法について
クーポンで15%オフまたは20%オフになるのですが
本体価格自体が早々に20%オフになっています。
つまり、DL版であるにもかかわらず36%オフで購入できてしまいます。
これは定価で予約購入した人間としてはさすがに「は?」って言いたくなりますね……。
とりあえず前も述べた通りゲーム自体はとても素晴らしかったですし、不満を感じていた部分については追加パッチも作成されるということで今からだと安心してお勧めできる状況です。
興味がある人は36%で購入できる間にチェックしてみてほしいです。
元々エロゲ業界というのは初回特典版商法といわれるくらいに初回限定版を予約で購入してもらうことがとても大事な業界ですがこんなんじゃ俺、新作予約したくなくなっちゃうよ……
元々エロゲというのは値崩れしやすいです。
例えば直近の作品だと
・青春フラジャイル(8月28日発売)
・鍵をなくしたカゴノトリ(9月25日発売)
あたりが発売1か月もたたずに半値以下となりました。特にカゴノトリの方は2か月たった現時点でソフマップでは4分の1を割り込む価格での販売になっています。
作品によっては1か月もたたないうちに値崩れすることは昔からよく経験しております。
それ自体は別に構わんのですよ。
エロゲーマーにとっては「発売日に定価で買って、すぐにプレイして感想をアウトプットする」というのは好きなメーカーへの愛を示す行為であり、同じメーカーを好きな仲間とつながる手段でもあるから。なんなら、購入したことを示すために購入したパッケージの写真だけのせてプレイはだいぶ後にやるみたいな人までいます。
こういうのって昔ならちょっと変な人扱いだったかもしれませんが、握手券のためにCD何枚も買う人やらスパチャで一回で10000円投げるような人たちがゴロゴロいる人が可視化されているわけでこういう行動はオタクあるあるとして認識されていると思います。
とはいっても、こういう値崩れはあくまで中古流通のメカニズムによるものであって、メーカーさんが自ら発売日1か月直後にこれだけ値下げをしてくるのはさすがにユーザーとしては反発を感じます。
エロゲーにおけるメーカーの実力と、ゲームソフトの実力の指標について
①メーカー・ブランドの実力は予約本数にあり
・まだ作品が発売されていない段階でどれだけの予約購入が集められるか。「予約購入」の数がどれだけ多いかがそのメーカー・ブランドの真の実力といっても過言ではないです。
②作品自体の実力は発売後の値持ち具合に反映されやすい
・そして発売された後、どのくらい値を保ち続けるかはかなりそのゲームソフトの実力が如実に反映されると思います。
もちろん価格は需要と供給によるので、「人気ブランドから大量に出荷されたソフト」は値崩れしやすいですが、この辺りは購入者としてはすごく気にします。
こういう事情があるため、自分がまだ買ってない作品は下がってほしくないけれど、自分が予約して買った作品についてはあんまり値下げしてほしくなかったりします。(わがまま)
この点において、「まいてつlast run!」は全然悪いゲームではありませんでした。
にもかかわらず、こういう値下げをされるとなんか発売前に予約して購入したことがむなしく感じられますね……。
試しに動画(マインドマップと音声)で説明してみました。
この件、前提条件が多いのでたぶん上の文章だけだと自分が言いたいことあんまり伝わってないかなと思ってたりします。
なんか最近記は事だけだと語り切れないなと感じることが多くなってきたので、たまにこんな感じで説明していこうかなと思います。