第五話では
性教育を親が家庭で教えることの重要性はわかったけれどどうやってそれを子供と共有すればいいのかという部分について触れています。
本格的な性教育の準備段階=子供に愛情を伝えることによって自尊心を高める
正直この5話はちょっと微妙だと思ってるので要点だけかいつまんで。
①タッチングとリスニングの重要性
もちろん、3話で説明があったように「プライベート・パーツ」には触らないようにするとか、発達障害の子は敏感で触られること自体嫌う場合がある、などの注意点はあるでしょうね。
私の親はどちらもスキンシップが嫌いな人だったので父母ともにタッチングは皆無でした。ただ、私自身が記憶がないころにそれを強く嫌がった可能性もあるなとも思うのでこのあたり難しいよね。
リスニングは割とあったかな。ただ、よく「お前の言ってることはおかしい」って否定されることが多かったので必ずしも良い感じではなかったかも。
とにかくこれについてはしつこいけどこの本本当におすすめです。「スズコ、考える」の人の実践記事もあるので合わせて参考にしてください。
子どもが聴いてくれる話し方と子どもが話してくれる聴き方 大全
- 作者:アデル・フェイバ,エレイン・マズリッシュ
- 発売日: 2013/06/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
②きょうだいがいる場合は、どんなに短くとも一人一人を特別扱いする時間を必ず持つ
私はまぁ典型的な「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」の教えでだいたい軒並み自分の言い分が通らなかったので、中学ころまでは妹との関係は普通によくなかったよね……。
第六話 子供に性の知識を伝えるときの注意事項
①子供に教える前にまず親が学べ
親がこういう価値観なのに子供がそれに逆らって新しい知識を学ぶことは難しい。
受験勉強と同じで、まず親がボトルネックになってるという意識をちゃんと持っておく必要がある。
②子供に伝えるときには以下の5点に注意。
・淡々と事実を伝える。
・親の価値観をくっつけない
・子供が興味を示したときにこたえていくのがベストなので伝える準備はその前からしておくほうが良い。
・幼い異性のきょうだいがいる場合、本人たちが嫌がらなければ同時に伝えてよい
・高学年以上は同性の親が伝えること
③意外と教え始めるタイミングは早い。
男の子だと3歳くらいからすでにおちんちんとかうんちとか言い出すので
それに対してどういうことを教えるかを意識し始めないといけない。
④あらかじめ子供が興味を持ちそうなテーマについては把握しておく。