素晴らしいマンガ体験。
この作品、「惚れた方が負け(=死ぬ)」というテーマを究極的に突き詰めた設定になっている作品なのですが。
まず、第一話の時点できれいに話としてまとまってて上手いなぁって思わされます。
かなり無茶な設定をちゃんと飲み込ませてくれます。
とりあえず一話読んで気に入った人は、1巻だけは読んでみてほしい。
1話が面白かったので気に入って読み進めてると、2話以降はしばらく淡々とした展開が続いていくんですよね。
「いまいち盛り上がらないけどこれ一体どういう作品なんだろう・・・?」と思いながら読んでたんだけど、第七話でこの作品の「目的」が明らかになってうおおおおお!ってなった。
見開き2ページのコマ読んだ時にめっちゃ興奮したよね。
そう来たかー!!!
ここまでやたらと丁寧に設定を説明してたのはそのためかー!!ってすごい納得する感じ。
この特定のシーンを見ることでいろんなピースがハマっていく感覚。
すんばらしいです。こういう作品に出合えるとハッピーな気持ちになる。
続きがどうなるかは知らないけれど、導入の時点でもう私の中では名作。
というわけで、今日はこの作品最新巻まで一気に読もうと思います。
- 作者:八十八 良
- 発売日: 2014/06/13
- メディア: Kindle版
こういう体験は「図書館の大魔法使い」以来かも。
www.tyoshiki.com
読み進めてみたら毒親の話だった…
なぜ私はこういう毒親ものに無意識に惹かれてしまうのか……。