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DMMブックスのキャンペーンで出た60億の損害はDMMにとってどのくらいの規模なのか? DMMグループの売り上げ規模と利益を考えてみる

私は広告宣伝費で1000万溶かした某VTuberが好きです(挨拶)



さて、今日はDMMのお話です。



この前DLSiteさんがクリエイターのために十億円超を負担する漢気を見せてくれたっていう記事を書いたので
www.tyoshiki.com


こちらの件にも触れないわけにはいかないかなと。

inside.dmm.com

3月25日にスタート。6月30日終了の予定でしたが、あまりの反響の大きさに4月12日に前倒しで終了。クーポンを利用したユーザーからは大好評でしたが、割引分を負担したDMMは、このキャンペーンだけでおよそ60億円の赤字を出す

FANNZA民が怒りに震えた例のキャンペーンですね。


さすがに出血大サービスなんだろうなと思ってたら予想以上だったようで。

1か月もたたずに

6,000,000,000円の赤字……

これはひどい……。




DMMならこのくらい余裕なのでは? プロモーションのためのネタ記事では?という意見も出ている模様

とはいえ、DMMって超巨大企業だし60億円くらいよゆーなのでは?って思う人もいるかもしれません。



他にも、2012年の時に松下が出した7800億円の赤字とか2017年に東芝が出した1兆1000億の赤字なんかを覚えている人や、PayPayが2年連続300億の赤字を出したことや、AbemaTVも200億以上の赤字を出しまくっているのを知っている人。逆に2020年度のソフトバンクの「売上高が5兆6281億円に対し、純損益が4兆9879億円」などの数字を見てきた人にとってはもう60億くらいではビビったりはしないのかもしれません。



一方で、「製作費12億円かかりました」ネタを一生こすり続けてる「マジカミ」っていうゲームもあるわけで、こっちの観点から言うと60億はあまりにもデカイ大金です。というか、今回の記事がネタ記事って言われるのだいたいこいつのせいではないだろうか……




というわけで、DMMの売上とか利益がどのくらいなの?ってのが気になったので、ちょっとチェックしてみましょう。




DMMグループの売り上げは2020年時点で2340億。では利益は?


売上は毎年報告されています。
dmm-corp.com

f:id:tyoshiki:20210701141122p:plain




では利益は?と言いたいところなのですが、正確な数字は公表されてません。

DMMは2018年までは決算公告で決算の数字を報告してくれていたんですが、2018年以降合同会社に移行したため教えてくれなくなりました。


その時の数字がこれです。

DMM 見納め記念に大放出! | サイバーエージェント 研究会

第18期決算公告(2017年2月期) 2018.01.17日刊工業新聞より
資本金0.1億円 資本剰余金3.51億円 利益剰余金338.48億円 当期純利益115.33億円

第17期決算公告(2016年2月期) 2017.01.24日刊工業新聞より
資本金0.3億円 資本剰余金3.31億円 利益剰余金221.53億円 当期純利益37.45億円

第16期決算公告(2015年2月期) 2015.06.18日刊工業新聞より
資本金0.3億円 資本剰余金3.81億円 利益剰余金186.20億円 当期純利益14.76億円


というわけで



確実にわかるのは2018年に「DMM.comの純利益が115億であった」ことだけです。




DMMというと巨大帝国のようなイメージを持っている方が多いと思うので「それだけ?」って感じた人もいるかもしれません。



でも、これは2018年まではDMMという名前がつく企業がバラバラに決算を出していたのでそう見えるだけです。



実際は下記のような企業がそれぞれ活躍して利益をたたき出しているので、売上のように利益も連結するとすごいことになりそうです。




現状のDMMグループの稼ぎ頭はエロ事業ではなく「DMM.com証券」です。

DMM.com証券はアフィリエイトをやってる人なら必ず目にしたことがあると思います。

入会時に数万円キャッシュバックしてくれるという大盤振る舞いをしる会社ですね。

(実際にはその何倍もの利益を出していますが…)


FXというのは証券会社の手数料ビジネスともちょっと違っていてボラが激しくなるとスプレッド(手数料部分)が簡単に開くので、バブルだけでなく暴落が起きてもアホみたいに儲かるのですね。とにかく養分であるユーザーが別の会社に行ったりお金をすべて失って退場したりしなければ安定して儲けることができます。とにかく取引量の多さが大事!


なんせ営業利益率が50%近いぼろもうけ商売ですから客の取り合いも激しい。だからこそアフィリエイト報酬を数万円払ってでも顧客を獲得したがるわけですね。DMMグループは、DMMの今までの事業の余剰金を使ってFXの激しい顧客獲得競争を戦い、業界第二位の地位を獲得しています。


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FX業界勢力図・シェアからみるFX業者のポジション|WE LOVE FX



そんなわけで、コロナショックとコロナバブルの往復があった2020年度にはDMM.com証券だけで純利益100億以上稼ぎだしました。

DMM.com証券 2020.3期 純利益97.29億円 | サイバーエージェント 研究会

2020.3 資本金98億円 資本剰余金73.9億円 利益剰余金235.09億円
営業収益268億 営業利益144.04億 経常利益138.28億 当期純利益97.29億円

2018.3
資本金98億円 資本剰余金73.9億円 利益剰余金151.79億円
営業収益139億 営業利益21.38億 経常利益22.67億 当期純利益17.63億円

最後にDMM.comグループが決算公告を出した時はDMM証券はまだ20億弱の利益でしたから2020年度はこれに80億近い利益を上乗せした形になりますね。



DMM ビットコインは別事業として独立して7億円利益を積み増しています

https://gurafu.net/jpn/dmm-bitcoin

あまりアルトコインを扱っていないので利益率はコインチェックやビットフライヤーほど高くはないものの、おそらく今年はもっと増えていたでしょう。





その他、エロ以外で「DMM.GAMES」「DMM.comラボ」や「DMM.com Base」といった事業が強い。

DMMには40以上の事業があり、内訳は公開されてないので何とも言えませんが、
2018年に合同会社となって情報公開を止めるまでの間は、子会社ごとに決算公告として公開されていました。


DMM.comラボはDMMのIT事業の中心部分。チームラボとの事業提携をしてたことでも有名です。
どういう事業をやっているのかは全然外からわからないのですが毎年30億円以上の利益を上げていました。


DMM.com Baseは、DMMの祖業にして、現在は物流メインの会社です。
ja.wikipedia.org
こちらも毎年10億以上の利益を稼ぎ出しており、DMM関連の物流がいかに盛んであるかがわかりますね。
デジタルだけでなく自前で倉庫・物流を持っており、通販にも対応しているのはがDMMの強みでもあります。



「DMM.GAMES」はもともとDMM.com内部に含まれているので考慮する必要はありませんが、
運営を行っている「EXNOA」は情報を公開していないので売り上げ規模や利益は不明です。
EXNOA、ゲーム会社OVERRIDEとの合併公告を官報に掲載 | オタク産業通信 :ゲーム、マンガ、アニメ、ノベルの業界ニュース




結局DMMグループ全体の利益はどのくらいかなのか?60億はDMMにとってどのくらい痛手だったのか?

というわけで長々書いてきましたが整理すると。

2018年の純利益115億に対して、DMM証券やDMMビットコインで100億近い上乗せ。
その他の事業からわかっているだけでも50億という数字が乗ってきます。


DMMアフリカなどいくつかの事業では先行投資で赤字が出ていますが
それらを考慮しても最低250~300億の利益が出ているんじゃないでしょうか。


実際、今回の件でユーザー数はものすごく増えたそうですし、
DMMほどの規模の企業で本気の事業ならば60億円を広告費に投入するというのは決してありえない話ではないと思います。


会社規模としては許容範囲だけれど、事業単位で見たら回収するのが困難なレベルの損害

ただし、事業単位で見ると話が変わってきます。

DMMブックスの競合であるEBookJapanの売り上げが300億で営業利益10億であることを考えると、
現在これとほぼ同規模か下手すると負けてるくらいの規模だと考えらているDMMブックスで60億の赤字はでかすぎます。

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60億が広告宣伝費だったとしても判断は変わりません。これはそうそう回収できる金額ではありません。
なので、さすがに「最初から記事も含めて仕込みのネタだったんじゃないの?」というのは邪推でしょう。





それにしても、

DMMグループは規模が大きい上に謎が多いのでこの程度までしかわかりませんでした

やはりインターネット企業としては圧倒的に強いという印象を持ちますね。





潤沢な資金を持つDMMが、次の事業の柱として目指しているのがDMMブックス。拡大中のサービスは拡大施策としていろんな割引や還元があるから要チェック!

①エロ方面で安定した収益基盤を維持しつつ、

②エロの利益をつぎ込んで「ゲーム」「金融」という方面でエロと同等かそれ以上に強い事業を作り上げた。(会員数は7年で9倍以上に増加)

③さらにそれらの収益をもとに新しい事業を作り上げようとしている。

その一つが「DMMブックス」なのかなと思っています。




一度DMMBooksで買い物を始めたらいろんな割引や試し読みが充実していて非常に便利です。

少なくともマンガに限って言えば、DMMブックスが最強クラスに強く、私はYahoo!がやってるEbookJapanや楽天ブックスよりもこっちの方で買うことが多いです。

www.tyoshiki.com




PayPayでもクレジットカードでもなんでもそうなんですが、オンラインのサービスは拡大中が一番美味しいですよね。いざ拡大しきったら今までニコニコしながら割引と化してたのが急に真顔になってクーポンとか還元率とか渋りだすので、今のうちにガンガン使い倒してしまいましょう。

というか君たち、70%オフでそれだけ盛り上がるなら、毎年3回実施してる50%還元セールももっと使おうZE!今年も夏からセール始まるZE!


一足先にFANZAではサマーセール始まってます

7月1日からはFANZA電子書籍の方でサマーセールを実施しており、50%~80%オフ作品が多数出ています。 エロゲの方もサマーセールで各種まとめ買いなどかなりの割引が行われているため、興味がある人はチェックしてみてください。

f:id:tyoshiki:20210701151558p:plain

al.dmm.co.jp