shioshio3.hatenablog.com
とても良い記事。
私もこの件、男女両方に被害者が出ていたのに、加害者の発言だけピックアップしてまるで女性だけが被害にあったように訴えかけて「これはフェミサイドだ」「女性の地位向上が必要だ」みたいにわめいている人には嫌悪感しかわかなかったよ。
というか、今でもニュースをまともに見ないで女性だけしか被害者がいなかったと思い込んでる人結構いるんじゃないの?
そもそも「無差別殺人」の犯人の発言について、初動で反応するのはすごく危険なんじゃないか
無差別殺傷犯。当日に思いつき当日に実行するのが多すぎ感はある。発作なんやねこれ pic.twitter.com/dRqCxw0iL3
— 保田塾 (@tanukinotinpo) August 8, 2021
発作だとしたら、心療内科か精神病の病院に通院させなきゃならんね。問題はどうやって彼らの様な犯罪予備軍な人を探し出して治療するかだけども。 https://t.co/yvYYJabLTG
— ヨ・コタ (@hon_junyilang) August 8, 2021
犯人の供述もどこまで本当かわからない。
今回の件、徐々に犯人に対する情報が出てきているが、「弱者男性による逆恨み」みたいなイメージと大分乖離してきてますよね。
みんなが最初に言ってた「思い込み」が徐々に否定されて言ってる過程を見ても
最初から1週間くらいは黙って情報が出そろうのを待った方がいいんじゃないかと思いました(こなみかん)
今回の件のネットでの反応は「急にボールが来たので」「急に踏み絵を踏まされたので」感が強くてもうちょっと落ち着けばいいのにと思った
なんかもう、誰かが騒ぎ始めると「とりあえずこの件について批判的なコメント書かなきゃ」「フェミサイドって言葉を使って作文しなきゃ」って焦ってコメントしてた人が凄く多い印象がある。
警察発表の定型句にかみついている人の多いこと多いこと。事件そのものには興味がなくて「私はフェミニズムに関して意識が高いです」というアリバイ作りのためにとりあえず雑に男社会を殴っておけという意識の低いツイートをしている人が凄く多かった。
気持ち悪かったのでtogetterでもまとめ作ったけど(ここではURL貼りませんが)、本当にフェミサイドという言葉について理解して使ってるのかどうかもすごい微妙な人が多い。 私もつられてよくわかってないのに使っちゃいました。ほんとごめん。
むしろフェミサイドの特徴として、男性に比べて女性の方が「知り合いに」殺される割合が多い、ということがフェミサイドに関して国際的に定着してる議論よね。 / “フェミサイドという言葉は男性被害の透明化によって流通するのでは? - データをいろいろ見てみる” https://t.co/8lSNB1GGbG
— myrmecoleon (@myrmecoleon) August 9, 2021
私はこのツイートを見るまで、統計もチェックしなかった。実際はこんな感じだ。
そのくらい何もわからない状態でフェミサイドって言葉を使うと思考がそっちに引っ張られそうで怖い。
フェミニサイド:男性による女性の性別を理由にした殺人。メキシコのシウダ・フアレス市で数百人の女性が殺害されたことから1990年代から中南米で意識されるようになった。フランスでは2015年から辞書に記載され、メディア上で多く使用されるようになった言葉。
私はこの件で偏った統計データを持ち出して男性憎悪を煽るツイートをしてる人が怖い……。
2015年に新幹線内で焼身自殺をはかり、女性を巻き添えにして死亡させた奴も、2018年に同じく新幹線内で女性を刃物で襲い、止めに入った男性を殺害した奴も、ともに男だった。
— 富岡すばる (@Lily_to_Rose) August 7, 2021
ちなみに、2020年の重要犯罪(殺人・強盗・強制わいせつ等)検挙者数は男が女の10倍以上。
この数字の意味をきちんと考えたい。
すごいなこのツイ―ト。憎悪クリエイターってこういう人のことを言うんだなっていうくらい恣意的だ。
フェミサイドについて語るハフィントンポストの記事すらこう書いているのにさらに自分に都合の良い数字だけ抜き出して男性は危険だって煽るわけか。ルワンダのジェノサイドを先導したラジオの放送を思い出して嫌な気持ちになってしまった。
実際にはこんな感じである。せめて持ち出すにしても女性の殺人犯の検挙率は23%である、ならまだわかる。
しかし、富岡氏はあえてそれよりも過激な数字を持って人を煽ってるわけだ。怖い怖い。
・殺人の大多数(8割とも言われる)の被害者は男性だと言われている。では、日本の場合はどうであろう。警察庁発表のデータによると2018年は、男性が404人、女性は286人であり、男性の方が1.5倍ほど多く、約6割である。フランスでみると8割以上が男性である。 これはフランスに限ったことではなく、世界標準的な数字であることから、日本は女性が犯罪被害者として殺される確率は高いと言える
・殺人による男性の死亡者は155人と女性の179人よりも少ないのである。この傾向は、2017年では、133人対173人、2016年では、165人対197人と傾向は変わることなく、女性が男性を上回っている。
・2013年のデータであるが、検挙された殺人犯の女性比率は23%である
この手の数字について素人が分析するのは本当に危険だからやめた方がいいと思う。
例えばこういうデータを持ち出してきて
「●●という悲惨な事件で子供を死なせたのも、▲△という事件で子供を死なせたのもは女性だった。
子どもの虐待死という重大犯罪では女性が男性の5倍以上。この数字の意味をきちんと考えたい(キリッ)」
みたいなこというやついたらどう思うかという話だ。
普通にクソみたいな統計で憎悪を煽るヘイト野郎って言われると思うんだけれど。
これだったら普通に家庭内虐待だったら「父親が育児参加少ないからだろ」とか「女性にばかり負担が言ってるからだろ」ってわかると思うんですよ。
でも、無差別殺人についてはよくわからないことが多すぎて、富岡氏みたいなツイートでもコロッと信じてしまう人がいる。
これはめちゃくちゃ危険だと思う。
こういうの見ると、「ネトフェミ」はもはや憎悪を煽るのがお仕事になってる人いるなと思いますね。