Google、行動規範からみんなのモットー「Don't Be Evil(邪悪になるな)」を外す | ギズモード・ジャパン
たしかに、ユーザーにバイアスのない情報を提供し、ユーザーのニーズを注視し、最高のサービスを提供するということでもありますが、もっと一般的な意味で正しいことを行なうーー法律に従い、誇り高い行動をし、同僚に礼儀と尊敬を持って接するという意味でもあるのです。
Googleにおいて私たちが行なうすべての仕事は、倫理的に最も高い基準と比較されるべきだという考えの下に考案されています。忘れないで欲しいのは、邪悪にならず、不正を見つけたら直ちに報告しましょう!
もはやこの文言が削除されてから久しいけれど、YouTubeの功罪の罪の部分がどんどん目立ってきてる。
YouTuberが「自分の支持層が気持ちよくなることを言う」に偏るのは当然のことであって、いくら批判してもとどまらないと思うので何かしらのルールが必要だと思う
前にも言ったけど、Daigoやひろゆき・堀江貴文など若者の「オピニオンリーダー」たちは、スマートな外見の隙間から時々こういう冷酷無慈悲な本音を垣間見せるのが実に怖い。「それを言っちゃおしまいよ」が「本当のことを言って何が悪い」に制圧されている。 https://t.co/IqgSz4GNUF pic.twitter.com/aviFxOifI1
— ncc1701 (@ncc170116) August 13, 2021
YouTuberに限らないんだけど、ネットで一定の支持層を獲得した人、自分の意見云々よりも「自分の支持層が気持ちよくなることを言う」ようになっていくの本当によくないなと思う
— てっけん🎃池谷勇人 (@tekken8810) August 13, 2021
その通りなんだけれど、良くないといったところで収まるわけでもないだろう。
YouTuberに限らず、大人であれ組織であれ、お客さんに媚びるなというのは難しい。
会社にやとわれた社労士は会社の方を向いて仕事するし
産業医もだいたいの人はやとわれとして会社の方針に従ったことしか言わない。独立性は低い。
独立性が重視される監査法人ですらクライアントの側を向いて仕事をするし、
リクナビだって学生のためのサービスを謳いながら、実際はお金を払う企業側の方を向いて仕事してる。
当たり前である。
そのうえで、リクナビはあまりにも学生側を軽視し過ぎたとして、もはやトップの地位から滑り落ちて久しいが
https://news.livedoor.com/article/detail/20418655/
長い間ずっと「会社側の利益を追求し、学生側の負担を大幅に増大させる」ことで就職や転職業界のトップに君臨してきた。
Evilな存在は自由至上主義や自然競争ではなかなか排除できない
就職・転職業界の話に限らないちょっとフワッとした話になるが
企業レベルの活動で、Evilな行いをして力をつけた企業があるとする。
こういう企業は長期的には是正される「かもしれない」。
しかしそのためには「よりまともな企業かつ、元の企業より強い存在」という救世主を待つ必要がある。
元のEvilな存在が大きくなりすぎるともはや手が付けようがなくなるし
仮に何とかなったとしても、Evilな企業が君臨していた間にまき散らされる害悪はあまりにも大きい。
だからこそ、不正競争防止のためのルールが必要になる。
「悪いことをしたら」というよりは「競争のルール」を破った場合は
批判され、悪事を公表され、事業にストップがかけられ、競争から引きずりおろされる。
そうしなければ、法令無視上等のブラック企業ばかりがはびこる世のなかになってしまうからだ。
同様に、専門職にはいろんな倫理規定が設けられており、著しく違反する場合は排除する仕組みがある。
そうしなければ、人は何を信じていいのかわからなくなり、
嘘やデマばかりが大量に流れ、社会を維持することが難しくなってしまうからだ。
YouTuberは、並みの企業以上の規模と影響力を持つ人が増えてきたのに、「公正のための制約をかけるのが難しい」という問題が露呈しつつある
「個人」の活躍を支援するものとして、できる限り自由にできることが良いことであった。
ただ自由にさせ過ぎると「差別」や「デマ」や「迷惑行為」などでアテンションを集めようとする人がどうしても出てくる。
そして、個人が差別的発言を行うよりもずっと効率的にそういう「差別」や「デマ」や「迷惑行為」を拡散させることができる。
精神面でのコロナウイルスみたいなもので結構悪質だ。
DaiGo氏の発言は法律やYouTube規約で取り締まることはできるか?
とはいえ、YouTubeの活動は基本的には制約されるべきではないと思っている。
かといって、既存の法律で取り締まることはできないところだ。
今回の件が憲法で保障された「表現の自由」の範囲を逸脱するかはかなり微妙だ。国際人権規約的にはアウトだろうが、日本でこの国際人権規約に基づいた具体的な法律があるわけではない。
第十九条
1 すべての者は、干渉されることなく意見を持つ権利を有する。
2 すべての者は、表現の自由についての権利を有する。この権利には、口頭、手書き若しくは印刷、芸術の形態又は自ら選択する他の方法により、国境とのかかわりなく、あらゆる種類の情報及び考えを求め、受け及び伝える自由を含む。
3 2の権利の行使には、特別の義務及び責任を伴う。したがって、この権利の行使については、一定の制限を課すことができる。ただし、その制限は、法律によって定められ、かつ、次の目的のために必要とされるものに限る。
(a) 他の者の権利又は信用の尊重
(b) 国の安全、公の秩序又は公衆の健康若しくは道徳の保護
あくまで個人の意見であって、他社の自由や権利を直接的に侵害したわけではないと言い張ればおそらく通ってしまうだろう。
となると、どうしてもYouTube側の判断になる。
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www.youtube.com
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残念ながら、ホームレスに対する差別発言については項目に入っていない。
おそらくDaiGo氏はそのあたりちゃんと把握した上で発言していると思われる。
というわけで、今の時点ではまあ無理だろうなと思う。
一般紙におけるエロ表現と同じようないたちごっこが始まる。しかもこちらは「現実の人間」に対する言及である
とはいえ、じゃあこれを野放しにしていて良いのかというとそういうわけにもいかないだろう。
これだけ批判された案件について、「おとがめなし」となった場合、
「じゃあこれはありなんですね」という判例に化けてしまう。
そして、DaiGo氏が示したラインスレスレを目指したチキンレースが始まる。
このあたりは一般紙におけるエロ表現と相似形と言えるだろう。
しかもこちらは「現実の人間」に対する言及であり、二次絵による表現より直接的だ。
二次絵などよりはよほど深刻な問題と言える。
前にも述べた通り、少なくとも「統合失調症」患者に関しては
実際にニュース報道の影響で迫害の機運が高まった結果、少なくない数の自殺者が出たことがある。
こうした表現をYouTubeが「よし」としてしまった場合は
もはやDon't be Evilの精神どころか、YouTubeはEvilという認識になってもおかしくはないだろう。
まぁ、今の動画サイト、YouTubeに限らずこの手のEvilがあふれかえってると思うが
せめて最大手のEvilが少し居住まいを正してほしいなとは思う。
おまけ :「肉屋を支持する豚」現象について
受験や学歴コンプの恐ろしさを詰め込んだ名文として流行って欲しい
— ささきべ (@Sasakibe_2nd) August 13, 2021
勉強のやる気ない時に見たら効果覿面やろ pic.twitter.com/5cIHCtfO8K
身長173cm、ヤバいやつ多すぎでは pic.twitter.com/sU2y2Akfjk
— めろん@研修医 (@gatigatitv) August 12, 2021
『ひろゆきやDaiGoを崇拝してる奴ほど、ホームレスになったり生活保護のお世話になりそうなのに、一緒になって叩いていいのか?』←言っていい事と悪い事がある
— あくおん (@akuaion) August 12, 2021
「弱者なのに弱肉強食社会を支持する人」はマゾなのではなく、先に弱肉強食思想を植えつけられ、その後に弱者に転落した結果、「私は本当は強者なのに不当に苦しい立場に追いやられている、リベラル派が私たちの金を弱者への福祉に回してしまうからだ」と現状認識してる場合が多いわけですね。
— ロードランナー様 (@shinkai35) August 13, 2021
DaiGoとかひろゆきへの辛辣な意見すぎて爆笑してしまった pic.twitter.com/GK70olZ5QL
— 夢見る@鯉党 (@MLculel) August 12, 2021
いま炎上しているようなので・・・。わたしはメンタリストのDaiGo氏とは別人です。Odencatもくまのレストランも本件とはまったく無関係です。
— Daigo (メンタリストでない) (@daigo) August 13, 2021
大乱闘スマッシュブラザーズ pic.twitter.com/aTh53g5yPm
— マリク (@mariku3109) August 11, 2021
なんかめちゃくちゃ言われててちょっとかわいそうになってきた。