そのときは、やっぱりスウェーデンは男女平等の考えが進んでいるのかな、と納得してしまった。
彼が心にも思っていないことを言っていたのだと気づいたのは、もう少し後のことだった。
一夜を共にすれば、本当に相手が思っていることが、リトマス試験紙のようにはっきり現れる。
結論からいえば、彼は女性の体をいたわるような人では一切なかった。
タバコは買うのにコンドームは買わない。捉え方によってはレイプになるようなことをする。そんな人。
でも、彼がベッドに入る前にさんざん繰り返していた女性を敬う発言。あれは何だったの?
最近、写真家のマキエマキさんが、「本当に女性を尊敬している人は、それをわざわざ口に出して言わない」というようなことをnoteに書いているのを見て、あぁ、と腑に落ちた。
彼はきっと、女性を尊敬していると言いたかっただけなのだ。もしくは、自分は心からそう思っていると信じたかっただけなのだ。
それはきっと、そう言えば感心される、讃えられると知っているからなのだろう。
こういう男性は、女性の社会進出が進んでいる国々で、量産され続けているのだろう。たぶん日本でも。
たしかに、女性に尊敬され心を許してもらいたいなら、こんなに手っ取り早い方法はない。
でも、見破られたとき、心から軽蔑されたり恨まれたりすることになるから、絶対にやめたほうがいいと思う。
男を女の都合の良いように改造したと思ったら、女が男に求めていた一番大切なものが失われましたというのはなかなか皮肉が効いている
後先考えずとにかく男を加害者扱いし、
牙を抜くことにまい進し「フェミニストではないということは性差別主義者です」というノリで罪の意識を与え
表面上は女性を崇拝するような教育を推し進めていくとどうなるか。
ついに男が女の望むような姿になったと思いきや、
最後に女が手にしたものは、男から女に対する愛情の消滅でした。(家族愛だから逆もしかり)
フェミニズム極めすぎた結果、愛にできることはなくなってしまった。
というディストピア仮説。
サンプル1でここまで妄想できるのはなかなか妄想力が凄いと思いますが、SF的な皮肉が効いていて面白いなと思いました。
というか、実際にそれに近いSFマンガがすでにあったりします。
白雪姫と王子の結婚披露宴の席。王妃は真っ赤に焼けた鉄の靴を履かされ、死ぬまで踊らされる。