カルトに取り込まれてるのはネトウヨオタクだけではないいろんなところから意見をいいとこどりするのが最適解と考える派で、意見を借りる後ろめたさを消すために出どころを全肯定したり忖度しなければ良い。あと意見の根拠を出どころの組織力とするバカは淘汰すべき
2021/10/01 13:50
私がブログで書いてることは他人の受け売りが9割です。そういう意味で、このコメントで語られている話はとても気を付けなければいけないなと思いました。
あえて自分事ではなくてわかりやすい他の人の事例を挙げて説明します。
◆例えば、昔とあるはてなブロガーさんが「荒川静香」選手に対してとんでもない差別発言をしたときがありました。
主張内容と文章のひどさが相まって読むだけで吐き気を催す汚染物質となっており、hagexさんをして「悪文読みに自信がある私でもこれは無理」と言わしめた伝説の記事となっております。
でも、この時ブロガーさんは「知り合いのナースさんが言った発言」をその言葉の意味をよくわからないままに面白がって紹介した結果フルボッコにされたんですね。
おそらく最初から自分で考えてたらここまで迂闊な記事は書かなかったでしょう。
こういうのを個人的には「リスク感覚に穴が空く瞬間」と呼んでいます。
こんな感じで他人の言葉の尻馬に載っているとき、たいした責任も感じずに他者を攻撃する発言を無邪気にやらかすんだなという実例を初めてネットで観測したのはこの事例だったと思います。*1
はてなブックマークを使ってるユーザーさん、普段はそういうこと少ないはずですが、はてブやってるときだけはこのリスク管理に穴あきまくってガバガバになってる人多い気がしますね。
◆「余命3年時事日記」騒動ではいい年をした50過ぎの男性が、ブログの文言に踊らされて普通では考えられないようなことをやらかしていたりもしました。
◆あるいは、映画「えんとつの街のプペル」の公開時に「80プペルした男性」が話題になりました。
「行動に移すってこと自体は結構才能あるんですよね。」
「でも考える力が足りないんですよ」
「考える力が足りないのに行動力だけがあるとどうなるか」「他人の言ったことの受け売りしかしないんですね」
◆あるいは最近「ネットで見た話を受け売りとして他人に説教をする主人公」のマンガで、作者のやらかしが話題になっていましたね。
これは、作者さんがネットで見た話について深く考えずに事実だと思って借用したら実は創作話でしたというポカをやらかしたという話です。
ネット民の評価はどうでもよくて、作者さん自身は痛恨のミスだったと思っているようです。
他にも、
・高市さん支持者の狂信ぶりや他者への攻撃性
・ツイフェミさんたちの狂信ぶりや他者への攻撃性
当たりを見ていると、ライアーゲームのエピソードを思い出させるものでした。
ここまで他人の話ばかり書いてきましたが、多分私もこの人たちと同じように「流されるままに、他者の意見を自分の中に無防備に取り込んでしまって大ポカをやらかす」ケースがたくさんあるのだろうと思います。
どんなにしんどくても、「他人の考え方」と「自分の考え」は区別することはやめてはいけない。
普段は楽だけれど、その楽さに依存しているとどこかで大きな空振りをしてしまうことになるんだろうな……。
今回の指摘で特に重要だと思ったのは
意見を借りる後ろめたさを消すために出どころを全肯定したり忖度しなければ良い。
の部分。
自分の意見と他人の意見を区別できていれば、他人の意見を借りること自体は全く恥ずかしくない。
いいと思った意見はむしろどんどん借りるべきだ。
そこで、他人の意見を借りる際に、手抜きをしない。
①ちゃんと自分の中で咀嚼する。
②そこまでやった上で、さらに他人の意見として紹介することを忘れない。
このあたりを今後もしっかりしていかないとだめだろうなと思いました。
これはネットでみかけた話で情報は確かじゃないんですが……
なんか年を取ったり、心が弱り切って「アパシー」という状態になると自他の区別が難しくなってくるそうです。
似たような感じで「カタレプシー」って話も紹介されてました。
*1:このはてなブロガーさんは、フジテレビデモにも参加されたりとなにかと流されやすい、自分の意見にあまり自信がないキョロ充さんなのですが、なぜかこういう人に限って「自分は独特の考え方がある」と思い込んでいるケースが多いというのもこの人から学ばせてもらいました