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Eveシリーズは、ランスシリーズなみに思い入れがあるシリーズ作品です。
Eve Rebirth Terrorによって無事に「第一部完結」までこぎつけることができて本当にうれしいです。
ランスシリーズと違って過去作全部やる必要は全くなく
Eve burst errorとEve rebirth terrorだけプレイすればよいのでぜひ皆さんもプレイしてみてほしいです。
特にEve birst errorについても、一度プレイしたことがあってラストの結末さえ覚えていれば細かいところはプレイしていくうちに思い出せるようになってます。
私は特にこのゲームの前にプレイしませんでしたが全く問題ありませんでした。
とても有名なシリーズなので、シリーズ全体にまとめがあります。
特にこの記事の図解がとても素晴らしい。
【レビュー】ADVゲーム『EVE burst error』の紹介・解説とリメイク・シリーズまとめ | プロぼっち。
見ての通り、Lost ONE以降を完全にぶった切っています。
Lost ONE、The FATAL Attraction、new generationの3作品は「鬼畜王ランス」のような外伝シナリオと位置付けられ
rebirth terrorが「正史」として、シリーズを乗っ取る形になったわけです。
前の記事でも述べたように、原作者が死に、版権も新しい会社が買収したことにより一からリスタートすることになったのですね。
というわけで、私が逐一語ってもしょうがないと思うので個々の作品の概要説明は上の記事に任せて、個人的な感想を語っていきます。
Eve burst errorは、もともと「悦楽の学園」という学園ものADVの続編という形で作品が製作が開始された。
Eve burst errorの1年前に、氷室恭子が登場する「悦楽の学園」が製作され
さらにEve burst errorの前にマルチサイトシステムを搭載した「DESIRE 背徳の螺旋」が製作された。
Eve burst errorは製作期間4か月という短い時間で製作された。
「こんな名作がたった4か月で製作されたのか!すごい!」と言われて実際めちゃくちゃ凄いのだけれど
ゲームシステムとか背景あたりの素材などが、前作までに揃っていたからという要素も大きい。
そういう経緯もあり、悦楽の学園とEve burst errorは世界観を共有している。
Eve burst errorには「悦楽の学園」の重要キャラクターである「氷室恭子」が登場するし、この作品オリジナル設定のJESという組織も出てくる。
また、「悦楽の学園」の主人公は佐久間裕一というのだが、彼女の恋人である松乃というキャラクターも登場する。
さらにいうと、Eve Rebirth Terrorには、佐久間裕一も立ち絵付きで登場する。(特に悦楽の学園を知らなくても全く問題ない。ただのファンサービス)
「DESIRE」ではマルチサイトシステムは一定の評価を得たが、キャラクターの描写の評価が低く、「Eve」ではリベンジとしてシステムを最大限活かすためのキャラクターが設計された
DESIIREは終わり方がとても印象的で、名作の評価をしている人も多いかと思いますが
実際にはシナリオ・キャラ描写などでいろいろとボロボロな作品となっており、
特に主人公はアルバートとマコトと二人もいるのに、どちらもそれほど魅力的ではないし、
物語の舞台で起きる様々な事件に振り回されてるだけで能動的な解決を行ったとは言い難く、
「マルチナ=T=ステラドヴィッチ」というキャラクターのの独り相撲感が非常に強い作品でした。
https://el-dia.net/desire/character.html
別ブランドの「カルタグラ」などもそうですが、描きたいものや作品に込められたミステリ要素は素晴らしくても
プレイヤーをナビゲートしてくれる主人公が弱いと、その要素を味わうためにかなり努力を要求されるという感じですね。
これらの課題を解決すべく、「ミステリ要素に負けないように、問題を能動的に解決できるキャラクター」がつくられました。
しかも、前作では、「マルチサイトシステム」とはいっても
二人の主人公が別々に事件を眺める程度であまり交わることはありませんでしたが「ちゃんと二人を絡ませて、二人が力を合わせなければ突破できない展開」を作ろうとしました。
システムを最大限活用したシナリオを作ることにしたのですね。
その結果生まれたのが、Eve burst errorという作品でした……。
※興味がある人はDL版があるのでどうぞ。
Eve burst error R(SSのデジタルリマスター版)
Eve burst error A (アダルト版。新規CG描きおろしあり)