ネガティブな感情はすべてtogetterにアウトソースすることにして、ブログでは面白かったことや前向きな内容に切り替えていこうと思います。
特にアンケート結果が興味深くて、パブリックで萌絵ポスターを目にした時の感想として「不快になるほどではないがなんか白ける」といった意見が性別年齢問わず多かった。
— nemuko (@nemuko24993158) November 16, 2021
観光起爆剤として萌を利用するプロジェクト多いけど、費用対効果を分析する大規模な分析できないもんかな。
オタクコラボは費用対効果が良いと言われているが、全体における効果はどのくらいなのか?「町おこし」につながるほどの効果は出せるのか?という話です。
コンテンツツーリズムは「聖地巡礼」だけではない
というわけで、オタクコンテンツによる経済効果の調査レポートです
オタコンテンツの経済効果の調査は色々増えてきたけど、DBJも聖地巡礼の調査レポート出してたしhttps://t.co/ZAvE18CP5C pic.twitter.com/9kdD1Vqwnz
— 銀髪推進派 (@alpaka) November 23, 2021



ガルパンの方の経済効果はこちらでもどうぞhttps://t.co/z69PnNSSBl
— 銀髪推進派 (@alpaka) November 23, 2021

まあ即時的直接的な効果があればいいんだろうけどそういう話でもないならROIとかの議論ではないのかな、KPIとしては来客数、宿泊数はあるとは思うけども
— 銀髪推進派 (@alpaka) November 23, 2021
成功とされているプロジェクトでこんなもんだそうですが、これを大きいとみるか小さいとみるか、ですね。
年間100万前後の客数の観光地なら500人/週でも増えると2-3%乗る格好になるけど、温泉むすめ置くことでどのくらいの効果を見込んでるんだろうか
茨城県大洗町における「ガールズ&パンツァー」がもたらす社会的・経済的変化
http://www.geoenv.tsukuba.ac.jp/~chicho/nenpo/38/03.pdf
店舗における「ガルパンらしさ」の創出においては業種間に差が生じると考えられる.これらの小売店の経営者は,「経営者」という立場においてはガルパンと一線を画しながらも,ファンの周遊する様子を見聞きすることでガルパンやファンに対する理解を変化させ,「地域住民」としてガルパンやファンを受け入れている.
しかし,ガルパンを介して地域住民との交流が活発化する経営者は,ファンの来店誘致に成功した小売店の経営者に限定してみられる傾向がある.
こうした経営者はもてなし方法や販売商品の企画,あるいは各店舗に共通して来店するファンに関する話題など,共通の話題を持つためである.
これは,店舗における「ガルパンらしさ」,あるいはファンによる来店の有無が経営者間の交流の増減に影響する可能性があることを示唆している.
最近はオタクコンテンツ制作者側が熟練してきて、地域とのコラボの盛り上げ方もうまくなってきているので、もう少し効果が高いかもしれません。
オタクコンテンツは町おこしの救世主になれるかというと…
というあたりを考えた時に、「温泉むすめ」に関してオタク最優先で考えることに合理性があるかどうかというのはとても大事ですね。
「温泉むすめ」のおかげで温泉が救われてるんだとか、
これをなくせということは温泉をつぶせというのかとか、
働いてる人の職を奪う気かとか、そういうところまで言ってる人もいますが
別にそこまでのインパクトはないんじゃないですかね。
あくまで客を増やす多面的な施策の一つ、くらいの認識で考えればもうちょっと冷静になれないかなと。
オタクコラボ企画の「脆弱性」について
かつてmedtoolzさんが「クレーマーにも頭の良しあしがあって、厄介な利用者は病院の脆弱性をよく理解している」という話をされていました。
たしかmedtoolzさんは、なのでそういう厄介客の情報は共有して担当する人間を決めておくとか言ってた気がするけど記憶が薄れています。
たいていの場合、存在的にオタクとのコラボ企画は、それほどの強度を持ってないことが多いです。
萌え絵関係の企画は「お手軽」で「費用対効果」が高いため安易なものも結構ありますが
これは一方で企業や店舗にとっての脆弱性の部分にあたります。
上の人間にあらかじめ話を通しておかないと、現場主導のプロジェクトは頑張ったのにすぐつぶれちゃったりしそうです。
LOFTなんかはもっとわかりやすいですよね。あれはあくまで展示コーナーの、しかも数日だけやる出し物の一つ。
そういう優先度で考えた時に、自分がオタク嫌いな側だったらとても攻撃しやすいターゲットだなあと思います。
こういう話は表現の自由と全然関係のない話です。
そもそも「表現の自由戦士」は基本的にあんまり頼りにならないので個々の企業や担当者さんが十分に気を付けた方が良いと思います。