頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

最近のこのブログのお気に入りは「アークナイツ」です
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「Demons Roots」をクリアしました。ガチで傑作のダークファンタジー作品でした。

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BADENDモードのリリィキラーEDに出てきた鋼鉄の男ってナンジャ?とか未回収の要素も多いので

まだ全然コンプリートには程遠いですがとりあえずクリア!


戦闘システムがエンカウント多すぎたりちょっと単調だったりで細部に不満はあるものの、それを除いては

大大大満足です。



繰り返し書いてますが、ランスシリーズが好きな人は絶対にプレイしてほしい。

12月16日までは20%offな上、この期間までに買えばShadeさん作曲のサントラがついてきます。さらにこれ購入すると前作も30%offで購入可能といたれりつくせりです。プレイするのは今すぐでなくてもいいので、とりあえず買っておこう。

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ストーリーの満足度だとなかなかこれ越えられる作品ないと思います。



本当にいいストーリーだった

ランス6のゼス王国並みの残酷で強固な奴隷制度が構築されている人間社会。

そんな社会の中で奴隷よりもさらに下の地位、

すなわち人類すべてから敵視され存在そのものが許されない存在だったのが魔族。

そんな魔族サイドの主人公が、仲間たちを率いて「生存」「自由」を求め人類サイドと戦っていくお話。



その過程で、人類社会の奴隷側の人たちと共闘しながら

「奴隷制度」に胡坐をかいて人々を虐げている連中を次々となぎ倒していく。






序盤のこの展開だけでも十分面白いのですが、

中盤からは主人公を中心に1000年以上の歴史をめぐる壮大なストーリーに変調していきます。

「罪と罰」「1000年の孤独」のような劇重エピソードが次々と展開され、

仲間になるメンバーは魔族に限らず全員が重たい運命を背負っており、

それ故に主人公と共鳴し合いながら帝国の生み出した秩序に立ち向かっていきます。

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このあたりの展開まではランス6とよく似た物語構成なのですが、この作品さらにその先があります。

主人公側が人類サイドではなく魔族サイドであるという点がものすごくうまく物語に作用しており

全5章のうち、4章の展開、そしてラスボスの正体、さらにエピローグの展開などは「マジか……そうくるか……」とうならされるものがありました。

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まじで鬼畜王ランスやんけ!

本作品は、前作「King EXIT」の前日譚にしてifストーリーという位置づけになります。


そのため、主人公がどれだけ頑張っても、歴史の修正力によって「Kings EXIT」で確定している悲劇的な未来は回避できない。


ランスシリーズでは世界のバグであるランスが、勇者アリオスをさしおいて活躍しましたが、


本作品ではプランナーなどの介入があるせいか勇者「ゲオルイース」が活躍して魔族をせん滅するというシナリオは変えられない。

当然、主人公自身も「伝説のオウガバトル」の主人公のように歴史から消え去らなければいけない。



そんなわけで、エンディングは、自分の予想を裏切る形になっており、めちゃえげつなかい展開になりますが、
主人公の必死の頑張はささやかながら報われており、ちゃんと救いが描かれていて、ぶっちゃけちょっと泣けてしまいました。





周回プレイできるようなのでそちらもいずれやりたい

二周目ではスターオーシャンセカンドストーリーのように真・ラスボスと対戦したり

他にも新規エピソードが登場したり

スタッフルームに行くこともできるようなので

もうちょっと続けてやりたいと思いますが、

先に前作という名の後日譚「King EXIT」をプレイしたいと思います。

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ちなみにKing Exitはエロ無しでよいのであれば、STEAMで100円以下で購入可能です。



百合スキーな人にはたまらない作品とか他にもいろいろ語りたいことあるけど

続けてKing EXITをクリアしてから考えたいと思います。