頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

最近のこのブログのお気に入りは「アークナイツ」です
アークナイツ
kindleセールの紹介
新NISA解説ブログ
発達障害

トヨタのEVの話

今日の記事は自分用のメモです。

読み手のことを全然考えてないので、興味ない人はそっ閉じしてください。

明日は普通にマンガ紹介するつもりです。



前置き ポジショントークはバカにされがちだけれど、経営判断などについては「ちゃんとポジション取って戦ってる人」の言葉とそうではない人の言葉では重みが全く違うなと思ってます

株式投資やってると、自分はノーポジだったのに株価が上がり始めた後で急にその株について語りだしてドヤる人ってのが結構います。

ちゃんと自分でリスク取って投資やってる人はそういう人の意見はほとんど役に立たないなあと思って冷めた目で見てるんですが本人はめちゃくちゃ軍師気取りなんですよね。

それだけならすきにすれば?で済むんですが、その人がめちゃくちゃ強気で発言してるのを見て、初心者さんとかが引っかかるんですよね……。

(これ投資だけじゃなくて他のジャンルでも「なんちゃって専門家」が結構湧いてるの見ますね……みんな何を見てその人を信じてるのかほんまにわからん。)


「こういう人って無能なだけじゃなくて、初心者をだまして崖に突き落とすし自分は絶対に死なないから放っておくとある程度まで肥え太っていくから結構害があるよね」とか
「たまに反社さんから声掛かってほんとに煽り屋に変身する奴いるよね」とか「ハンターハンターのトンパかよ」みたいなことをDM部屋で言い合ってたことがあります。


ちなみに2019年の1月ころに、みんなでこういう「なんちゃって軍師様」を持ち上げまくった結果、その人は40万円からスタートしてトレードし始めました。

本人はやっぱり自信満々だったみたいで、別に頼んでもいないのに日々の収益をスクショでツイートしてました。

最初は調子がよくて、2週間で2倍くらいになったんですが、2か月後には原本割れ、さらに翌月には資産半減。その後は鍵垢をつけるようになり、鍵垢ではひたすら株1000さんとかなごちょうさんのようなバリュー投資家の陰口をたきながら都合のいい時だけ「私の言った通りですよね」とドヤるという最悪な「無敵な人」アカウントになってしまいました。

それを見て、「ああ、やっぱりノーポジでどんだけ賢いっぽい発言してても普段からポジとってない人は、それなりに知識はあるから勝てるときは勝てるけど、負けた時のリスク管理できへんのやな」って思いました。



投資レベルですら、こういう感じでノーポジで好き勝手言うやつは信用できないと思うわけでして。 

まして実際に責任のある仕事してたり、特に経営判断をする人なんかは、リスクへの恐怖や重圧に耐えながら、いろんな複雑な要素を考慮しつつ判断をしてるわけでめちゃくちゃ偉いよなあと思います。なのでインターネットで、匿名やノーポジマンからの批判とかはほんとにたいした価値がないと思ったりします。


もちろん、ノーポジだからこそフラットな意見を言えるという理想論もありますが、はてブみてたら、「ノーポジのくせに党派性だけ強い」という最悪の結果になっており、あまり信用できないよなあと思います。



本題 トヨタのEVの話

さて、昨日のトヨタの会見を受けて、事後諸葛亮の皆さんが大量に湧いているわけですが。

dic.nicovideo.jp

いままでノーポジだったのにトヨタの件で急にイキり始めてる人を見るとちょっとモヤっとしています。






正直言って、私はかなり不安を持っていました。トヨタがちゃんと勝てる戦いをしているのか自信がなかった。

www.mof.go.jp

f:id:tyoshiki:20211215183504p:plain

もう日本は昔のように貿易収支で大量の外貨獲得ができている国ではなく、海外に投資して、金融収支で何とかやってる国です。よく日本は内需中心の国と言われてますが、実際は海外に直接投資してるからそう見えるだけです。また、輸出率が低いってのは決して良いことではなく、「輸出する力が低い」という話でもあります。

toyokeizai.net

輸出をするから生産性が高くなるのではなく、生産性が高いから輸出ができるというのが正解だそうです。つまり、生産性の低い企業では、輸出をするのも難しいのだそうです。とくにポイントとなるのは、輸出をしようとする企業の場合、輸出を決めてから実際に輸出を開始するまでの3年間と、輸出を始めてから2年の間に生産性が次第に上がる。そして、この5年間のうちに、ほかの輸出を継続している企業と同水準の生産性が達成される

今の日本において、輸出の内訳は以下の通りとなっております。
外貨獲得手段の2割は自動車に依存しているし、利益額においてはさらに偏っています。

www.jama.or.jp
f:id:tyoshiki:20211215184423p:plain

そもそも日本の自動車製造の半分は海外輸出です。
もし日本で自動車産業が世界で競争力を失った場合、日本という国自体が成り立たないレベルなんですよね。


であるにもかかわらず、EVの競争において表面的には(時価総額での競争において)完全に中国・米国に後れを取っている状態でした。

1年ほど前、私はトヨタをバカにしまくりで日本車はEVに駆逐されるという論調のはてブの風潮にうんざりしつつnoteで「そもそも海外がEVを推進しているのは、海外の企業がトヨタに全く歯が立たないからだし、技術面においてはEVでもトヨタに不安はない」と書いたりしてました。

それでも2020年コロナショック以降のテスラやnioなどの馬鹿げたレベルの株価高騰劇を見るにつれだんだんと不安を感じていました。

「たとえ技術力でいくら勝っていても、資本力や国のインフラ整備、充電設備などの規格などの問題で負ける可能性があるのではないか」と。

この問題は今でも全く解消されていません。

2020年段階で、テスラは本業でほとんど利益が出ていなかったのに「中国の排出権取引」という背景を活用して利益を得て、先に市場を押さえていきました。同じようにnioなども制度を利用して(まだまだ高いとはいえ)安価なEVを市場に送り出して同じく急成長しました。


元々自動車産業の未来について我々が恐れていたのは、こいう技術力や製品の良さを覆すような「国家レベルのチート」や「資本の暴力」だったのではないでしょうか。 いくらトヨタが凄くても、日本の首相や官僚がマヌケであれば、それが原因でやられるのではないかという話だったのじゃないんですかね。


なんか、昨日のニュース以降、それらの問題がすべて解消されたかのように、「おらおらトヨタ様のお通りだ」とトヨカ関係者でもない人たちがすでに勝利宣言をかましている始末なわけですが……。とりあえずトヨタの企業姿勢や技術力が保証されてほっとした反面、私はかえって不安が強まってますね。



ネット民が浮かれるのはいいとして、首相や官僚が同じ気分になってないかがとても怖いんですよ。国全体としてもっと危機感を持って、国を挙げてトヨタなど日本の自動車産業をバックアップし、インフラを整えていかないとやばいんじゃないかと。



特に、こういっては何ですが岸田首相は本気で経済オンチな気がするんですよ。この大事な時期に国民側が「勝ったなガハハ」ムードで緊張がゆるむと、岸田さんもなんかその気になってしまいそうな気がしてすっごいイヤーな感じがします。




何が言いたいってわけじゃないんですが、ちょっとモヤッとしたのでちょっと吐き出しておきました。



今朝の体重と昨日のBEATSABER。

もう何日目かわからなくなったので15日目ということにします。

81.0kg→78.3kg。
ゲームにハマってる間は食事すら面倒くさがって夕食を採ってなかったので体重が減少してます。
よくない減らし方だったので、一度79.0kg付近まで戻した上でまた減らしていきたいと思います。


BEAT SABERは4.0note/secの曲あたりは安定してクリアできるようになってきました。

初めてExpert+ の曲をクリアしました。
www.youtube.com

この曲、簡単だけどすごくプレイした感があるのでお気に入りに入れました。