この件について、私はこの世界については全然詳しくないので、自分が知ってることだけ書きます。
うそくせー 四国で食えてるブロガーくらいうそくせー まだ出版社で消耗しているの?てかw
消耗が辛くて出版から離れた自分が言うのもアレだけど。食えてる人がいるのは否定しないが「めっちゃ増え」はどうかな
めっちゃ増えてるかどうかは知りませんが
個人で食っていくための損益分岐点ラインというか「独立可能ライン」が以前より下がっているのは確かだと思います。
フォロワー数は5000人、一冊当たりの売り上げは400冊~500冊あれば年収400万を越えられるらしいです
以前にも紹介したことがある人にこのあたりの話を振ってみたらだいたいこういう話を教えてくれました。
この人はめちゃくちゃ頭がいい人で、最初から3年間で食えるようになると決めて取り組み
1年目、2年目は年収が50万以下でしたが、
3年目で年収が300万に到達し
4年目で600万、5年目は「一作品も新作を出さずに」350万
6年目に1000万を超えています。
「めちゃくちゃ頭がよくて、継続的に努力ができる人」でさえ食えるまでに3年かかる。安定して食っていける確信を持てるまでにはさらに3年がかかった
この事実を考えると、これだけいろんなマネタイズの手段が増えた状況でも
やはり絵や漫画で食っていくというのはえげつない努力が必要であり、絶対に就職した方が確実だし楽だと個人的には思います。
やっぱり食っていけるレベルってのはそう簡単ではないんだろうなあ。
よく考えたら、就職して仕事ができるようになるために、この人ほどガチじゃなくても
高卒までで12年。四大卒まで考えると15年くらい訓練しているわけだし、
絵師として食っていくのにもそれなりの時間と努力が必要なのはそりゃそうだろうな。実際にはこの6年ですら相当短いと思ってますん。
とはいえ、「絵の道で食べていきたい」と決意して努力を続ければこうして食っていけるようになる確固たる道やインフラが整いつつあるわけで。
努力できる人であれば、以前よりはずっと食っていける人は増えてるというのはまぁありえなくもないかなとは思ってます。
食っていきたいならフォロワーよりもしっかり収入を増やすことを意識する必要があるらしい
この人はとにかく論理的に話をされる人で、業界について無知な私でもなんとなく
「絵で食っていくということってこういうことなのかなあ」ってわかった気にさせてくれるのが凄いです。
だいたいこういう風な話をよくされてます。
①フォロワー数が多いほど有利であることは間違いないが、フォロワー数と「収入」は相関関係ではない。
②「収入」は「1年間に出せる作品の数」×「1作品あたりの売上本数」×「単価」で決まる。普通の人は単価を上げられないのでたくさん作れるコツが必要。
③ジャンプ作家と同じペース(2か月に1作品)で作品が出せるなら、1作品当たり400冊売れれば食っていける。
④1作品当たり600冊以上売れる実績があるなら追撃の「電子取次」によりさらに売り上げは加速する。
⑤ファンサイトで食っていける人は強烈な個性とコミュ力と継続的にコンテンツを出し続けられるメンタルが必要なので普通の人には無理。ただし副収入の手段としては非常に強力。
1つ1つについて語るときりがなくなっちゃうというか、他の人に教えるの勿体ない話とかもあるので、箇条書きにしておきます。
あとこの人がよく言われているのは「凡人は絶対に神作家の方を見るな」ということです。
ohaya55.com
絵や漫画の世界は神が多いけれど、その神々を直視したりあまつさえ比較しようとするとSAN値直葬で挫折するのだと。
一度食えるようになった後それを持続するのがどんどん難しくなっていく世界
後、彼は「売り場の面積は限られており、専業で食っていける人が増えれば増えるほど、全体のレベルが上がってよりハードルが高くなる」ということも言われてて
出来る限り競争を避けて、ちょっとでも自分の寿命を引き延ばすためにいろいろ工夫をされているようです。
4年目から5年前の間の2年間はそのために費やされており、こういう姿を見ていると
「短期的には食っていける・サラリーマンの年収を越える人」は結構いるのかもしれないけれど
それを持続し、さらに発展させていける人は、やはり限られる厳しい世界なんじゃないかなとは思ってます。