株式会社ミンクとその作品を長きにわたり皆様にご愛顧頂きましたこと、厚くお礼を申し上げます。本当にありがとうございました! pic.twitter.com/miQdQZYtXt
— (株)ミンク (@mink_official) 2022年3月31日
思った以上に解散を惜しむ声が多くてびっくりした。
「永遠のアセリア」などで一世を風靡したXUSEが解散した時は非常にあっさりしたものでした。
この会社は途中から迷走がひどく、起死回生を狙った「チーズ」はクソゲオブザイヤーにノミネートされるほどの駄作となってしまい
最後にはWeb小説のゲーム化を狙ったものの、その原作者とトラブルを起こすなどgdgdになってしまってファンが離れてしまったのが大きかったのかもしれません。
気づいたらいなくなってた…くらいのノリでした。
それと比べたら、「ミンク」はこれだけ多くのファンに見送ってもらえて、それだけでもよかったなあと。
個人的にはこの会社の作品はほとんどプレイしておらず、あまり縁がない会社でした。
しかし、知り合いにはものすごくこの会社の作品ののファンという人がいたし
今回の反応を見ると、やっぱりすごいメーカーだったのだと思います。
ミンクという会社はとにかく「グラフィック面」を強みにした会社だった
葉鍵などのヒットにより「ノベルゲーム」「シナリオ重視ゲーム」がブームになる中、ずっと「エロ」や「カワイイ」にこだわり続けたメーカーでした。
絵師や彩色のレベルは常に高く特にINOさんの作品はとても人気がありました。
しかし、エロゲーであることにこだわる割に、エロシーンが淡泊という点でも定評があり、正直この矛盾した姿勢は最後まで本当によくわからんかった……。
お疲れ様でした。
— Green NINJA (@hawawa0083) 2022年3月31日
これ何故か思い出しました。#ミンク#elfhttps://t.co/FwBDW6lUUA
代表の阿比留さんは蛭田さんと一緒にエルフを立ち上げた人だから、、、
— burton3rd@本垢絶賛凍結中 (@Baurton3) 2022年3月31日
私にとってのデビュー作で、いきなりアニメ化したmi・da・raから、Realize me…Princess Knights…夜勤病棟(プラス)…など、たくさんお世話になりました。
— 【R18】cv:榎津まお (@maomao_voice) 2022年4月1日
2年前にも1度衝撃を受けましたが全ての事業終了は本当に寂しいです。
ご縁に感謝しております。
ありがとうございました。
お疲れ様でした。
この会社はとにかく「新体操」と「夜勤病棟」が大ヒットしたこと有名ですが私はこのシリーズ全くプレイしてないのでよく知りません。
個人的には「十六夜の花嫁」がシナリオとエロの融合度が高くて傑作だったと思ってます。
十六夜の花嫁 HD絵にこだわる会社だったから、ミンクから独立して今でも活躍されている作家さんもいる
天ノ少女【萌えゲーアワード2020 シナリオ賞 受賞】同社に所属していたスタッフの一部は1999年に株式会社美遊を設立する形で独立した。
また、2001年に発表された『蒐集者 ~コレクター~』に原画家として参加した杉菜水姫は
九頭龍に移籍した後、Innocent Gray(有限会社グングニル)を設立した
ミンクは2018年時点で一度活動終了を宣言していたが解散を惜しむファンの声にこたえる形で4年間継続してたっぽい
上のツイート見た時に、数年前に解散するって言ってなかったっけ?って思ったらやっぱりしてた。
nlab.itmedia.co.jp
こういう意味でも、ファンにすごく愛されてる会社だったんだなあと。
ただ、やはり晩年はもろに限界を感じさせるような状況だったなと。
特に2016年に出たゲームは、あまりの出来のひどさからクソゲーオブザイヤー準大賞を受賞している。
w.atwiki.jp
ミンクの良さであるグラフィック面ですらもはや価値を見出せない状態で、もうどうしようもなかったんじゃないかなと。
ミンクはエルフから分社独立した形でできた会社だが、結局エルフと同じ運命をたどった
株式会社ミンクは、1993年に株式会社エルフより阿比留壽浩と一部スタッフが独立する形で設立した。
ミンクという名前は、目標としていたもののさらにもう一段上をいくものにしたいという思いからつけられた。
当時はおたくに対する風当たりが強く、しかもゲームショップにアダルトゲーム専用のコーナーが用意されていない時代だったため
一般の客や女性店員が見ても大丈夫なように、かわいらしいキャラクターデザインの作品が多く作られた
元々エルフからスタートしたというのもありますし、エルフと同様に割と表の場に露出しようと努力していた印象がありますね。
ただ、結果としてエルフと同じくDMMに吸収されることになってしまったなあと。
まあ、エロゲでそれなりに生きてるIPを持ってる会社はDMMに拾ってもらえる、と言うだけかもしれませんが。
ちなみにEXNOAというのは「DMM GAMES」「FANZA GAMES」を運営している会社です。
かつてのトップメーカーで会った「エルフ」も解散した後DMMに買収されてこのEXNOAに吸収されています。
「DMM GAMES」はユーザー数が3100万人いるかなり大きなプラットフォームであり
ミンクは早い段階から生き残りをかけてDMMにIPを提供していましたがこちらもヒットせず2015年頃にはサービス終了しています。