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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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うっかり地下猫さんの記事を信じてしまった人たちを救いたい

www.tyoshiki.com

地下猫先生の記事は「これが常識!」とドヤりながら語ってる割にはあまりにも記事内容がひどい。


そのあとの動き見てたら、一度ごめんなさいしたのかと思ったら余計ひどい方向にシフトしていってるし、ブックマークコメント見る限り結構信じてる人がいるみたいでおいおいってなってる。

なので、こんなことをしても一銭の得にもならないし時間の無駄なんですが、私の中の「青△才センサー」がビンビンに反応してしまったので謎の義務感から補足を行うことにしました。

誰かが勝手に掘った穴を無駄に埋めさせられる作業してるみたいで徒労感が半端ない。



ステートアクションの法理(憲法の直接効力が認められるパターン)について

地下猫先生は「私人間の契約であって公的な規制ではない」でごり押ししようとしてるようだけど、これについては「ステートアクションの法理」というものが存在します

ja.wikipedia.org

憲法は対国家の規範であるため、憲法の人権規定を当然に私人間に適用することはできない。そこで、原則的に憲法の私人間効力を否定しつつ、加害者たる私人を国家機関とみなすことができる場合には、その者による具体的な私的行為を国家行為(ステイトアクション)と同視することで、憲法の直接適用を可能とする。

とっても皮肉な話なのですが、この法理はUSAが「二社間の契約である」という原則を忠実にまもって、最初から正直に「USAとしての申し入れ」と公表していれば発動しません。ところが、石川さんだか治部さんだか知りませんが、USA側がハフポストを介して「国連」の権威をにおわせたことでこれが発動する可能性があります。


別にこれを知らなくても「憲法は私人間の問題に立ち入らない」ということをしゅちょうしたいのであれば、最低でも「常識」などという言葉を使わずに、間接効力説という言葉くらいは紹介してもよかったと思います。

ja.wikipedia.org

私的自治の原則は非常に強く守られていますが絶対ではありませんし、それこそ今回の件についてはむしろ法律のことを意識しない人ほど「なんかおかしくね?」「これって本当に私人間の契約ってだけで切り捨てていいの?」ってのが常識的な反応だと思うんですよね。


今回の件USA側も覚書違反をやってる可能性が高い

表現の自由の問題ではない、契約の問題だということであれば当然「双方に」契約の遵守義務があります。


まず、覚書で「3つのPをネガティブチェック方式で遵守する」という内容が書かれていたのであれば、日経新聞は信義則ルールにおける「禁反言」ルールに抵触している可能性があります。まぁないと思いますが。



しかしここからが地下猫さんのクソなところで、地下猫さんはなぜか日経新聞の契約違反については「自分にとって都合がいい契約文書が存在する」ことを前提として糾弾し、USA側についてはノーチェックという恣意的な論理展開をしています。「契約の問題だ」を主張するならありえない片手落ちです


今回の件について、日経新聞側には覚書違反の可能性があるだけ(USAが一方的に主張している)なのに対し、USA側のほうには外部から見ても問題なのではないかという行動が数点指摘されている

①それこそ常識的に考えれば、たとえ日経新聞側に違反があっても「法的には禁止されていない表現内容について、覚書(漠然不明確かつ過度広汎な規定内容)を理由にして著者の表現を公衆に伝達する機会を事実上大幅に奪うよう働きかける行為」は覚書上でそれを具体的に認めていないのであればこの時点で大問題です。契約を無視して自力救済的な行為をやらかしてる。違反とまでは言いませんがクリーンハンズの原則的に疑義が付きます。


②さらにいえば「3Pはポジティブチェックといってたものをネガティブチェックにしたことはメインの問題ではない」などと意味不明な供述をされていますが、これは「事情変更の法則」がもろに当てはまる可能性が高いです。 



この2つは契約無効どころか「損害賠償請求」の対象になるくらい重たい行為です。



地下猫さんはこの契約が片務的な関係だとでも思っていたのかな?そんなわけはないよね…。


特に②に関しての地下猫さんの反応は意味不明でありそれを指摘された後に「3つのPの話は重要ではない。覚書には僕の正しさを証明してくれる文言が入ってるはずなんだ!」という話にスライドしてますが、何回も言うけど「それを主張するならエビデンスが出てからにしろ」で終わりですよね



おまけ さらに言うと「仮に3つのPをネガティブチェック的に運用する(自主規制)に合意する」という覚書があったとしても、その自主規制の仕組み自体が不当とみなされる恐れがあります

これは自分にはなかった視点なのですが、こういう意見もあるようです。これについては後日あらためて「ゾーニング」に関する議論として再度考えたいと思います。

「自主規制の許容条件」(自主規制を用いる際に最低限満たすべき条件)として、自主規制選択に際して「特別の正当化」を要求すべきであるとし、そのために6つの指針が有用であるとしている。「6つの指針的価値」とは、

①公平性(その表現を区別し自粛する合理的理由があるか)
②公正性(日経新聞やヤンマガ関係者への意見表明の機会を認めるなどしているか)
③正統性(当事者だけでなく広く社会へ理由や根拠を合理的に説明できるか)
④透明性(活動のプロセスや判断基準を合理的に説明できているか)
⑤有効性(自主規制の手法が、女性のエンパワーメントという目的を達成するのに有効なものといえるか)
⑥効率性(自主規制がもたらす負の効果以上の価値を実現することを説明できるか)

である。
「月曜日のたわわ」日経新聞全面広告に係るUNWomenの自主規制(抗議・公表行為を含む)は、①~⑥の6つの「指針的価値」全てを充足しないと考えられる。よって、UN Womenの今回の自主規制における覚書等に係る抗議及びマスコミ公表行為は、「自主規制の許容条件」を満たさず、不当といえる

ネットではほんと気軽にゾーニングを要求する人が多いですが、ゾーニングって実際はこのくらい重たい要件を満たしたときにはじめて主張すべきことだそうですよ。

地下猫さんの記事の内容ってAV女優をスカウトした後で「契約だから逃げられませーん」って言ってるような乱暴さを感じるんだよね

……うーん。このたとえはちょっと極端かな。個人の女性と日経新聞では全然違うので、日経新聞に個人の女性並みの保護を与えろとはならないし。

ただね、何が問題かというと地下猫さんは「契約を絶対視しすぎ」「USA側を無謬な存在として扱いすぎ」ってことです。

そんなに契約を絶対視して問題がないと思うなら、労働組合の存在意義って何なんってなるよね。契約上は可能であってもそれだけだと市場の失敗が起こりうるから労働法などで保護しなきゃいけないって話があるわけじゃないですか。それはわかるでしょ?

不当な契約や覚書なんてのは大企業間でも普通にありうるわけですよ。

いろんな人が指摘してる通り、今回のUSAの態度はいろいろと常識的にありえないと思われるところが多かったのにそこは完全に目をつぶり、USAの無謬性をあたりまえの前提として語り、「契約なんだから問題ありませーん!」ってのはほんとダメだと思いますよ。


蛇足

いうちゃなんですが、今回の地下猫さんの記事は青△才が書いた「すき家」の記事くらい雑だしほとんどデマに近い内容だったと思います。さすがに反省しろ。


つーかさ。なんで今更になって地下猫さんの書いた記事とかをろくに疑いもせずに信じるかなあ。はてブ民は馬鹿なのかな。

青△才とか地下猫さんみたいに普段から言ってることが微妙な人たちでも自信満々に言ってたら信じちゃう人がこんなに湧いてくるならなんかもう、普段まじめに調べて記事かくとかばかばかしくなるわ……。インチキでもいいからその手の人たちにとって気持ちよいことを書いたほうが受け入れられるってことでしょ。

そういう雑な癖いい加減やめようよ……。

もう今回の地下猫さんの記事を信じてる時点で「私はイデオロギーに染まっていて自分の主義に近ければ内容なんてまともに精査せずに受け入れちゃう馬鹿です」っていう自己告白でしかないよ。なんでそういうことをするんだ……。


私のこの記事含めて「素人が書いてる法律の記事」を確認もせずに信じるとか馬鹿げてます。


「よしきの書いてることなんか絶対信じねえ」くらいのつもりで読んで。そのうえで正しいと思ったときにはじめて信用して。 最初から結論を固定しないで。ちゃんと見極める努力して。それが嫌ならはてブでコメント書くな。せめて黙ってて。自分のそのコメントが人をだましたり傷つけたりする可能性をもうちょっとでいいから考慮して。人間として最低限の良心を持って。