ヒリング様かわいい……。
このアニメはほんとにキャラが活き活きとしてて見てて楽しいよね。

というわけで、今更ながらAmazonPrimeで見れることがわかって一気に視聴してる。今16話まで見ました。
自分としては、12話くらいまではアニメの絵がすごいとは思うもののいまいち盛り上がりが足りないと感じていた
・先代の王「ボッス」が最強となるために大悪魔と契約したことでボッスだけでなく子供たちにふりかかった呪いについて
・「ボッス」を復活させるため、ボッスの妻であるシーラを殺したり冥府の罪人を脱走させたりするミランジョの暗躍について
・冥府の王である「デスハー」とその兄弟デスパー・オウケンたちの関係性について
・ボッチの成長と、ダイダの悲しい運命の描写について
・後妻のヒリングさん可愛い(特に13話~15話あたり)
などいろんな要素が描かれれるが、これらは物語のセットアップ段階。
このセットアップの段階がとても長く感じた。
特にボッチとダイダ(ボッス)がお互い離れた位置で強力な力を手に入れる展開が淡々としておりのちの盛り上がりを感じさせるもののなかなかドラマチックなことが起きなくてうーん……ってなってた。
その分、きっちりセットアップが済んで物語が動き始めてからはかなり面白いと感じる
もともと映像はいうことなしで素晴らしい。主人公が耳が聞こえず言葉もしゃべれないという設定だしそれ以外にも人の言葉を話せない獣や獣人が出てくるのであるが、それでも視聴していてそうした存在とのコミュニケーションが自然に理解できるくらい表情や身振り手振りが丁寧に描かれている。
そして13話あたりからは強さを手に入れたボッチがきちんと物語の中心に復帰し、「ボッス」と「ミランジョ」に対抗して戦いを挑むというシンプルで力強い展開が動き出す。王道ながら燃える展開です。
そんな中で描かれる冥界の三兄弟デスハー・デスパー・オウケンの関係性はとてもよかった
現実主義の長兄、理想主義の次男、その二人を取り持とうとする三男という関係がまず素晴らしい。
だからこそ、この三人の間に起きた悲劇が際立つ。
これによって「ミランジョ」絡みのお話と「オウケン」絡みのお話で二つの軸がクロスすることになるので終盤さらに盛り上がりそうだ。
とにかく一人一人のキャラクターの描き方が独特で、本作でしか味わえない良さみみたいなのがある
上で書いたように、主人公である「ボッジ」を中心としたストーリーだけでも面白いのだが
ヒリング様がやたらと可愛かったり、
サブキャラも全員強い信念を持ったキャラとして生き生きと描かれていることといいやたらと丁寧なつくりとなっており、
それゆえに展開がゆっくりでじれったかったのだが、この作品でしか味わえないすごさというのを感じる。
すごく話題になってたからアニメ好きな人はみんな見てるとは思うけど、
未見の人は、途中で切らずにぜひ13話くらいまで一気に見てほしい。
困ったのが単行本どうしようってことですね。
アニメの絵がきれいすぎる弊害として、
さすがにこちらを見た後で原作コミックを見ると「うーん……」ってなる。
アニメで見れる部分はアニメでみて、原作はアニメの続きから読むでいいかな。
アニメでは原作の13巻までらしい。14巻からは単行本で続きを読んでいこう。
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