・日銀は債券利回りを抑える取り組みを強めているが、ブルーベイは他の主要先進国・地域の金融当局の方向性に反するこの政策を日銀が放棄せざるを得なくなるとみている。ブルーベイの最高投資責任者(CIO)、マーク・ダウディング氏(ロンドン在勤)によれば、日銀のイールドカーブコントロール(YCC)は「維持不可能」だ。
・元ゴールドマン・サックス・グループのチーフ通貨エコノミスト、ジム・オニール氏やJPモルガン・アセット・マネジメントのシーマス・マクゴレーン氏も日銀が最終的に金利を巡る姿勢を転換させると予想している。オーストラリア準備銀行(中央銀行)は昨年11月にYCCを放棄した。
おおお。完璧に「サラリーマン金太郎」の世界じゃん! この漫画が描かれたころより日本はもっとやばくなってるけど!
RBCの子会社になって以降のBlue Bayは以前のような独立系ヘッジファンド運用会社ではなく、今や機関投資家相手に伝統的な運用スタイルのファンドを運用する債券のアセマネです。
— こうた (@kota__mita) 2022年6月14日
彼らのプロダクツに所謂グローバル・マクロ戦略のようなリスクの高い運用手法のヘッジファンドはありません。 https://t.co/mK8sD5mXxM
まぁ本当はこうなんですけどね。
一方、日本での進展にも注目しています。日銀のイールドカープコントロール(YCC)への執着によって、内外金利差が拡大する中、日本円は下落を続けています。このことがインフレにもつながる中、日銀は政策転換をしなければならない時期に差し掛かっているかもしれません。もしそうなった場合、日本国債利回りは大幅に上昇すると予想されることから、リスク・リターンの非対称性を踏まえれば、日本金利のショートは魅力的なポジションであると考えています。
https://www.bluebay.jp/globalassets/japan/20220610__md_jp.pdf
ということで、飛ばしタイトルをつけるのは日経だけではないということで。
「サラリーマン金太郎マネーウォーズ編」は2005年の作品です
ヘッジファンドによる「日本国債売り」が延々と続く中で今黒田さんがやってるような日銀による国債買い入れがないとどうなっていたか、を描いてるマンガです。
当時はあまりリアリティがないお話でしたし解決策が金太郎個人のウルトラチート能力に依存したものだったりするのでこの漫画を読んで賢くなるとかは全然ないのですが……。
この漫画が描かれてから20年が経って当時よりはるかに日本が弱くなっており、この漫画で描かれているような話にリアリティを感じられるようになってるのが悲しいですね。
この当時は、日本の中央銀行による国債買取りは亡国への道と描かれていた。今じゃ、どこの国の中央銀行でも当たり前にやっている。今の世界経済って、マネーの世界が際限なく膨れ上がって、どうしようもなくなってますよね……。
日銀「全部買う」https://t.co/MlT7MJCrNt pic.twitter.com/s0ShzEIyfu
— 確認用 (@news9111) 2022年6月14日