・繰り返しになりますが、この作品はマンガワンで無料で読めるので、気に入ったテーマだけでもぜひ読んでみてほしい。気に入ったエピソードはマンガワンで読むと他の人のコメントとか考察が楽しめるので二度おいしい。
・今更だけど本作品はユメちゃんの「クサッ」があるからホラーが苦手な人でも事前に心構えができるってすごい発想だよね。そのおかげでめちゃくちゃ怖い描写を入れても離脱率が低く怖いのが苦手な人でも楽しめるのかなと思う。これ「クサッ!」がないバージョンだったら耐えられない気がするな……。まあそもそも、その場合主人公たちも死んじゃってるだろうし。
・ここで目標金額の半額が達成されたことが語られる。物語もいよいよ折り返し地点を過ぎた、かな?ちょっとずつ設定がにじみ出てきている。ナゴミちゃんの父親(白浜達也)の裏バイトあっせん先が黒岩。黒岩と黒領にはつながりがある?ユメちゃんの両親は「Q」に関わっていて、だからユメちゃんに特殊能力があるという設定なんだろうか……。
・69話の展開は「事故物件」好きな人にはたまらないと思う。この作品が好きな人は、合わせて「ある設計士の忌録」もおすすめしたい。
君の推理は理知的でいつも正しい。しかし「裏」に関しては別だ。往々にして、狂気的な考え方が正解な場合がある
まずは7巻から。
69話~ 探偵助手2回目(20万円×2=40万円)
最後まで読んだあと後2回目読み返したくなるエピソード。キャンプ場にいたクソザコメンタル探偵の小松茶々さん再び。八木さん案件なので給与が少ないがリスクはかなりでかい案件。
「探偵とかミステリ慣れしてる人ほど絶対に死亡フラグを踏む」設計になっている。あまりにやばすぎる間取り。奥に行けば行くほどクサさが増えていく……。しかし後ろにいる依頼人のプレッシャーに追い立てられて、先に進まざるを得ない……。どこまで進むべきか……とシンプルながら演出が光る回でした。
72話~ 気象観測(10万円×9日=90万円)
お、なんだ?ここだけ奈須きのこか?
「別の世界とつながるスポット」が上空にあったという話。クトゥルフ的。展開としてはオーソドックスだけど絵の力が凄い回でした。
なんかこの話は後々の話に絡んできそうだな……。
75話~ 人生レンタル(日給10万円×24日=240万円)
やむなく裏バイトを頼むのではなく、最初から裏バイトを金に換えようと悪意を持ってるやつはユメちゃんが察知してしまうという話かと思ったら、本当にやばいのはバイトの依頼主ではなかったという二段落ち。見破りはしたけど「解脱猫」はかなり強力なトリックだったので、もっと賢い奴が使ってたら危なかったね…。
77話~ 料亭スタッフ(時給1万円×8時間×2日)
って言ってたら本当に風邪ひいて「クサッ」が使えない状態になってる(笑)
「開かずの間を開けたら死ぬ」という普段なら全く問題ない案件だが、危機探知が使えないだけでこんなに怖い・・・というのがわかるシナリオ。かと思ったらそんなに単純ではなく本当に怖いのは怪異ではなかったという。真に恐ろしかったのは…。
80話 トンネルの交通量調査員(日給100万円。ただし橙ちゃんなのでカウントしない)
なんと準レギュラーの橙ちゃんが頑張る話。
この回は、橙ちゃんでなければだめで二人では死んでたと思うので適材適所。
ここから先はまだ単行本買ってないです。
マンガワンで読みたい順番に読んでるので感想が凸凹になってます。
81話~ 遺跡発掘調査補助員(時給1万円×8時間×10日=80万円。Q案件)
鬼畜王ランス難民救済。
「プリコネ」におけるユニ先輩シナリオや「ランスシリーズ」におけるホ・ラガイベント、直近でいうと「チェンソーマン」のハロウィンみたいなやつ。超高位存在について認知してしまうとすべてのことがどうでもよくなってしまうという最大の恐怖。
シナリオの最後におきる現象はオカルト的というよりコズミックホラー的な恐怖が描かれる。
84話~ 工場作業員(時給2万円×5時間×23日=230万円)
「キューブ」系のお話。白い部屋に閉じ込められてただカチカチとボタンを押すだけのバイト。雇い主の目的は……。
最初はリスクがほとんどないが、徐々に殺されるリスクが上がっていく。殺されなかったとしても人間ではなくなるため、どこかでやめなければいけない。「殺されずにずっとバイトを続けている人がいる」というのがミスリーディングで、ユメちゃんの能力がなければまず助からない厄介なバイト。
ナゴミちゃんが、ユメちゃん以外にも情を持って行動する描写がされており、かなり今後が心配になる……。
87話~ ベビーシッター(日給2万円×4日+50万円=58万円)
「チャイルドプレイ」みたいなお話。なろうで人気の「異世界転生もの」において、「転生先の魂はどうなっているのか」という倫理問題はだいたいスルーされるのだがこのエピソードではかなりグロい形で描かれている。
本シナリオでは珍しくエピローグがあり、「少なくともこの世界線では」世界は滅亡しないことになっているらしい。(ただし、本作品では時々世界線が変わったり世界そのものが書き換えられるのでハッピーエンドの保証はどこにもない…)
90話~ 雪まつりスタッフ(日給50万円×1日=50万円)
広告でみかけたのはこれか。だいぶ最新の話持ってくるなあ……。
正直この話はよくわからんかった。現実とのリンクがどうなってるのか・・・?
岸田首相、政敵を殺そうとしたあげくに死んでしまった…。
ここから本当にやばい案件が連続する
93話~ 特殊清掃員(80万円×24件=960万円。黒岩案件)
※今更だけどこのエピソードは特に閲覧注意。どぎつい赤の装飾が目にきつい。
「空の境界」に出てくるような殺人アパートの話。アパートに入った瞬間に別の空間にとらわれる。その空間内で特定のワードを述べると呪われて強制的に自殺させられる。 無事に生き残れたら脱出できる。ちなみに94話のリストでは死者は25名いるはずだし、徳井とか梨本とかその他警官も死亡してるはずだが特殊清掃の実施は24件。件数あってる?
この後1週間休載
裏バイトの作者が休載したときに
— よしき (@yoshiki_anime) 2022年11月19日
アシスタントを裏バイトで100 万円で雇えとか、本当はコロナではなくて怪異ではとか、橙が素直に謝っている、、、これは偽物
みたいなコメントが飛び交っててめっちゃ笑ってる pic.twitter.com/HddN5m7McF
96話~ 探偵助手3(55万円)(Q案件2回目)
・ユメちゃんの両親を探してくれている最中に行方不明になった茶々さんが発見されたが完全にSAN値が0になってしまっていた。
・八木の依頼(本当の依頼主は「Q」の時子さん)で木谷脳研廃墟の4Fに行って「九専」のレポートを取りにいくバイトをするが、建物内で謎の生命体に襲われる。なんとかやり過ごして「完全成功体」に遭遇するが……。
なんかだんだんと終わりに向けた伏線を張っているのかもしれないが情報量が多いわりに真相には踏み込めずに消化不良‥。
読み返してみるとかなりの綱渡りになっている。
1Fで部屋を抜けていったから研究員に気づかれずに済み、配信おじさんが速攻で捕まって手術に入ったから帰りは無事に出られた
1F=実は1Fが一番危険だった。研究員がいる部屋を通ってたら即死。精神成功体の部屋は不気味だけど安全地帯だった。
2F=肉体成功体が3Fにいる超常成功体におびえていることに気づいて最短距離で階段を目指さなければ即死。
3F=超常成功体の真横以外の位置に陣取ると即死。
4F=唯一安全だった。完全成功体は何をしても動かなかったから。
このあと「過去掲載バナー一挙掲載回」
無料なので、この回だけでもマンガワンで読んでみてほしい。
99話~ 軍手落とし(100万円。黒岩案件その2)
100万円もらっても見合わない序盤に登場した極悪案件「治験バイト」以上に生存率が低い極悪バイト。ユメちゃんの危険センサーがあれば全く危なげなく回避できるが、裏バイトのルール①を実践すると死亡確定するのでほとんどの場合は生き残れない。
とにかくQ案件と黒岩案件の極悪さがよくわかる。
極悪案件ラッシュが続いた後でちょっとだけ息抜き回
102話~ コンビニ店員
105話~ 図書館スタッフ
私みたいに普段ミステリーとかオカルトとか読まない人こそおすすめの作品!
いや、私オカルトとかホラーとかミステリー苦手なんだけど、そういう人間でもすっごい面白いのでガチでおすすめです。
もうすぐDMMのスーパーセールが来るから、その時にぜひ読んでね。」