キャラデザ、音楽、映像、いろんなものがハイレベルでした。特に音楽はめちゃくちゃ良かったと思います。
長いので先に結論 :自分の中では序盤は200点くらいの作品だったけど最終的に70点くらいの評価になった
序盤の展開や終盤のセリフなどををみて「最初はこういうふうにしたかったんだろうな・・・」というのは感じたのだけれど結果としてだいぶ違ったものになってしまったなと感じた
マンハッタンカフェ好きの私としては非常に辛い作品でした・・・
私はカフェとタキオンがイチャイチャしているのが見たいだけだったのに、なんでこんなギスギスしたカフェタキを見させられねばならなかったのか・・・(入学直後から分岐しているので完全に別物であることはわかっているんですが・・・)
というのは冗談として。
序盤は最高だったけれど、後半につれてどんどん失速していったと感じています。
私は序盤の展開はめちゃくちゃ面白いなって思いました。
「こういう展開になりそうだ。もしそうなったら最高に面白いな!」っていう理想形のイメージが膨らみ、先がすごく楽しみになっていました。
皐月賞までのシーンでは「これはウマ娘シリーズ最高傑作になるのでは!」とすごく期待していました。
しかし、それが物語の中でどんどん下方修正されていくのを見て、だんだん見ていて悲しい気持ちになっていきました。
これはあくまで妄想に過ぎないのですが、
皐月賞までの展開や演出、それから後半のセリフなどから考えるにこの映画は
「最初はこういう展開で描こうとしていたのではないか」と推測できるものがあるのですが、
FF16と同じようにそれが制作過程において様々な制約と妥協によってどんどん理想から後退していったんじゃないかな・・・と今は考えています。
※具体的に私がどういう理想的なイメージを描き、どう下方修正されていったと受け止めているか、については書くのがめんどくさいのでスペースで語りました。
ネタバレ全開なので、視聴済みの人だけ興味があったらどうぞ。
https://x.com/i/spaces/1vAxRvkDYgkxl
録音をダウンロードできるようにする方法がわからない・・・。
作品が良い悪い以前の問題として、うまくこの作品に自分の脳のチャンネルが噛み合わなかった
この作品を楽しもうとすると、頭の中でかなり器用な入れ替え処理が必要となります。
一度「ウマ娘プリティダービー」で作り上げてきたアグネスタキオンやマンハッタンカフェのキャラクターのイメージをアンインストールし
新しいキャラクターとして映画のキャラを捉え直す必要がある。
「ほとんどのウマ娘にはトレーナーがいない、アプリ世界とは別の世界線のウマ娘」として認識する必要があります。
「アニメ版だってそんなもんだし、シンデレラグレイでもできたんだからこっちでもできるでしょ?」と言われればそうなんですけれど
なんせ私はアプリ版のマンハッタンカフェがたいそう好きなので、今回はうまくそれができなかったなあと思います。
アニメ一期と二期は、アプリが出る前だったので全然問題なくアニメは楽しめました。
RTTもナリタトップロードやアドマイヤベガは確かアニメが出た後にキャラ実装だったような気がするけど違ったっけ?
少なくとも私はどっちのキャラもアプリ版のストーリーを読んでなかったからそれほど違和感は感じませんでした。
ただ、今回はちょっと厳しいなあ・・・という印象。
すでにアプリ版のウマ娘キャラに愛着湧いちゃっているので、キャラデザを少し変えられたくらいでは意識の切り替えが上手く行かなかった。
もっというと「ウマ娘プリティダービー」メインで考えている私としては
アグネスタキオンとマンハッタンカフェの個別ストーリーってジャングルポケットさんとかダンツフレーム抜きで構築されてしまっており
それゆえの二人の独特かつ親密な関係性が結構好きになってしまっているところがあったため
映画版のシナリオにおいて「頭ではIFシナリオであるとわかっている」にもかかわらず、どうしても
親密さが完全に失われて同室でありながらあまり通じあえていない、打ち解けていない関係性を描かれているのがちょっと悲しかった。
「後から生えてきたポッケくんに割り込まれた」かのような感覚を味わって少し脳が焼かれました。
少なくとも「プリティダービー」アプリ版からキャラ改変を食らったような気分にはなってます。
ここからネタバレ感想なので、6/15くらいまでは伏せておきます。
- 長いので先に結論 :自分の中では序盤は200点くらいの作品だったけど最終的に70点くらいの評価になった
- 作品が良い悪い以前の問題として、うまくこの作品に自分の脳のチャンネルが噛み合わなかった
- ストーリーの大筋
- 私がイメージした理想のイメージは「新時代の扉」というタイトルにシンクロする展開でした。
- ストーリーがギャルゲ的な上、キャラの描写がジャングルポケット(主人公)とアグネスタキオン(ヒロイン)に寄っている割に、二人の魅力があまり上手に描かれてなかったように感じる
- 一期や二期と比べて「こういうところがちょっと物足りない」と感じた部分
- 細かい点について
- いろいろ文句っぽいことは書いていますが音楽も演出も素晴らしく、見る人がみればとても楽しめる作品ではないかと思います。私はうまく楽しめなかったのでちょっと悔しい・・・