『男はなぜ孤独死するのか』読了。男性が対人関係において甘やかされた結果、自ら対人関係を築いたり維持したりする努力ができず、結果、孤独から自殺に繋がるという分析に対する処方箋が、人と繋がる、健全な生活、行動活性化、感情の解放、自然と親しむ、というごく地味なものであるのが実によい。 pic.twitter.com/Roexr21Qhg
— 伊藤絵美 (@emiemi14) 2024年8月4日
発達障害とかASDの関係で孤独を選んでる人がいるという事情くらい分かっているだろうに
「甘えてる」とかいいだす人が心理士を名乗ってるのまじでドン引きしますね。
仁藤夢乃さんの心理士界隈版って感じですげえ気持ち悪いです……。
まぁ虐待とかDVとかミソジニーきつい世界だろうから、見すぎて壊れたんだろうなと思うと少し気の毒ではありますが。
「Shrink」という精神科医をテーマとしたマンガでは、精神科医はとにかく患者に過度に思い入れをしてはいけないということを強く教育されるシーンがあります
ところが、まぁ多くの精神科医は患者さんを救おうとする余り、そのルールを破ってしまう。
そして、患者に取り込まれてしまったり、患者と一緒に疲弊して仕事を続けられなくなくなってしまう。
もともとは善意が強かった人ほどそういう罠にハマってしまうことがあるそうです。
さらに精神科医と違って、取得のハードルが低い臨床心理士・公認心理師はそのあたりの職業倫理やプロ意識ががどうしてもゆるくなりがちなのかもしれません。
※TLでは精神科医の女性もまとめられており、そういうの関係なく一定割合で「やられてしまう」人はどうしても出てくるのは避けがたいと思います。
むしろ、人の心の悩みや病に常日頃から向き合って、それでも染まらずにいるというのは並大抵のことではないということがわかるので「患者から一定の距離を保ち公正を保ちながら適切な医療行為を継続できる人」のほうが稀有な存在なのかもしれません。
もしそんな先生がいたら、当たり前と思わずに強く感謝しないといけないですね。
それにしても今回の件は、「ミステリと言う勿れ」の恣意的な切り抜きを考え無しに賞賛していたポリコレ界隈の人たちと同じことの繰り返しに見えますね。
文脈でみると明らかに不自然な切り抜き部分を賞賛してたわけですが、実際に本を読んだ側としては「このシーンはそういう意味じゃないぞ」ってなったし
まして、一番絶賛されていた切り抜き部分はまさかの「ネット創作小説でした」というオチだったわけですがもうみんな忘れてるんだろうな。
なんかこういう憎悪煽りに対してYESもNOも言いたくないので。どうせならちゃんと本読もうかなと思います。
男が自殺するのは甘やかされていて無責任だからこの本今読んでるけど普通にめちゃくちゃ面白いよ。独身男性の皆さんにこそ読んで欲しい。
2024/08/08 17:41
この本今読んでるけど普通にめちゃくちゃ面白いよ。独身男性の皆さんにこそ読んで欲しい。 - motchang のブックマーク / はてなブックマーク
ということで、8月5日は私の誕生日だったし久々におねだりしてみる。
別にこの本じゃなくてもいいので、プレゼントしてくれると喜ぶぞ。
とりあえずプレゼントしてもらった本は1週間以内に読みます。感想も書きます。
ちなみに、現時点でも伊藤さんのように「エコチェンの中で賞賛されるためだけにしょうもない切り抜きをするような人」ばかりではなくちゃんと本を読んで感想を書いてる記事がすでにたくさんあります
コレを見る限り、伊藤さんのツイートが以下にミサンドリに侵されており、それを留保なく支持する女性はさらに深刻な状況であることは確かなようです
・あくまでも孤独それ自体がテーマであり、孤独死がテーマになっているわけではない。孤独死が良い/悪いという話はないし、家で一人で死ぬことに関する言及もない。
・本書は別に男性を責め立てる本ではない。様々な生物学的・社会的な要因が男性が歳を重ねるごとに孤独にする現状を解説していくからだ。
・重要なのは自分の孤独を癒やすという観点だけではなく、まず他者にさり気なく気を使ったりと、まず他者の孤独を意識することにあるのだろうというのが本書を読んでの感想であった。
青年期までは友人に恵まれていても晩年になると孤独に陥る男性は少なくない。そこには複数の要因が関わっている。
1:まず「甘やかされる」こと。
2:独立性の過度な重視や、地位・収入などの社会的名声への過剰な執着も、人間関係の軽視や、それを築く能力の萎縮を男性にもたらす。こうして「社会的な孤独」という客観的状況を「感情的な孤独」として感知するセンサーの感度が女性よりも鈍くなってしまい、問題の深刻さに気づくのが遅れてしまう。
3:では、どうすればよいのか。著者はシンプルだが中高年男性にも実行しやすい実践を提案する。
・旧友と再会したり新しい友人を作り交友関係の維持に努める。
・同窓会を定期的に開催し、まめに誰かと電話で話す。
・友人とのスポーツ観戦や、適度であれば共に酒を酌み交わすなど
孤独を引き起こす3つの要因を自覚せよ!
1.男は対人スキルを学習しないまま大人になる
2.男は自立を重んじプライドが高く、人の手を借りるのが苦手
3.男は家族や友人よりも仕事、地位、お金を優先する
→ゆえに孤独死する確率が高くなる。