頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

最近のこのブログのお気に入りは「アークナイツ」です
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アークナイツ14章「慈悲光塔」 22話 ランスシリーズをプレイしてきたものに取ってあまりにも感慨深い展開・・・

14章だけのシナリオを読むだけで10時間以上かかるというクソ長いストーリーだったがここまで読み進めてよかった・・・。


ぶっちゃけアークナイツのシナリオあまりに長いので最近ちゃんと読めてなかったのだが、Xiaomi Padを買ったことによって、エアロバイクを漕ぎながら1日1時間ずつコツコツ読むことができるようになったことで、まずメインストーリーに一気に追いつくことができるようになった。
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みんなもなにかのPadとエアロバイクのセット、あと骨伝導イヤホンをセットで買うと良いかもしれないゾ。



ついにアークナイツが5年かけて紡いできたストーリーのうち「テレジア」の物語に完全な終止符が打たれることになった。

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サルカズにとっての平和を願って戦い続けたテレジアの旅路は終わった。

彼女は「BABEL」シナリオの時にすでに死んでいたが

彼女が手に入れた「権限」を利用しようとした聴罪師クイサルトゥシュタの儀式により
テレジアそのものではなく「サルカズの魂の一部」として復活させられ、アーミヤ達と対峙することになる。


「権限」についてはこちらの動画を参照。
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最初はテレジアはサルカズのために力を振るっていたが「サルカズの魂」の機能を書き換えることに成功した。



その後「アナンナ」の内なる世界の中では「テレジアそのもの」としてアーミヤたちと向き合いアーミヤやケルシー、そしてドクターやウィシャデルに己の夢やその先を託すことができた。
ウィシャデルやロゴスはわかるが、なぜアーミヤやケルシー、ドクターが内なる世界で彼女と向き合うことができたのかの仕組みはよくわかってない。



「諸王と英雄は二度と我の言葉に応えず、彼岸は誰ひとりいなくなる。
 殿下、今日より後、サルカズの魂は存在するのであろうか?」
「いいえ。」
「彼岸にて松明を灯す渡守はおるだろうか?」
「もういないわ」
「未来において、大地から失われた同胞はいずこへ帰る?」

(中略)

「今後、サルカズの魂は私達の枷ではなくなり、源石も私達のが背負う罪ではなくなる。
去ることは私達の解放でもあるのよ。
私達は、変えることができる未来を初めて手にした。
サルカズはもう歴史の枷のために生きなくて良い。
私達はただ生存のためだけに生きる。この大地の他のものと同じ用に、苦難に対して平等に戦う。

めちゃくちゃ乱暴に言うと、はじめの源石「アナンナ」はランスシリーズの魔血魂を思い出させるよね

もちろん、テラの世界においてはアナンナの力はそれ以上に強力なものである。

だが、少なくと「サルカズ」という種族にとっては魔血魂である。

圧倒的な力と、それから「サルカズ」の受けてきた迫害の記憶を全て閉じ込める。


サルカズは強力な「魔王」の力を継承することができるが
「魔王」は血の記憶に縛られ、負の感情や記憶から逃れることができなかった。
大陸にある他の人々を滅ぼすことでサルカズの安住の地を築こうとした。
しかしその願い故に、サルカズは「魔族」と呼ばれ、
強大な力を持ちつつもその他の人類から恐れられ、忌み嫌われ、迫害され、差別され、住む場所を奪われ続けてきた。



しかし、テレジアは「魔王」でありながら、魔王の宿命を拒否した。
「魔王」としてサルカズの魂の呪縛に屈することを拒否した。

ランス10においては「魔王ランス」が15年にわたり魔血魂に抗い続けたが、テレジアは抗うのではなくて完全に切り離した。


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私はだいぶ前から「アークナイツ」は、ランスロスに苦しんでいた私を救ってくれた存在だというふうに言ってきたが
もはやロスを埋めるどころではなく、その先を見せてくれる作品であるように感じている。



まだ生きていたい。生きていても良いと思わせてくれる存在があることは本当に嬉しい。




ハイパーグリフ君、本当にありがとう。



サルカズは「イスラエル」をベースにして作られた種族と言われている。
現実のイスラエルは、己の生存のためにガザを滅ぼし尽くし、それ以外にも敵対する者を許さじとする「魔族」のような振る舞いを見せている。
そして、そんな国を世界最強国家であるアメリカがバックアップしており、もはや何者にも止めがたいような絶望を漂わせている。

現実に対してどうすればよいのかはまだ私にはわからないが、本作品は少し希望を見せてくれた。