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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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ドラマ「放課後カルテ6話」の予習   子供が親のこと嫌いじゃないけど好きになれないし許せないってそんなに悪いことかな?

tver.jp
ひとまずザッピング視聴しましたが、今回は主に原作31話からですね。7巻の内容になります。

このエピソードは先生やってた人ならみんなぐっと来るんじゃないかな。

原作ではめんどくさいけど共感もできるキャラとして描かれていた篠谷先生

ドラマだととにかく刺々しくてなんか違う・・・っていう感じだったのだけれどそんな篠谷先生がメインのエピソードです。

とても教師というものに高い理想を抱いており、それを周りの先生にも押し付けがちだった篠谷先生。

生徒に悪口を流されていることに気づき、それに悩んで不眠症になってしまった先生。

臆病になって、そのせいで生徒の問題を見逃してしまうとマイナスの事象が続く。

そのせいで「自分のかくあるべし」が崩れていき、ますます不安になってしまう・・・。



そんな篠谷先生を見て、嫌われているどころか病院を追放までされたがふてぶてしく生きている牧野が諭す。

自分はその程度だと自覚しろ。理想を掲げても到底及ばない、と。
どんな程度だろうと教師であるならその意味を履き違えるな。
そこに悩んで倒れるのか、そのために動けるのか。

人間同士向き合うなら当然好悪は生じる。
とにかくどれだけ隠しても気持ちは体調に現れるんだ。
(生徒のためを思うなら、まず自分を大切にしろ)

篠谷先生のエピソードと一緒に、クラスの女の子においていかれたくなくて万引きしてしまった女の子のエピソードも。


仲間はずれが怖いのは先生も本当はみんなも同じだよ。
だけどそれが、「自分を壊してまで」みんなに合わせる方向に向かわせる理由にして良いはずがない。
怖くならないようにしてきたのは自分なんだから、その自分をちゃんと認めてあげて。

おとなになれば強くなれるわけじゃない。
不安に上手に蓋をできるようになっただけ。
結局は自分と向き合うことができないと、ふとした瞬間に不安が理由で良くない行動に走ってしまってもおかしくない。

子どもと先生の両方をペアで描くことで、とてもグッと来るエピソードになっていました。


問題児「三本」さん登場。陰口で人とつながり、友達を「ダサイ」などの言葉で操ることでしか人と一緒にいられない捻くれ者

こどもならまだ仕方ないかもしれない。

まぁはてブにはいい年をしてこの子の同じことしかできないカスがいますけどね・・・。
私はクソな立ち回りをしているはてブ民を見るとこの三本さんを思い出します。

はてブ民は7巻を読んで、自分がやってることがこの三本さんから何も成長してないことを実感して悶えてほしい。
三本さんの問題もかなり根深いので、まじて三本さんに特化した記事を書きたいかもしれない。 




藤野(水本さんのエピソードでも暴れてた悪ガキくん)くんの母親も登場

こんな感じで、7巻くらいから、子どもたちは一度登場して終わりじゃなくエピソードを重ねながらキャラとして厚みを増していく。
このあたりから原作が本当に面白くなるので、みなさんもぜひ読んでほしいです!





親を好きになれない「水本」さんと「藤野」くんは今後も何度か登場します。


親は親で大変なんだけれど、子供がそれを理解して許さなければいけないわけじゃないよね。

医療マンガだからなのか、それとも作者の誠実さからなのか。
家庭の問題を安易に解決しない。解決できないまでもつきあってやっていくしかないってあたりをまっすぐ描いてくれていて、本作品のそういうところがすごく好き。


原作エピソード

29話 アレルギー性鼻炎(前任の先生に懐いていた女の子)

ネットでアレルギーのあるものを見てイライラするのは自分を大事にしてないってことかもしれないですね。反省。



30話 オスグッド病 (塾だからサッカーをやめなければいけないと思っている男子)




作者のあとがきが本当にいいのよこの作品は・・・この作者さんの次の作品も読みたいですね。