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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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推しの子は、テーマ自体が4つあってどのテーマをメインにするのかという「テーマのラブコメ」状態になっていた ⇒ 自分が求めていたテーマが選ばれなかったファンが伏線回収されなかったと感じている?

山田玲司センセーが解説してたようにサスペンス、アイドル成長物、学園ラブコメと欲張り三点セットで風呂敷広げたのがヒットの要因だし、上手く畳めなかったのが読者の不満。

「自分が期待したような展開にならなかった」ことを「伏線回収されていない」という言い方で批判している人もいるのではないだろうか

「ぼく勉」で水泳部キャラのうるかが冷遇されたことに未だにキレ散らかしている人がいたり

「五等分の彼女」で三女が好き過ぎて未だに「三女は負けておりませぬ」という同人誌を作り続けていたり

「最後は長女を中心としたハーレムエンドで終わる」という展開の124ページの同人誌を作ってC105のDL同人で売上1位を叩き出したりしてる。



つまりラブコメはたとえどんなにストーリーがよい作品であっても、自分が好きになったヒロインが選ばれなければ許せないという人はいるということです。

ちなみに私は「五等分の彼女」では二女のニノちゃんが一番好きだったので、選ばればヒロインを祝福はしつつ自分の中では結末はなかったことになっており、春場ねぎ先生の新作も一切読んでおりません。

読んだ人は、面白かったら私に紹介してください。


推しの子は4つの要素を同時に進行させてファンを魅了したが、最終的にどれも選ばなかった

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双子として生まれた五郎と妹は、両方ともアイドルのファンだった。
物語は、サスペンス&復讐譚、アイドル成長物、学園ドラマ、恋愛の要素を持つ豪華な構成。
読者の共感を得るために、リアルな願望と非現実的な設定が組み合わされている。

最低でもこの中の4つに着地させていればまあ少なくともその人たちは救われたのかも。

ただ、タチが悪いことに

赤坂アカが結末に選んだのは、この4つのどれでもなく5つ目のテーマなんですよね。

つまりインスタントバレットで描かれてたのと同じ


作者いわく最初から結末は決まっていたため、この要素はちゃんと節々に取り入れられています。

撮影でもともとゴローちゃんが勤務してた場所に行ったときとか結構露骨に描いてた。

でも、ここがメインのテーマであることはあんまり認識されないまま最後まで行ってしまった。

どうにかもっと作中に入れようと思ってたはずなんですが、うまく行かなかった感じでしょう。

やっぱりこれ、インスタントバレットの打ち切りのトラウマがあるのかなと思ったり思わなかったり。



赤坂アカ先生はね、「恋愛代行」みたいに恋愛方面ばっかりやってちゃダメだし、ボカロやVTuber文化なんかに救われちゃダメだし、「インスタントバレット」みたいにくそったれた世界を破壊する物語を描かないとダメなの(マキマさん)

「推しの子」はカミキヒカルがラスボスとして弱すぎるという批判がよくされるのですが

そりゃそうでしょう。

赤坂アカ先生が本当にラスボスとして描きたかったのは、理不尽な社会に対する諦めとか無力な自分自身とかそういうものっぽいんだよね。

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描けるものなら「しどうりゅうせい」とか「拓銀令嬢」みたいな豪快な物語を描きたいんじゃないかなあ。



そして、彼が本当に描きたいテーマというのは

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