これについての理想形はしんざきさんの記事で語られている部下なのだが
「そもそも困っているのに報告をしない部下が何を考えているのか」を理解したい。
そんなあなたはこの本を読むべし。読むべし!
私自身がこういう人間なので「まじでこれ」と太鼓判を押したい。
(ちょっと脱線)そもそも、相手に伝わるように自分の意思を伝えるってそれなりに高度な教育または日頃の会話で鍛えてる人間のみが持ってるスキルだと思う
これをだれもができると思っている事自体がそもそも前提を間違えている。
いや、昔はこれみんなできると思ってたけど勘違いも良いところで、できない人はマジでできない。
私はMさんという「よく喋るくせに相手に伝わるように喋ることが致命的に下手くそな人」と10年以上付き合っていたことでようやく理解できた。
これ他の人にも弾があたる可能性あるのであんまり言いたくないのだけれど、20代後半までに「他人に自分の考えや意思を伝える」ことを真剣に考えなかった人がそこからできるようになるのは相当ハードル高いと思う。 もっと具体的に言うと「学校で国語の勉強を真面目にやってこなくて基礎ができてない人」&「友達が少なすぎて家族みたいに察してくれる人としか会話しないまま20代後半まで来た人」はまじで、本気で本とか読んでゼロから勉強しないと多分できるようにならない。これについてはどれだけSNSとかはてなブックマークを一生懸命やってもほとんど無駄だ。おそらく途中からはもう能力の問題というより心持ちの問題なのだと思う。
で、話を戻して「どうすれば部下が報告をするようになるか」だけれど「部下が報告しやすいフォーマットを作ってとにかく書かせまくる」以外にないです。
解決策はだいたいこの2つ。
・「整理しなくても情報を吐き出せる」くらいのところまで報告の型を決めておく
(そのために何度かヒアリングを行って、報告のお手本を作り、これなら報告できるというところまで型を作る)
・「報告をしたらどういう対応をするか」を先に予告しておく
(報告のルールを守る限りにおいてはしっかり守る・評価するなど「自分を律するルール」をちゃんと部下に提示する。クソ上司は報告した時に思い通りじゃなかったり気分次第で八つ当たりして報告する気をなくさせる。挙げ句に部下が報告しないとかいうことを平気で言うサイコパスだったりする。2つ前の会社の上司の恨み言なら数時間は喋れるゾ)
とにかく、ここまでやっておかないとまず間違いなく報告しない。
面倒臭いと思うだろうけれど、ここまでやると逆にめちゃくちゃ報告してくるから一度やってみて欲しい。
できない部下はちゃんと見下せ!
対等だとか思うから遠慮して「相手の自主性に任せる」ってやってしまう。「できない」とわかってるんだから相手の自主性に任せるという項目を一旦すべて否定すべき。「こいつはマジで全然できないやつだ」という事実を受け入れたら、「ゼロから教えたほうが楽」って判断になる。面倒だけれどゼロからどうするべきか教えていけば、詰まってるところは結構分かる。
育ちが良い人ほど、そこまで丁寧にゼロから説明するのは相手をバカにしてるのではないかと遠慮するのだけれどありもしない相手への期待を理由に腹を立てるくらいなら、遠慮しないで心の中では「こいつはガチのバカだからこの教え方でいいんだ!」って連呼しながらゼロから説明したほうが問題は解決しやすい。
ただね。便宜的にとは言え「バカと思え!」「あえて見下せ!」って強い言葉を書いたからフォローしておくと「ゼロから教えればちゃんとできるようになる人」はそんなにバカじゃないよ。その人達は、自分がわかってないという自覚があって、わかってないことを教えれば吸収しようとしてくれるわけだからむしろすっごい優秀だよ。これに文句を言ってる人、バチがあたっても文句言えないよ。こういう人すら大事にできない上司なんか無能の烙印を押されるべきだよ
ガチのクソ馬鹿野郎というのは、バカのくせに自分をバカだと認めるのが嫌なので、わかってないくせにわかったふりして間違った覚え方とかしてるから。国民民主党とかれいわ新選組の支持者とか見たらわかると思うけれどあのタイプね。間違いを指摘されても受け付けないし、丁寧に基礎から教えようとすると無意味なプライドを守ろうとして拒否したりするから。 このタイプが一番の害悪なので、真の害悪アホバカクソ野郎をしってると、ゼロから教えるだけでできるようになる人はむしろ超優秀だと思えるようになる。